化学業界のランキング、動向、現状などの研究レポート。

化学業界

CHEMISTRY

化学業界の動向、現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで化学業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

28兆5,217億円

(12位/123業界)

伸び率

+5.6%

(64位/123業界)

収益性

+4.4%

(48位/123業界)

平均年収

631万円

(47位/123業界)

化学業界の現状と動向

グラフは化学業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。

化学業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

平成27-28年の化学業界の業界規模(主要対象企業194社の売上高の合計)は28兆5,217億円となっています。

  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年
  • 22年
  • 23年
  • 24年
  • 25年
  • 26年
  • 27年

化学業界の過去11年間の業界規模の推移

原油価格の下落、景気の回復に伴い業績も改善

化学業界の過去の推移を見ますと、平成17年から19年までは増加傾向。平成19年から21年にかけて減少となり、平成22年から24年までは横ばいで推移。平成25年には再び増加に転じています。

平成19年までの化学業界の好調を牽引してきたのが、中国などアジア市場の需要拡大によるものです。こうしたアジア市場の活況により、化学大手5社は平成20年3月決算で過去最高の売上高を記録。業界規模も順調に拡大してきました。

しかしながら、平成20年に入り、世界的な原油価格の高騰で石油化学事業を中心に収益が減少。さらに20年後半以降は金融危機等の影響で需要が減退。平成22年3月決算(他時期決算企業あり)でも主要化学メーカー195社中168社が売上高前年割れを記録しています。

平成22年には回復したものの、化学品の世界的な需要減や石油化学分野の業績悪化の影響などを受け、平成24年までは横ばいを記録。平成25年以降は、石油価格の下落、世界景気の回復に伴い、再び増加に転じています。

プラントの停止、汎用品分野からの撤退など動きが活発化

化学業界は一般的に、石油や天然ガスを原材料に、樹脂やゴム、合成繊維などを作り出します。一般に石油化学とも呼ばれ、化学業界は原料となる石油の値段が業績に大きく影響します。

平成23年から25年は世界的な原油価格の上昇の影響により、化学メーカーの収益性が悪化。リーマンショック後の景気拡大局面にもかかわらず、業界全体での業績は足踏み状態でした。平成26年ごろから原油価格が下落局面に。原材料の下落に加え、円安基調もプラスに働き、業績も若干の増加に転じています。

原油価格の下落に伴い、近年、増加傾向にある化学業界ですが、今後の見通しはさほど明るくありません。各社とも危機感を持っており、国内外で様々な動きが見られます。

平成21年には業界3位の三井化学が東セロを完全子会社化。また、同年2月には東レが新日本石油、三菱重工業など民間6社でバイオエタノール革新技術研究組合を設立。翌22年には三菱ケミカルHDが三菱レイヨンを連結子会社化しました。

また、三菱ケミカルHDの子会社の三菱化学は平成26年に鹿島事業所のプラント2基のうち1基を停止。住友化学も平成27年までに千葉工場のプラントを停止する予定。

さらに平成28年には旭化成と三菱ケミカルが共同で岡山県の水島工場の再編に動き出します。化学メーカー各社は、設備過剰となっているエチレンプラントの停止や再編を行うことで収益の改善を試みます。

近年の化学業界は、低価格した汎用品分野からの撤退、プラントの停止など収益性の向上を図る取組みを積極的に行っています。

また、近年、乱高下する原油価格の影響を少なくするため、石油化学への依存度を下げる取り組みも見られます。近年は増加に転じた化学業界ですが、いまだ先行き不透明な状況が続き、さらなる経営体質の改善が進むものと見られます。

化学業界シェア&ランキング

化学業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで化学市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

化学業界 売上高&シェアランキング

  企業名 売上高 シェア
1 三菱ケミカルHD 3兆8,230 13.4
2 住友化学 21,017 7.4
3 三井化学 13,438 4.7
4 信越化学工業 1兆2,798 4.5
5 旭化成 8,355 2.9
6 DIC 8,199 2.9
7 日東電工 7,930 2.8
8 東ソー 7,537 2.6
9 エア・ウォーター 6,606 2.3
10 宇部興産 6,417 2.2
※シェアとは化学業界の規模(対象企業の194社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで化学市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ化学メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

化学業界 その他のランキング

化学業界 周辺・関連コンテンツ

化学業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
化学業界 対象企業一覧
三菱ケミカルHD、住友化学、三井化学、信越化学工業、旭化成、DIC、日東電工、東ソー、エア・ウォーター、宇部興産、大陽日酸、三菱瓦斯化学、積水化学工業、カネカ、日立化成、日本ペイントHD、東レ、ダイセル、JSR、デンカ、日亜化学工業、関西ペイント、日本触媒、トクヤマ、日本ゼオン、東洋インキSCHD、ニフコ、ADEKA、住友ベークライト、日産化学工業などの計194社
注意・免責事項
当化学業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツは上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。業界データは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。