DRUGSTORE
グラフはドラッグストア業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。
ドラッグストア業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。
2017-18年のドラッグストア業界の業界規模(主要対象企業24社の売上高の合計)は6兆0,570億円となっています。
ドラッグストア業界の過去11年間の業界規模の推移
ドラッグストア業界の過去の推移を見ますと、2007年以降、年を追うごとに上昇を続けており、2017年までのドラッグストア業界は拡大傾向にあると言えます。
2017年のドラッグストアの売上高は、前年比+5.5%増加の6兆8,504億円(日本チェーンドラッグストア協会)で過去最高の売上高を記録しています。
一見、好調な推移を見せるドラッグストア業界ですが、業界の伸びを牽引しているのは、新規出店と食品事業の強化です。
チェーン売上高の上昇とともに店舗数も過去最高を記録しています。一方で、市場そのものは飽和状態に近づいており、食品に関してもスーパーやコンビニと激しいシェア争いを行っています
M&Aや新規出店により拡大してきたドラッグストア業界。業界の成長を支えるのが高い利益率です。
食品や日用品に比べ、市販薬の販売や調剤事業は利益率が高い事業。近年の高齢化に伴い、市販薬や調剤事業の売上も増加傾向に。さらに最近では大手ドラッグストアでPB(プライベートブランド)商品を展開。ウエルシア、ツルハなどイオン系の『ハピコム』、マツモトキヨシの『MKCUSTOMER』などが挙げられます。
PB商品の利益率は通常のナショナルブランドより高く、ドラッグストア側にとってはうまみの多い商品となっています。ドラッグ業界はこうした商品で高い利益率を確保することにより、新規出店やM&Aを繰り返してきました。
ドラッグストア業界の売上高ランキング(下記参照)を見ますと、上位の売上高が混戦していることが分かります。
業界首位のウエルシアHDから7位のココカラファインまで売上高にて大きな差は見られません。現在のドラッグストア業界は、その年の業績によって都度、ランキングが入れ替わる状況となっています。
10年ほど前は首位のマツモトキヨシが高いシェアを誇っていましたが、2015年のウエルシアHDのCFSコーポレーションの子会社化を皮切りに、ウエルシアHDが首位に、ツルハ、サンドラッグが続きます。
国内市場が頭打ちを迎える中、今後は競争の激化が予想されます。また、上位の売上高が拮抗していることから、新たな買収やM&Aの動きも予想されます。
| 企業名 | 売上高 | シェア | ||
| 1 | ウエルシアHD | 6,952 | 11.5 | |
| 2 | ツルハHD | 6,832 | 11.3 | |
| 3 | サンドラッグ | 5,642 | 9.3 | |
| 4 | マツモトキヨシHD | 5,588 | 9.2 | |
| 5 | コスモス薬品 | 5,579 | 9.2 | |
| 6 | スギHD | 4,570 | 7.5 | |
| 7 | ココカラファイン | 3,909 | 6.5 | |
| 8 | アインHD | 2,683 | 4.4 | |
| 9 | カワチ薬品 | 2,682 | 4.4 | |
| 10 | クリエイトSDHD | 2,681 | 4.4 |