コンサルティング業界の動向やランキングなどを分析

コンサルティングを受けている人

コンサルティング業界の動向や現状、ランキングなどを掲載しています。2021年までのコンサル業界の売上高や利益率の推移グラフ、2021年のコンサルティング業界の動向や現状、DXなど最近のトレンドなどをご紹介しています。

コンサルティング業界(2021-2022年)

コンサルティング業界の推移と基本情報

業界規模

0.9兆円

成長率

8.2

利益率

9.6

平均年収

987万円

  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

コンサルティング業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2021年まで増加傾向にあります

コンサルティング業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年は過去最高の売上高 DX、経営戦略、M&Aなどニーズ拡大

下のグラフは、コンサルティング業界の売上高と利益率の推移をあらわしたものです。

コンサル業界の売上高と利益率の推移

コンサル業界の売上高と利益率の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

コンサルティング業界のグラフを見ますと、売上高、利益率ともに上昇傾向にあります。また、2021年の利益率は10%近い水準にあり収益性の高い業界であることも分かります。

近年のコンサルティング業界は、リモートワークへの対応やサプライチェーンの見直し、DXやM&Aニーズなどを背景に需要が拡大、業績は好調に推移しています。

2021年のコンサルティング業界の売上高(主要17社計)は、前年比13.3%の増加でした。2021年はコロナによるマイナス影響があった反動も見られますが、昨年に引き続きDX分野の受注が好調でした。ポストコロナやDX、働き方改革などビジネスモデルの変革に対する投資が旺盛となっています。

さらにDXについては、初期投資に成功した企業が第二弾・第三弾への積極投資をする動きも見られます。DXはあらゆる産業・業界に求められる分野でかつリピート需要も見られることから、今後も分厚い需要が期待できます。

2021年は民間企業が好調でしたが、官公庁からの案件も多く、遅れていたIT化やDX化が進みつつあります。

近年のコンサルティング業界の動きとして、M&AやITセキュリティに関する案件も増えています。後継者不足による事業継承問題やサイバーセキュリティ対策など時代の趨勢を反映したニーズも高まっています。

全産業のDX化や先端ICT、ITセキュリティー、M&A、働き方改革、リモート対策など近年のコンサルティングへの需要は高まるばかりです。こうした高まるニーズから人材がかなり不足しているとの話も出ています。今後もこうしたニーズは根強く、コンサル業界は好調に推移していくことが予想されます。

コンサルティングとは、企業の業務の問題点の明確化や解決策の提案、M&Aの仲介や経営戦略、人事やITシステムの導入など、事業内容は多岐にわたります。近年では、あらゆる分野を扱う「総合コンサル」が増えており、外資系ではマッキンゼーやボストン、ATカーニーなど国内では野村総研、三菱総研、ベイカレントなどが挙げられます。

コンサルティング業界 売上トップ5(2021-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 野村総合研究所 6,116
2 三菱総合研究所 1,030
3 ベイカレント・コンサルティング 574
4 日本M&AセンターHD 404
5 ドリームインキュベータ 355

2021-2022年の国内のコンサルティング業界の売上高ランキングを見ますと、野村総研、三菱総研、ベイカレントの売上高が高いことが分かります。

野村総合研究所は、コンサルとSIの一貫体制に強みのある会社です。証券や銀行などの金融ITに強く、流通や製造業向けITコンサルも手掛けます。三菱総合研究所はコンサル、シンクタンクとITの一貫体制を形成しています。中央省庁をはじめとした官公庁に強みがある点が特徴的です。ベイカレント・コンサルティングは、日本発の総合コンサル大手で、近年、高い成長率と好業績で注目を集めています。

2021-2022年の国内のコンサルティング業界は、大手5社中5社が2桁を超える大幅増、過去最高の売上高を記録しました。2021-2022年は、コンサルティング業界にとって非常に好調な1年であったことが分かります。

海外展開、デジタル支援など新たな領域が牽引

海外で活躍するビジネスマン

近年のコンサルティング業界は、海外展開支援、マイナンバー対応、DXやビックデータ、クラウド、AI支援など新たな分野のニーズが増えています。

海外支援事業もコンサルティング業界では好調な領域です。日本国内の経済が伸び悩む中、アジアの市場は急速に成長。企業はアジア、中国への進出を加速しています。

しかしながら、海外展開はマーケティングをはじめ、販路の開拓や現地のローカライズ化など対処すべき課題が数多くあり、自前の人材では対応できないケースが多々あります。こうしたニーズをコンサルティング会社はうまくくみ取り、業績の拡大につなげています。

デジタル分野も注目すべき領域です。DXやビックデータやクラウド、AI、ITセキュリティなどのデジタル分野は近年、急速に拡大し、これらに対応できる人材が企業には不足しています。これらITの分野は成長速度が速いため、人材を悠長に育てている時間はありません。

コンサルティング各社は、このようなニーズの高まりを受け、デジタル分野のコンサルティングを強化しています。近年では、新たなデジタル事業の立ち上げや外部連携などが活発化してきています。

世界では米国が高シェア 新たな分野での成長を期待

米国国旗とビジネス

一方、世界のコンサルティング業界に目を向けますと、コンサルティング業界の業界規模は推定で6~10兆円と見られ、なかでも米国が非常に高いシェアを占めます。一方、日本では企業のコンサルティング活用度は低く、世界に占める割合も低いのが現状です。

今後の日本のコンサルティング会社は、いかに企業コンサルティングの活用を促進するかが課題となります。また、従来の日本の企業体系(ボトムアップ型)に合わせたコンサルティングをいかに提供するかも課題と言えます。

近年では、企業のグローバル化に関する案件やDX、ビッグデータ、AIの活用法に関する相談が増えてきています。いずれも新しい分野であるために、データサイエンティストなど専門知識やスキルを持った人材の確保や教育が必要となります。コンサルティング業界は日本ではまだまだ成長余地のある業界ですので、今後の動向に注目が集まります。

コンサルティング業界 ランキング&シェア

コンサルティング業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することでコンサルティング市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

コンサルティング業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 野村総合研究所 6,116
2 三菱総合研究所 1,030
3 ベイカレント・コンサルティング 574
4 日本M&AセンターHD 404
5 ドリームインキュベータ 355
6 リンクアンドモチベーション 326
7 船井総研HD 288
8 シグマクシス・HD 156
9 M&Aキャピタルパートナーズ 151
10 山田コンサルティングG 146

※シェアとはコンサルティング業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでコンサルティング市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれコンサルティング業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

関連リンク

コンサルティング業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。関連業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。

コンサルティング業界 対象企業一覧

野村総合研究所、三菱総合研究所、ベイカレント・コンサルティング、日本M&Aセンター、リンクアンドモチベーション、ドリームインキュベータ、船井総研HD、GCA、山田コンサルティングG、シグマクシス、M&Aキャピタルパートナーズ、タナベ経営、マネジメントソリューションズ、フロンティア・マネジメント、プロレド・パートナーズ、識学、エクスモーション、ジェクシードの計17社

注意・免責事項

コンサルティング業界の動向や現状、ランキング、シェア等のコンテンツ(2021-2022年)は上記企業の有価証券報告書または公開資料に基づき掲載しております。コンサルティング業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書や公開資料にてご確認ください。