小売業界の現状、動向、ランキング、シェア等を掲載しています。

小売業界

RETAIL

小売業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで小売業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

60.1兆円

(4位/190業界)

成長率

+1.4%

(68位/190業界)

利益率

-4.0%

(163位/190業界)

平均年収

511万円

(163位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

小売業界の現状と動向(2021年版)

グラフは小売業界の業界規模(対象企業の325計)の推移をグラフで表したものです。

小売業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の小売業界の業界規模(主要対象企業325社の売上高の合計)は60兆1,154億円となっています。

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  • 18年
  • 19年
  • 20年

小売業界の過去6年間の業界規模の推移

ドラッグストア、100円ショップは好調 百貨店、アパレルは苦戦

小売業界の過去の推移を見ますと、2015年から2019年までは緩やかな増加傾向にありましたが、2020年は若干の減少に転じています。

小売の販売額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

経済産業省「商業動態統計調査」によると、日本全国の2020年の小売販売額は前年比1.0%増の146兆4,570億円でした。昨年から1兆4千億円のプラス、4年連続で140兆台を維持しています。

業種別で見ますと、前年比2ケタ増と大きく伸びたのは「機械器具小売り業(50.7%)」、「無店舗小売業(40.1%)」、「医薬品・化粧品小売業(35.3%%) 」。一方、減少幅が大きかったのは、「織物・衣服・身の回り品小売業 (21.4%)」「各種商品小売業(13.5%) 」でした。

2020年の小売業界は新型コロナにより、業種別で明暗が分かれました。好調に推移したのは家具や衛生用品、食品などのインテリアや100円ショップ、ドラッグストア、スーパー業界で、テレワークの普及や外出を控える消費者による「巣ごもり需要」が追風となりました。一方、オフィス街や繁華街では人出が減ったため、コンビニや百貨店、アパレル業界が苦戦しています。

2020年-2021年の小売業界の業績を見ますと、売上高でイオンは前年比0.003%減、セブン&アイ・HDは13.2%減、ファーストリテイリングは12.3%減、ヤマダHDは8.7%増、パン・パシフィック・インターナショナルは1.6%増、ウエルシアHDは9.4%増、ツルハHDは9.3%の増加でした。

2020年は上位10社中5社が減収を記録しており、ウエルシアやツルハなどドラッグストアを展開する企業が高い伸びを記録しました。

2020年の上位企業は好調を持続 業界内での優勝劣敗も進む

2020年-2021年の上場企業、小売会社325社全体の売上高は、前年比3.2%の減少でした。

2020年-2021年に好調だった小売企業の業績を見ますと、家電量販店を展開するヤマダHDが前年比8.7%の増加、ケーズHDが11.9%増、大手ドラッグストアのウエルシアHDが9.4%の増加、ツルハHDが9.3%増、スーパーを展開するライフコーポレーションが6.2%増、バローHDが7.7%増、インテリア・家具を展開するニトリHDが11.6%の増加でした。

2020年の小売業界は、家電量販店やドラッグストア、スーパー、インテリア系で増加が目立っています。ドラッグストアやスーパー、インテリア・家具は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の恩恵を受けた一年でした。

スーパー業界首位のイオンは前年比0.0%と横ばいを記録しています。イオンは2015年3月、傘下のマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社による共同持ち株会社、ユナイテッド・スーパーマーケット・HDを設立。3社による共同調達の拡大などスケールメリットを活かし、スーパー業界での優位性を保っています。

ドラッグストア首位のウエルシアHDは、売上高前年比9.4%増と大きく業績を伸ばしています。昨年、ツルハHDに抜かれましたが、2020年には首位を奪還しています。一方、2021年10月にはマツモトキヨシHDとココカラファインが統合し、再び首位が入れ替わる公算となります。近年のドラッグストア業界は再編や合併を繰り返しており、競争が激化しています。

2020年のコロナによる減収を除き、近年の小売業界は増加傾向にあります。一方で、業界や企業により優勝劣敗が進んでいるのも大きなポイントです。今後、長期的には国内の市場が縮小する恐れもあり、再編や合併による勢力図の入れ替わりも考えられます。

小売業界シェア&ランキング(2021年版)

小売業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで小売市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

小売業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 イオン 86,039 14.3
2 セブン&アイ・HD 57,667 9.6
3 ファーストリテイリング 20,088 3.3
4 ヤマダHD 17,525 2.9
5 パン・パシフィック・インタ… 17,086 2.8
6 ウエルシアHD 9,496 1.6
7 ツルハHD 9,193 1.5
8 ビックカメラ 8,479 1.4
9 三越伊勢丹HD 8,160 1.4
10 ケーズHD 7,925 1.3
※シェアとは小売業界の規模(対象企業の325社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで小売市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ小売会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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小売業界 対象企業一覧
イオン、セブン&アイ・HD、ファーストリテイリング、ヤマダHD、パン・パシフィック・インタ…、ウエルシアHD、ツルハHD、ビックカメラ、三越伊勢丹HD、ケーズHD、エディオン、ライフコーポレーション、エイチ・ツー・オーリテ…、バローHD、コスモス薬品、ユナイテッド・スーパー…、ニトリHD、高島屋、イズミ、ローソン、サンドラッグ、スギHD、ゼンショーHD、マツモトキヨシHD、アークス、マックスバリュ西日本、しまむら、ノジマ、ヤオコー、ファミリーマートなどの計325社
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