クレジットカード業界の動向や現状、ランキング

1枚のクレジットカード

クレジットカード業界の動向や現状、ランキングなどを分析しています。クレジットカード取扱高の推移グラフ、2022-2023年の業界の動向とキャッシュレス化の現状などを解説しています。

クレジットカード業界(2022-2023年)

クレジットカード業界の推移と基本情報

業界規模

1.6兆円

成長率

0.6

利益率

16.0

平均年収

663万円

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年
  • 22年

クレジットカード業界の過去の業界規模の推移を見ますと、直近では横ばいで推移しています。

クレジットカード業界の動向と現状(2022-2023年)

2022年のカード取扱高は過去最高 経済再開とECが追い風

経済産業省の「特定サービス産業動態調査(2023年2月公表)」によると、2022年のクレジットカードの取扱高は、前年比16.7%増の80.6兆円でした。2022年は過去最高のクレジットカード取扱高を記録しています。

クレジットカード取扱高の推移

クレジットカード取扱高の推移(経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

クレジットカード取扱高の推移を見ますと、一時的に2020年は減少に転じましたが、中長期的には増加傾向にあります。

近年のクレジットカード業界の動向を振り返りますと、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、小売店や飲食店、旅行やホテルなどの実店舗の取扱高の減少により減少となりました。一方で、巣ごもり消費によるインターネット通販の普及に伴い、EC系のクレジット決済の利用は拡大傾向にありました。

2021年後半-2023年はコロナからの経済再開の動きを受け、実店舗の消費も回復傾向に。ECも引き続き堅調に推移しました。直近では「非接触決済」の需要の増加なども業界の追い風となっています。

その他、電気や水道といった公共料金、ふるさと納税および法人税や相続税、源泉所得税などの一部の納税も可能になるなど、ここ数年でクレジットカードの利用範囲は拡大しています。さらに最近ではカードの利用率のみならず、普及率も伸びています。日本クレジット協会の調査によると、2022年のクレジットカード発行枚数は3億101万枚で、一人当たりの平均保有枚数は2.9枚となりました。

一方、カード会社の収益源である加盟店手数料においては日本は国際的に高い水準にあります。大手流通業者からや政府からの中小店舗の引き下げ要請など、全体的に下げ圧力が働いています。今後、こうした下げ圧力はさらに強くなるものと見られ、収益性低下に伴う対策が必要となります。

日本のキャッシュレス比率は36% 今後も成長の余地が

経済産業省の調査によると、2022年のキャッシュレス決済比率は36.0%でした。近年では日本のキャッシュレス化が進んでいますが、欧米諸国の40~60%と比較するとまだまだ低い水準にあります。

こうした状況により、政府は「キャッシュレス化」を推進。キャッシュレス決済の普及拡大を図り、2025年までにキャッシュレス決算比率を40%に高める目標を掲げています。こうした動きはクレジットカード業界には追い風となっており、今後もクレジットカードの利用が促進される可能性があります。

逆説的ではありますが、キャッシュレス化が遅れている日本は成長市場と目され、異業種の参入が相次いでいます。ソフトバンクGPの「paypay」や楽天の「楽天pay」、ラインの「LINE pay」などの『QRコード決済』、交通系の「suica」や「pasumo」、その他、「iD」や「nanaco」といった電子マネーなど、新たな決算手段が普及しています。

QRコード決済や電子マネーにおいてはスマートフォンでの決済が可能なため、使い勝手の良さが消費者に受け浸透し始めています。また、クレジットカード会社に比べ、QRコード決済や電子マネーの手数料は低く抑えられており、手数料がネックである中小の店舗の間では、クレジットカードに比べて普及しやすい傾向にあります。

クレジットカード業界は、国内でもタッチレス決済化を進めていますが、多様化する決算手段との競争が激化する中で、どう差別化を図っていくのか難しいところです。クレジットカードならではの特徴と利便性に着目したサービスが今後期待されます。

クレジットカード業界 ランキング&シェア

クレジットカード業界の営業収益ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することでクレジットカード市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

クレジットカード業界 営業収益&シェアランキング(2022年-2023年)

※SBI新生銀行はアプラス事業の売上高です。シェアとはクレジットカード業界全体に対する各企業の営業収益が占める割合です。シェアを比較することでクレジットカード市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれクレジットカード業界の詳細ランキングページにジャンプします。

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