IT業界の志望動機のヒントについて解説しています。
就職活動をする学生の方に非常に多い悩みが「志望動機が特にない」、「明確な志望動機が思いつかない」といったことです。こうした悩みを持った学生さんは多く、多くの学生さんは志望動機の作成に頭を悩ませています。
一方で、履歴書や面接の質問には必ずと言っていいほど志望動機が聞かれます。「なぜこの会社に入りたいのか」、「なぜこの仕事をしたいのか」、「なぜこの業界を選んだのか」などです。
本記事では履歴書や面接で必ずといっていいほど聞かれる志望動機のうち、IT業界特有の志望動機についてヒントを解説します。
ただし、はじめに断っておきますが志望動機にこれといった正解はありません。志望動機は人それぞれですし、ここで掲載されていることをそのまま真似したとしても面接官は必ず見抜きます。あくまで一つのヒントとして活用し、自分のオリジナルな志望動機を作ってみて下さい。
企業は人を求めています。企業の面接担当者は「この人が当社に何を貢献してくれるのか」を見ています。あなたが何を貢献できるかはあなた自身が一番分かっています。あなたの持っているスキルや特技、人柄など些細なことでも結構ですので、何をIT業界に貢献できるか、あなたが貢献できることから志望動機を考えてみましょう。
また、IT業界はシステム開発などでチームを組んでプロジェクトを遂行する場合が多いものです。スキルや知識以外にもコミュニケーション能力が必要とされる業界ですので、この能力が高い人は面接官に積極的にアピールしましょう。
あなたの過去の経験から志望動機を探ります。経験といってもIT業界に直結する経験でなくて結構です。アルバイトや留学、クラブ活動など何でも結構です。あなたが過去に一生懸命に取り組んだことの中から何を学んだのか、そしてその学んだことをいかにIT業界に貢献できるかを述べます。
アルバイトや派遣社員などで過去にIT業界に携わっていた人はその経験から、特にマイナスの経験から志望動機を探し出します。企業の面接担当者はできるだけ長く働いてくれる人を求めています。新卒者の離職率は高いのが現状で、新卒者の3年以内の離職率は3割を超えると言われています。つまり、面接担当者は新卒者に「すぐにやめてほしくない」のです。
こうした事情を把握した志望動機は面接担当者の心をつかみます。実際にIT業界で働いたことのある人は、働いてみて大変だったこと、つらかった事などマイナスの経験を具体的に述べ、それでもこの業界に入りたいという強い意欲をアピールします。
IT業界に関連する資格を持っている場合はその資格を志望動機の一つとして挙げることができます。ただし、単に資格を持っているからこの業界を志望したという理由は弱いですね。なぜ資格を取ろうと思ったのか、資格を取得する過程で興味を持った点、資格とIT業界との関連性などより具体的な例をあげる必要があります。