建設業界の志望動機のヒントについて解説しています。
就職活動をする学生の方に非常に多い悩みが「志望動機が特にない」、「明確な志望動機が思いつかない」といったことです。こうした悩みを持った学生さんは多く、多くの学生さんは志望動機の作成に頭を悩ませています。
一方で、履歴書や面接の質問には必ずと言っていいほど志望動機が聞かれます。「なぜこの会社に入りたいのか」、「なぜこの仕事をしたいのか」、「なぜこの業界を選んだのか」などです。
本記事では履歴書や面接で必ずといっていいほど聞かれる志望動機のうち、建設業界特有の志望動機についてヒントを解説します。
ただし、はじめに断っておきますが志望動機にこれといった正解はありません。志望動機は人それぞれですし、ここで掲載されていることをそのまま真似したとしても面接官は必ず見抜きます。あくまで一つのヒントとして活用し、自分のオリジナルな志望動機を作ってみて下さい。
企業は人を求めています。企業の面接担当者は「この人が当社に何を貢献してくれるのか」を見ています。あなたが何を貢献できるかはあなた自身が一番分かっています。あなたの持っているスキルや特技、人柄など些細なことでも結構ですので、何を建設業界に貢献できるか、あなたが貢献できることから志望動機を考えてみましょう。
あなたの過去の経験から志望動機を探ります。経験といっても建設業界に直結する経験でなくて結構です。アルバイトや留学、クラブ活動など何でも結構です。あなたが過去に一生懸命に取り組んだことの中から何を学んだのか、そしてその学んだことをいかに建設業界に貢献できるかを述べます。
アルバイトや派遣社員などで過去に建設業界に携わっていた人はその経験から、特にマイナスの経験から志望動機を探し出します。企業の面接担当者はできるだけ長く働いてくれる人を求めています。新卒者の離職率は高いのが現状で、新卒者の3年以内の離職率は3割を超えると言われています。つまり、面接担当者は新卒者に「すぐにやめてほしくない」のです。
こうした事情を把握した志望動機は面接担当者の心をつかみます。実際に建設業界で働いたことのある人は、働いてみて大変だったこと、つらかった事などマイナスの経験を具体的に述べ、それでもこの業界に入りたいという強い意欲をアピールします。
建設業界に関連する資格や免許(建築士、建築施工管理技士、土木施工管理技士など)を持っている場合はその資格を志望動機の一つとして挙げることができます。ただし、単に資格を持っているからこの業界を志望したという理由は弱いですね。なぜ資格を取ろうと思ったのか、資格を取得する過程で興味を持った点、資格と建設業界との関連性などより具体的な例をあげる必要があります。
今あなたがこの記事を読んでいるということは、少なくとも建設業界に興味や関心があるということです。その興味や関心を掘り下げ志望動機に変えます。なぜ建設業界に興味があるのか、建設業界ならではの特色は何か、他の業界にはない魅力は何なのか、など深く掘り下げあなたオリジナルの志望動機を考えてみて下さい。