小売業界の動向や現状、ランキングなど

小売り販売店の様子

小売業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを解説しています。データは2022-2023年。対象企業の過去の業績を追うことで小売業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

小売業界(2022-2023年)

小売業界の推移と基本情報

業界規模

69.0兆円

成長率

4.7

利益率

0.8

平均年収

524万円

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年
  • 22年

小売業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2022年に大きく上昇しています。

小売業界の動向と現状(2022-2023年)

2023年の小売販売額は+5.6% コンビニ、ディスカウントが好調

経済産業省「商業動態統計調査(2023年2月15日)」によると、2023年の小売販売額は前年比5.6%増の163兆340億円でした。昨年から8兆6,320億円のプラスとなり、6年連続の増加を記録しています。

小売の販売額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

小売の販売額の推移をみますと、2020年までは概ね横ばいでしたが、2021年と2022年は緩やかに増加、2023年はここ数年で最も高い伸び率となりました。中長期的に見ても増加傾向にあります。

小売業界は大まかに、スーパーコンビニドラッグストア家電量販店ホームセンターディスカウントストア百貨店に分類することができます。

2022-2023年に業績が好調だったのは、コンビニ、ディスカウントストア、100円ショップ、ドラッグストアです。なかでも、ディスカウントストアは消費者の節約志向、インバウンド需要で、コロナ前から現在まで好調を持続しており、巣ごもり消費と経済再開による需要増をうまく取り込んでいます。

経済再開にともない、レジャー先やビジネス街でのコンビニの需要が高まったほか、インバウンド再開による影響もあり、百貨店においても来店客数が増え回復傾向にあります。また、2022年半ば以降は相次ぐ値上げラッシュによる消費者の生活防衛意識の高まりから、ディスカウントストア100円ショップの需要が伸びています。

2023年以降も食品や日用品の値上が続くなか、ディスカウントやドラッグストア、スーパーなどでは、PB商品の需要が高まっており、PB商品の開発や品揃えを強化する動きが見られています。

小売業界 売上トップ5(2022-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 セブン&アイ・HD 118,113
2 イオン 91,168
3 ファーストリテイリング 23,011
4 パン・パシフィック・インタ… 19,367
5 ヤマダHD 16,005

2021-2022年の小売業界の売上高ランキングを見ますと、首位がセブン&アイ、2位がイオン、3位がファーストリテイリング、4位が「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシ、ヤマダHDと続きます。

売上高規模ではセブン&アイとイオンが圧倒的で、小売業界では事実上の2強体制となっています。2022-2023年は小売企業上位5社中3社が増加、2社が横ばいとなりました。

経済再開につれ業績は改善 値上げラッシュが消費にどう響くか

上昇する紙飛行機

2022年-2023年の小売業界の上場企業316社の売上高は69兆289億円、前年比10.0%の増加でした。

小売業界で前年に比べ売上高を伸ばした上位企業は、セブン&アイ・HDパン・パシフィック、ファーストリテイリング、ウエルシアHD、ローソン、マツキヨ、ニトリHD、コスモ薬品、ゼンショーHDでした。

前述したコンビニやディスカウント、ドラッグストア、飲食などでの業種で上昇が見られました。

一方で、前年に比べて売上高を落とした主な企業は、ヤマダHD、ビックカメラ、ケーズHD、コジマ、イズミ、平和堂でした。これらはいずれも、家電量販店業界とスーパー業界の企業です。家電量販店業界では10万円の給付金、スーパーでは巣ごもり特需からの反落が見られています。

小売業界は2020年に伸び率が鈍化しましたが、2021年以降は回復が見られています。コンビニは「人の流れ」が活発になると業績を伸ばす業界ですが、2021年から2022年はまさにこの通りになりました。コロナからの経済再開の動きが活発化しています。

一方で、2022年半ばごろから原材料価格の高騰により、相次ぐ値上げラッシュが起きました。すでに多くの商品が値上がりするなか、2023年以降も値上げは続いています。値上げの動きは様々な業界で波及しており、消費者の消費意欲の減退が懸念されます。値上げによる消費動向は小売業界に大きな影響を与えますので、今後の動向に注目していきたいところです。

小売業界 ランキング&シェア

小売業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで小売市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

小売業界 売上高&シェアランキング(2022年-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 セブン&アイ・HD 118,113
2 イオン 91,168
3 ファーストリテイリング 23,011
4 パン・パシフィック・インタ… 19,367
5 ヤマダHD 16,005
6 ウエルシアHD 11,442
7 ローソン 9,886
8 ツルハHD 9,700
9 マツキヨココカラ&カンパニー 9,512
10 ニトリHD 9,480

※シェアとは小売業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで小売市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ小売業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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小売業界 対象企業一覧

セブン&アイ・HD、イオン、ファーストリテイリング、パン・パシフィック・インタ…、ヤマダHD、ウエルシアHD、ローソン、ツルハHD、マツキヨココカラ&カンパニー、ニトリHD、コスモス薬品、ビックカメラ、ゼンショーHD、ライフコーポレーション、フジ、バローHD、ケーズHD、エディオン、ユナイテッド・スーパー…、サンドラッグ、スギHD、エイチ・ツー・オーリテ…、ノジマ、しまむら、アークス、ヤオコー、良品計画、三越伊勢丹HD、DCMホールディングス、ファミリーマートなどの計316社

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