運送業界のランキング、動向、現状、シェア、売上高、平均年収などを研究。

運送業界

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運送業界の動向、現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで運送業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

10兆0,969億円

(28位/123業界)

伸び率

+13.9%

(5位/123業界)

収益性

+2.8%

(76位/123業界)

平均年収

544万円

(90位/123業界)

運送業界の現状と動向

グラフは運送業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。

運送業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

平成27-28年の運送業界の業界規模(主要対象企業39社の売上高の合計)は10兆0,969億円となっています。

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  • 22年
  • 23年
  • 24年
  • 25年
  • 26年
  • 27年

運送業界の過去8年間の業界規模の推移

※平成27年の日本郵政の上場に伴い、同社の過去8年間の売上高データを完全に入手することが出来できませんでした。したがって、運送業界のグラフは、比較可能性の問題から、同社の業績を除いたものを使用しております。ご注意下さい。

貨物輸送は微減 宅配便需要が増加し、業界を牽引

過去の運送業界の推移を見ますと平成20年から21年までは下落を記録していましたが、平成21年から24年までは微増、平成24年以降は増加に転じています。

業績を拡大している運送業界ですが、国内の貨物輸送量は低迷しています。平成27年度の国内貨物輸送量は前年比-0.6%。3年連続で減少する見通しです。

一方、近年のインターネット通販市場の拡大により、宅配便の取扱個数は増加しています。国土交通省の調査によると、平成27年度の宅配便取扱個数は、37億4493万個(前年比+3.6%)。うちトラック運送は+3.8%の増加を記録しています。ネット通販市場は今後も着実に成長が期待されるため、宅配便需要は今後も伸びると予想されます。

ネット通販急成長で宅配便が増加 業務高速化・効率化がカギ

また、近年ではアマゾンや楽天を中心としたインターネット通販が急成長しています。それに伴い、宅配便の取扱個数も増加傾向に。運送業界の新たな牽引役となっています。

こうした動向を受け、運送各社は配送拠点の拡張に乗り出しています。平成25年8月、宅配便大手のヤマトHDは神奈川県厚木市に新たな物流拠点『厚木ゲートウェイ(GW)』を設立。今後も中部、関西にGWを建設予定でさらなる物流の効率化、高速化を図ります。

インターネット通販は今後も成長する見込みで、運送業界にとっては大きな追い風となります。一方で、ネット通販が拡大するにつれ、宅配便の取扱数は増える一方に。宅配便は1個あたりの単価が低く、運送会社の収益を圧迫する要因にもなります。

また、ドライバー不足も運送業界の深刻な問題です。ドライバーが不足すると採用費や人件費が増加し、現場の負担増や企業収益を圧迫する恐れがあります。

こうした動向を受け、ヤマトHDは平成29年5月、平成29年度中に従業員の1万人規模で増やす計画を発表しました。宅配便需要の増加に伴い、ドライバーの負担を軽減させるのが狙いと考えられます。今後もネット通販拡大に伴う宅配便の需要は増加するものと見られ、効率的なシステム導入や大規模拠点の整備など今まで以上の業務の効率化が求められます。

将来の動向を見据え、各社とも海外展開が加速

また、近年ではアジアを中心とした海外展開も加速しています。

宅配大手のヤマトホールディングスは台湾、上海、シンガポール、香港で宅配事業を展開しています。平成31年までにアジア市場に宅急便ネットワークを広げる狙いです。

さらに、業界大手の日立物流はインド、中国、韓国、タイ、オーストラリア、ベトナム、ミャンマー、ロシアなど子会社を設立。近鉄エクスプレスはタイ、シンガポールの物流会社を連結子会社化しました。

ここ数年で成長著しいアジア市場への海外展開が加速しています。近年の運送業界は宅配便需要の伸びにより堅調な推移を見せていますが、将来的には国内のネット通販も成熟し、需要は頭打ちを迎えることになるでしょう。

こうした将来の動向を見据え、運送会社各社は海外への展開を加速しています。今後ともこうしたアジア市場への開拓はさらに強まると予想され、競争も本格化してゆく見込みです。

運送業界シェア&ランキング

運送業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで運送市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

運送業界 売上高&シェアランキング

  企業名 売上高 シェア
1 日本通運 19,091 18.9
2 日本郵政 18,946 18.8
3 ヤマトHD 14,164 14.0
4 日立物流 6,803 6.7
5 セイノーHD 5,554 5.5
6 山九 4,894 4.8
7 センコー 4,340 4.3
8 近鉄エクスプレス 4,202 4.2
9 福山通運 2,545 2.5
10 鴻池運輸 2,525 2.5
※シェアとは運送業界の規模(対象企業の39社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで運送市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ運送会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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日本通運、日本郵政、ヤマトHD、日立物流、セイノーHD、山九、センコー、近鉄エクスプレス、福山通運、鴻池運輸、日新、ニッコンHD、SBSホールディングス、トナミHD、丸全昭和運輸、ハマキョウレックス、アルプス物流、名鉄運輸、ゼロ、C&Fロジホールディングス、丸和運輸機関、新潟運輸、ロジネットジャパン、ニヤクコーポレーション、丸運、エスライン、日本ロジテム、岡山県貨物運送、近物レックス、カンダHDなどの計39社
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