2019年決算の最新ホームセンター業界の現状や動向、ランキングなど

ホームセンター業界

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ホームセンター業界の2019年版(2018-19年)の業界レポート。ホームセンター業界の過去11年間の市場規模の推移や動向、現状のオリジナル分析、売上高や利益率、平均年収など視覚化されたランキング等を掲載しています。また、ホームセンター各社が新たに取り組んでいることや今後の課題、海外動向なども併せてご紹介しています。

業界規模

2兆8,837億円

(74位/136業界)

伸び率

+1.5%

(106位/136業界)

利益率

+1.7%

(110位/136業界)

平均年収

524万円

(112位/136業界)

ホームセンター業界の現状と動向(2019年版)

グラフはホームセンター業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

ホームセンター業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のホームセンター業界の業界規模(主要対象企業24社の売上高の合計)は2兆8,837億円となっています。

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  • 18年

ホームセンター業界の過去11年間の業界規模の推移

伸び鈍化のホームセンター業界 新業態展開やデジタル技術の活用へ

2018年のホームセンター業界(主要24社、2019年決算)の売上高は2兆8,837億円で、前年比+1.5%と増加しているものの、ほぼ横ばいで、市場の伸び悩が続いています。日本DIY協会によると2018年のホームセンター店舗数は4,790店舗と、店舗数は伸ばしているものの、一店舗当たりの売上高は02年のピーク以降、減少が続いています。

近年のホームセンター業界の動向では、2018年11月にダイユー・リックがホームセンターバローを子会社化し、アレンザホールディングスに称号を変更しました。2019年12月にはDMCホールディングスが傘下5社を21年3月をめどに統合すると発表しています。2020年1月にはカインズが表参道に「CAINZ INNOVATION HUB(カインズ イノベーションハブ)」を開設、IT小売業としての新たなビジネス開発を行う拠点を設けました。

このところホームセンター業界は新規出店による拡大を抑え、老朽店舗の立て直しや売り場改装、PB商品拡充などに軸を置き収益改善にシフトしています。

ホームセンター最大手のDCMホールディングスは、売り場の改装に伴い100ショップのキャンドゥを設置、グループ会社共通で利用可能なキャッシュレス決済を導入しています。

業界大手のコメリは従来の「ホームセンター」を「ハート&グリーン」に統一してリフォーム分野を強化、今後4ブランドでの展開を進めます。さらに初のJA競合では長野県のJA上伊那の肥料等をコメリで販売、集客強化のみならず第6次産業である農家の支援にも努めていきます。

島忠はニューファミリー層をターゲットとした新業態を展開し、100ショップのダイソーを導入するほかテナントに角上魚類を誘致、フランチャイズ契約でタニタ食堂やツタヤを運営するなど、新たな取り組みを進めています。

各社プロ向け事業の強化に動き始める

近年ホームセンター各社は、建設業や農業プロ向けの販売事業強化を進めています。

コーナン商事はプロ専門店強化拡大に向けて「コーナンPRO」の展開を進めており、2019年6月にLIXILビバ傘下の「建デポ」を、2020年2月にはPPIHからドイトのホームセンターとリフォーム事業を買収し、プロ向け事業を固めるとともに首都圏における事業基盤強化も推進。

カインズは農業や職人専用カードの発行やプロ業者に向けた注文後55分以内に受取れる「55-DASH」を開始、プロ向けネット販売も強化し商品数を大幅に増やしています。

プロ向けのDCMホダカの売上高は前年比+26%と好調に推移、提携するケーヨーは建築や農業資材を充実させ、各社ともプロ向け事業の強化を加速しています。

海外進出、他業種との連携など模索を続けるホームセンター業界

ホームセンター業界には現在、物流費の高騰や人材不足、顧客の獲得や価格競争など多くの課題があります。

近年では物流センターから店舗への配送に加え、ネット注文も増えるほど輸送コストが増加し、企業の収益を圧迫しています。今後、物流費や人材不足の問題解決に向けて、「店頭受け取りサービス」など新たな対応策が必要になってきます。

ホームセンター業界のIT化は年々進んでいますが、デジタル技術に強い人材も不足しています。カインズは2019年5月に米国のエボリューション・ベンチャーズ社と独占契約を行い、IT小売企業の実現に向けた動きが進むとみられます。

また、近年のホームセンター業界では海外事業の動向も注目すべきところです。コーナン商事はいち早くアジアに進出、96年以降中国ECサイト「アリババ」やベトナムに出店、2020年中には8店舗の出店を目指し、さらに2025年までには30店舗を予定しています。コメリは17年のプレリリースで三井物産との業務提携を発表。農業が盛んなタイ進出を足がかりに、「ハート&グリーン」を展開していきます。

近年のホームセンター業界は業界同士の買収による拡大から、他業種との連携へシフトが見え始めています。IT技術の活用や新業態の店舗展開、プロ向け店舗強化、海外進出するなどあらゆる手段を講じています。厳しい環境が続きますが、各社新たな取り組みを進めており、今後の動向に注目が集まります。

ホームセンター業界シェア&ランキング

ホームセンター業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでホームセンター市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ホームセンター業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 DCMホールディングス 4,457 15.5
2 コメリ 3,468 12.0
3 コーナン商事 3,334 11.6
4 ナフコ 2,232 7.7
5 LIXILビバ 1,809 6.3
6 ジョイフル本田 1,482 5.1
7 島忠 1,462 5.1
8 ケーヨー 1,148 4.0
9 アークランドサカモト 1,099 3.8
10 Olympicグループ 968 3.4
※シェアとはホームセンター業界の規模(対象企業の24社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでホームセンター市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれホームセンター業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

ホームセンター業界 その他のランキング

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ホームセンター業界 対象企業一覧
DCMホールディングス、コメリ、コーナン商事、ナフコ、LIXILビバ、ジョイフル本田、島忠、ケーヨー、アークランドサカモト、Olympicグループ、ワークマン、PLANT、アレンザHD、スーパーバリュー、綿半HD、バローHD、サンデー、ジュンテンドー、エンチョー、大塚家具、カンセキ、ハンズマン、セキチュー、カッシーナ・イクスシーの計24社
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