化学業界のランキング、動向、現状などの研究レポート。

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化学業界の動向、現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで化学業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

化学業界 基本情報(平成25-26年版)

  • 業界規模:27兆1,457億円
  • 経常利益計:2兆0,216億円
  • 売上高純利益率:+3.6%
  • 過去5年の伸び率:+2.5%
  • 総資産額:35兆5,319億円
  • 労働者数:162,913人
  • 平均年齢:40.6歳
  • 平均勤続年数:15.7年
  • 平均年収:610万円
  • (平成25年7月-平成26年6月 決算)

用語・グラフの意味
業界規模は下記対象企業一覧(化学業界)193社の売上高の合計を表しています。過去5年の伸び率は過去5年間の業界規模の対前年比の平均値を表したもの、経常利益計、売上高純利益率、総資産額、労働者数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収は下記対象企業一覧それぞれの合計もしくは平均を表したものです。グラフは各指標を7段階に分け視覚化したものです。

近年の化学業界の現状と動向

右記グラフは化学業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。

化学業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

平成25-26年の化学業界の業界規模(主要対象企業193社の売上高計)は27兆1,457億円となっています。

世界経済の回復に伴い、平成25年は増加に転じる

化学業界の過去の推移を見ますと、平成17年から19年までは増加傾向。平成19年から21年にかけて減少となり、平成22年から24年までは横ばいで推移。平成25年には再び増加に転じています。

平成19年までの化学業界の好調を牽引してきたのが、中国などアジア市場の需要拡大によるものです。こうしたアジア市場の活況により、化学大手5社は平成20年3月決算で過去最高の売上高を記録。業界規模も順調に拡大してきました。

しかしながら、平成20年に入り世界的な原油価格の高騰で石油化学事業を中心に収益が減少。さらに20年後半以降は金融危機等の影響で需要が減退。平成22年3月決算(他時期決算企業あり)でも主要化学メーカー195社中168社が売上高前年割れを記録しています。

平成22年には回復したものの、化学品の世界的な需要減や石油化学分野の業績悪化の影響などを受け、平成24年までは横ばいを記録。平成25年に入り、世界景気の回復に伴い、再び増加に転じています。

不採算事業の統廃合、プラントの停止、再編が活発化

平成25年には増加に転じた化学業界ですが、依然として厳しい状況は続きます。こうした中、化学メーカー各社は再編へと乗り出しています。

平成21年9月、業界大手の住友化学と三井化学は合弁会社の日本ポリスチレンを解散。ポリスチレン事業からの撤退を図りました。また、業界首位の三菱ケミカルホールディングスはPSジャパン、ヴィテックからの撤退を表明。さらに傘下の三菱化学はJSRのABS樹脂事業からの撤退を表明しました。

平成21年4月には業界3位の三井化学が東セロを完全子会社化。また、同21年2月には東レが新日本石油、三菱重工業など民間6社でバイオエタノール革新技術研究組合を設立。平成22年3月には三菱ケミカルHDが三菱レイヨンを連結子会社化しました。

また、三菱ケミカルHDの子会社の三菱化学は平成26年に鹿島事業所のプラント2基のうち1基を停止。住友化学も平成27年までに千葉工場のプラントを停止する予定。さらに平成28年には旭化成と三菱ケミカルが共同で岡山県の水島工場の再編に動き出します。化学メーカー各社は、設備過剰となっているエチレンプラントの停止や再編を行うことで収益の改善を試みます。

近年の化学業界は、不採算事業の統廃合やプラントの停止、企業買収を積極的に行っています。平成25年には増加に転じた化学業界ですが、いまだ先行き不透明な状況が続き、さらなる経営体質の改善が進むものと見られます。

化学業界シェア&ランキング(平成25-26年)

化学業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで化学市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

化学業界 売上高&シェアランキング TOP10

  企業名 売上高
(億円)
売上高
シェア※
化学業界 売上高シェアグラフ
1 三菱ケミカルホールディングス 3兆4,988 12.9%
2 住友化学 2兆2,437 8.3%
3 三井化学 1兆5,660 5.8%
4 信越化学工業 1兆1,658 4.3%
5 旭化成(ケミカルズ事業) 7,916 2.9%
6 東ソー 7,722 2.8%
7 日東電工 7,498 2.8%
8 DIC 7,056 2.6%
9 宇部興産 6,505 2.4%
10 エア・ウォーター 6,412 2.4%

化学メーカーの売上高ランキングを見ますと、首位の三菱ケミカルが一歩リード。次いで、住友化学、三井化学、信越化学工業が高いシェアを誇っています。

前年に比べ売上高を大きく伸ばした化学メーカーは、ランキング10位のエア・ウォーターで売上高前年比+18.7%の増加、5位の旭化成(ケミカルズ事業)で売上高前年比+15.6%の増加、6位の東ソーで売上高前年比+15.5%の増加となっています。

化学業界ランキング

※シェアとは化学業界規模(対象企業の193社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで化学市場における各企業の占有率を知ることができます。

各ランキングをクリックするとそれぞれ化学メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。

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化学業界 対象企業一覧

三菱ケミカルホールディングス、住友化学、三井化学、信越化学工業、旭化成、東ソー、日東電工、DIC、宇部興産、エア・ウォーター、積水化学工業、三菱瓦斯化学、カネカ、大陽日酸、日立化成、東レ、ダイセル、JSR、電気化学工業、関西ペイント、日亜化学工業、日本触媒、日本ゼオン、トクヤマ、東洋インキSCホールディングス、日本ペイント、チッソ、住友ベークライト、ADEKA、ニフコなどの計193社

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