製紙業界に何となく興味は持っているものの業界の事は詳しく知らない。仕事内容は？職種は？志望動機は特にないけど大丈夫？など製紙業界の就職や転職に役立つノウハウをまとめました。
製紙業界とは木材（パルプ）と古紙を原料に紙や板紙、段ボールや紙バッグ等の生産に携わる産業のことを指します。
製紙業界に属する企業は日本製紙、大王製紙などの紙・パルプ系、レンゴー、リンテックなどの加工品系、王子製紙などの総合系に分けられます。
近年では国内の紙需要は頭打ち傾向にあります。 インターネットの普及による紙依存の低下も後押しし、紙・板紙の国内出荷量は伸び悩み。国内市場は成熟期を迎えています。
製紙業界に就職するには、はじめから気になる企業に就職するか、上記に挙げた分類（紙・パルプ系、加工品系、総合系）から選択するか、また職種では事務系採用と技術系採用に分かれるため、好みの職種から選択するかのいずれかになります。
また、日本の製紙業界は王子製紙と日本製紙グループ本社のシェアが高くなっており、業界における2社の影響力は強く（参考：製紙業界シェア&ランキング）、就職においてもこの2社を無視することはできません。
さらに、国内の製紙業界は本業の製紙事業が低迷傾向にあります。製紙業界に就職を考える際にはこのことを考慮し、合併や買収など新たな再編が起こる可能性も視野に入れておく必要があります。