2021年のBPO業界の動向や現状、ランキングなどを解説しています。

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2021年のBPO業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを分析しています。BPO業界の過去の市場規模の推移をはじめ、BPOサービス大手4社の売上高の推移とランキング、2020年のコロナの動向、今後の見通しと各社の取り組みについて解説しています。ビジネスや投資、就職や転職などの参考資料としてご活用下さい。

業界規模

1.1兆円

伸び率

+6.2%

利益率

+5.1%

平均年収

447万円

目次

BPO業界の現状と動向(2021年版)

グラフはBPO業界の業界規模(対象企業の19計)の推移をグラフで表したものです。

BPO業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のBPO業界の業界規模(主要対象企業19社の売上高の合計)は1兆1,230億円となっています。

  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

BPO業界の過去4年間の業界規模の推移

2020年も堅調に増加 コロナ稼でも強いBPO業界

BPO業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2017年から2020年まで上昇傾向にあります。

BPOとは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングの略で、企業の業務プロセスの一部を外部の専門会社に委託することです。日本ではコールセンターや人事、財務、経理の分野で多く活用されています。

BPO大手4社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

上のグラフは主なBPOサービスを展開している大手4社の売上高の推移です。2015年から2020年までのBPO大手4社の売上高の推移を見ますと、大手4社とも緩やかに売上高が上昇しているのが分かります。近年は、企業の業務効率化や人件費の削減、コスト競争力の強化などの需要を背景に、BPO業界は底堅い成長を遂げています。

2020年のBPO業界は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新規案件の減少や業務の縮小などの影響があったものの、行政機関をはじめとしたコールセンターなどコロナ関連の業務が増加し、全体としてはプラスで推移しています。さらに、コロナ稼において、在宅勤務を増やしたことから、従来業務の見直しを行う企業が多く、BPOへの需要はより高まる一年となりました。

2020年のBPO業界の売上高ランキングによると、

BPO業界 売上高ランキング

1位がトランス・コスモス、2位がベルシステム、3位がりらいとなり、売上高でトランス・コスモスが一歩リードしているのが分かります。トランス・コスモスはBPOやコールセンター、デジタルマーケティングなどを海外29の国と地域で世界的に展開しています。2020年のBPO業界は上位5社中4社で売上高が増加しており、好調な決算を迎える企業が多い一年でした。

今後の成長が期待されるBPO業界 大手の取り組みを紹介

業務の効率化や生産性の向上に迫られている現在の日本において、BPO業界は今後も底堅い成長を遂げると予測されます。IDC Japanによると、2021年以降も企業の業務再編の流れは根強く、2020年~2025年の年平均成長率は4.9%と見込んでいます。

また、日本企業のBPO利用率は欧米の70%台に比べ、20%台とまだまだ低く、さらなる市場の拡大が期待できます。こうした動向を踏まえ、BPO大手各社は今後を見据えた新たなサービスを展開しています。

BPO業界首位のトランス・コスモスは、出張・経費管理システム「SAP Concur」を展開するコンカー社とパートナー契約を締結。企業の経費精算業務をクラウド化、効率化することで企業のバックオフィス業務を支援していきます。

トランスコスモスとパートナー契約をした経費精算・管理クラウド「Concur」

トランス・コスモスとパートナー契約をした経費精算・管理クラウド「Concur」

BPO大手のりらいあコミュニケーションズは、業務可視化サービス「りらいあMIERU」を提供開始。培ってきたBPO業務のノウハウをもとに、定性・定量データから顧客企業の業務上の課題を抽出し、改善策の提示を行います。

人材派遣やBPO業務を手掛けるパソナは、コロナ稼の新業態に対応したリモートBPOを展開。個人事業主やフリーランスが登録する「JOBHUB」を活用し、リモートでも提供可能なBPOサービスを展開します。

BPO業界は業務効率化やDX推進の追い風を受けて、今後も底堅い成長が期待できます。コロナによりデジタル化が進んだことから、今までにないサービスや新たなイノベーションも期待できるでしょう。今後の動向にさらなる注目が集まります。

BPO業界シェア&ランキング(2021年版)

BPO業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでBPO市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

BPO業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 トランス・コスモス 3,364 30.0
2 ベルシステム24HD 1,357 12.1
3 りらいあコミュニケーションズ 1,276 11.4
4 パソナグループ 1,140 10.2
5 KDDIエボルバ 1,060 9.4
6 NTTビジネスアソシエ 578 5.1
7 SCSK 547 4.9
8 TMJ 485 4.3
9 プレステージ・インターナショナル 406 3.6
10 TIS 327 2.9
※はBPO関連部門の売上高で、パソナグループはBPOサービス事業、SCSKはITソリューション事業、TISはBPO事業の売上高です。シェアとはBPO業界の規模(対象企業の19社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでBPO市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれBPO業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

BPO業界 その他のランキング

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BPO業界 対象企業一覧
トランス・コスモス、ベルシステム24HD、りらいあコミュニケーションズ、パソナグループ、KDDIエボルバ、NTTビジネスアソシエ、SCSK、TMJ、プレステージ・インターナショナル、TIS、エイジス、ギグワークス、ペイロール、富士ソフトサービスビューロ、うるる、バーチャレクス・HD、エスクロー・エージェント・ジャ…、エコミック、リスクモンスターの計19社
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