技術者派遣業界の動向や現状、ランキングなど

派遣される技術者

技術者派遣業界の動向や現状、ランキングなどを分析しています。データは2022-2023年。技術者派遣業界の過去の業界規模の推移をはじめ、技術者派遣大手4社の売上高推移、2022-2023年の動向とIT人材不足に向けた各社の取り組みなどをご紹介しています。

技術者派遣業界(2022-2023年)

技術者派遣業界の推移と基本情報

業界規模

1.0兆円

成長率

15.6

利益率

5.2

平均年収

529万円

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年
  • 22年

技術者派遣業界の過去の業界規模の推移を見ますと、上昇傾向にあります。

技術者派遣業界の動向と現状(2022-2023年)

2022年の技術者派遣はIT人材が好調 DX、人手不足が追い風に

技術者派遣業界の動向について解説します。

技術者派遣とは、高い専門技術や知識を有する人材を企業に派遣するサービスです。様々な分野がありますが、主に機械や電気、電子、IT、建設、医療・医薬品などがあります。

以下のグラフは、技術者派遣大手4社の売上高の推移を示しています。

技術者派遣大手4社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

技術者派遣大手4社のグラフを見ますと、2015年から2022年にかけて増加傾向にあります。とくに2021年はアウトソーシング、夢真ビーネックスが大幅に伸び、ランキングの変動が見られました。2022年はアウトソーシングが大幅増となりました。

2022-2023年の技術者派遣業界は、デジタル化や人手不足、経済再開などの動きなどを背景に好調に推移しました。昨年に引き続き、ITやDX関連、製薬分野で強い需要が見られ、製造業やeコマース物流向けなど、海外でも強い伸びを見せてます。全体的にはデジタル化や人手不足など社会的なニーズは高く、今後も堅調に推移していくことが予想されます。

技術者派遣業界 売上トップ5(2022-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 アウトソーシング 3,147
2 テクノプロ・HD 1,998
3 オープンアップグループ 1,616
4 メイテック 1,190
5 AKKODiSコンサルティング 653

※は技術者派遣関連の部門売上高。2021-2022年の技術者派遣業界の売上高ランキングを見ますと、首位がアウトソーシング、2位がテクノオプロ・HD、3位がオープンアップグループ(旧夢真ビーネックスグループ)、メイテック、AKKODiSコンサルティングと続きます。上位4社は売上高が均衡しランキングの入れ替えが起きていましたが、トップのアウトソーシング首位が2位以下を引き離し始めています。

ランキング首位のアウトソーシングはIT系や工場への派遣を中心に、欧州など海外での展開も進めています。2位のテクノプロ・HDは、国内最大規模の技術者人材を基盤に、幅広い知識を有するエンジニアや研究者の派遣を行っています。

今後はIT人材の不足が顕著に IT向け技術者の確保・育成を強化

パソコンで作業する人

技術者派遣は様々な分野がありますが、現在各社が注力しているのがIT分野です。現在の日本では、「人手不足」と「生産性」の向上が喫緊の課題で、これを担う人材が大きく不足しています。経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が約79万人不足するとされています。

こうした大きな動向を受け、技術者派遣各社は動き出しています。国内最大級の技術系人材サービスのテクノプロ・HDは、国内2,469社へ技術者派遣サービスを提 供しています。グループ全体の技術者のうち約50%をIT技術者(2023年11月現在)で占められており、IT分野の需要の高さが伺えます。

テクノプロの技術者の成長を促す研修環境

テクノプロの技術者の成長を促す研修環境

テクノプロは教育研修に注力しており、最先端技術を有する企業と連携して人材育成を行っています。また、2020年3月には、AI学習支援企業「アイデミー」に出資し、AI+αのマルチスキル人材の育成を加速させています。

M&Aで規模を拡大しているアウトソーシングも、エンジニアの人材育成を成長戦略の一つにしています。新卒や中途採用、外国籍など、あらゆる層において技術者採用に取り組んでいます。なかでも先端技術者は2022年現在の70名から2025年には600名に増やす計画を立てています。

オープンアップグループ(旧夢真ビーネックスグループ)でも、IT分野の拡大成長を重要戦略としています。即戦力としてニーズが高い資格取得を目的とした研修や、経験者を数年で即戦力として活用できる人材育成環境を整えています。

2022-2023年の技術者派遣業界は、昨年に引き続きデジタル分野の需要が増えました。今後もDXなどの普及により、IT人材の市場規模は拡大することが見込まれています。大きなビジネスチャンスが到来している中、こうした好機をうまく捉え今後の業績拡大につなげたいところです。

技術者派遣業界 ランキング&シェア

技術者派遣業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで技術者派遣市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

技術者派遣業界 売上高&シェアランキング(2022年-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 アウトソーシング 3,147
2 テクノプロ・HD 1,998
3 オープンアップグループ 1,616
4 メイテック 1,190
5 AKKODiSコンサルティング 653
6 アルプス技研 436
7 WDBホールディングス 408
8 フォーラムエンジニアリング 287
9 ウイルテック 253
10 コプロ・HD 187

※アウトソーシングは国内技術系+海外技術系事業、WDBホールディングスは人材サービス事業、ウイルテックはマニュファクチュアリング+コンストラクションサポート事業の売上高です。シェアとは技術者派遣業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで技術者派遣市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ技術者派遣業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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技術者派遣業界 対象企業一覧

アウトソーシング、テクノプロ・HD、オープンアップグループ、メイテック、AKKODiSコンサルティング、アルプス技研、WDBホールディングス、フォーラムエンジニアリング、ウイルテック、コプロ・HD、エスユーエス、アルトナー、UTグループ、ヒップ、エクストリーム、ジェイテック、平山HDの計17社

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