スーパー業界のランキング、売上高等を徹底分析。

スーパー業界

SUPERMARKET

スーパー業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことでスーパー業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

19.3兆円

(17位/181業界)

成長率

+2.6%

(50位/181業界)

利益率

+1.6%

(103位/181業界)

平均年収

539万円

(143位/181業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

スーパー業界の現状と動向(2021年版)

グラフはスーパー業界の業界規模(対象企業の47計)の推移をグラフで表したものです。

スーパー業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のスーパー業界の業界規模(主要対象企業47社の売上高の合計)は19兆4,016億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

スーパー業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年総販売額、5年ぶりの増加 ネットスーパー強化へ

経済産業省の「商業動態統計」によると、2020年のスーパーの販売額は、前年比13.0%増の14兆8,105億円でした。

スーパーの販売額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

2020年のスーパー業界は、コロナウイルス拡大による「巣ごもり消費」の恩恵をうまく享受しました。本来は百貨店やショッピングセンターで買い物をする消費者がスーパーに流れた構図になっています。

2020年に入りますと、上記のとおり2年ぶりに大幅増を記録しました。新型コロナウイルスの感染拡大はスーパー業界にとっては追い風です。テレワークの普及や外出自粛で自宅で食事をとる機会が増えており、食品の販売が好調に推移しました。

続いて、2020年から2021年の直近のスーパー業界の動向を見ていきましょう。以下のグラフは、スーパーマーケット大手6社の既存店売上高の推移を示したものです。数字は対前年比の月次売上高の割合となっています。

スーパー大手6社の月次売上高の推移

スーパー大手6社の月次売上高の推移(各社公表資料より業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、2020年は前年比100%付近での推移が見られますが、若干前年を上回っているのが分かります。2021年に入ると、4月は前年の反動増が見られますが、全体的には横ばいで推移しています。

近年のスーパー業界は、新規出店による店舗数の増加、共働きや高齢化世帯の増加に伴う「総菜ニーズの高まり」を背景に、惣菜部門のテコ入れを強化していますが、2020年の特需を除き、業界全体としては伸び悩み傾向にあります。各社は新たな販路拡大でネットスーパーに注力しているところに、新型コロナウイルスの感染が拡大、業界では感染予防の一つとしてネット販売を強化しています。

国内ではイオンとセブン&アイの2強体制 再編で「第3勢力」現れるか

現在のスーパー業界はイオンとセブン&アイ・HDの2強体制となっています。

イオングループはイオン、マックスバリュ、マルナカなどを傘下に。さらに2013年8月にはTOB(公開買い付け)によりダイエーを子会社化しました。

2015年3月には、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東が共同持ち株会社ユナイテッド・スーパーマーケット・HDを設立。イオン、丸紅が出資しており、イオングループの傘下に入ります。2018年10月には、四国と中国地方を地盤とするフジと資本提携を行いました。

一方、セブン&アイHDはイトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨークマートなどを傘下に治めています。

イオンとセブン&アイ・HDの両社はそれぞれ6~8兆円ほどの総売上を誇り、流通業界では圧倒的な規模を誇ります。スケールメリット(規模の優位性)を活かして仕入れコストを削減できるのが両社の強みであり、非常に強い価格競争力を持ちます。

このように、2大巨頭の存在感が増々強まるスーパー業界ですが、その他の企業においても業界再編の動きが加速しています。2018年12月、アークスとバローHD、リテールパートナーズの3社が資本提携を結び、翌年19年1月には「日本スーパーマーケット同盟」を発足しました。同同盟は今後も再編の軸となり、イオンとセブン&アイ・HDに次ぐ、第3の勢力となる可能性があります。

売り手側、買い手側の双方にメリットのあるPB商品

最近のトレンドとして、スーパー各社が力を入れているのがPB(プライベートブランド)商品の展開です。イオンではPB商品『トップバリュ』を、セブン&アイは『セブンプレミアム』を、ユニー、イズミヤ、フジの3社は共同で『スタイルワン』を展開しています。

PB商品は卸売業者を通さず販売できるため、通常のナショナル商品に比べ5~10%ほど高い粗利益率を確保することができます。また、原材料や製造方法、デザインなども指定できるため、商品にオリジナリティを持たせることができ、企業ブランドの向上にもつながります。

また、PB商品はスーパー側にメリットがあるだけでなく、消費者にも安価で良いものを提供できます。安くて良いものを求める消費者のニーズにも合致しているため、今後もさらなる普及が予想されます。

スーパー業界シェア&ランキング(2021年版)

スーパー業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでスーパー市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

スーパー業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 イオン 61,146 31.5
2 セブン&アイ・HD 18,026 9.3
3 ライフコーポレーション 7,591 3.9
4 バローHD 7,301 3.8
5 ユナイテッド・スーパー… 7,189 3.7
6 イズミ 6,797 3.5
7 アークス 5,569 2.9
8 マックスバリュ西日本 5,542 2.9
9 ヤオコー 4,871 2.5
10 ヨークベニマル 4,690 2.4
※はスーパー関連部門の売上高で、イオンはGMS+SM事業、セブン&アイ・HDはスーパーストア事業の売上高です。シェアとはスーパー業界の規模(対象企業の47社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでスーパー市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれスーパー業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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スーパー業界 対象企業一覧
イオン、セブン&アイ・HD、ライフコーポレーション、バローHD、ユナイテッド・スーパー…、イズミ、アークス、マックスバリュ西日本、ヤオコー、ヨークベニマル、平和堂、マックスバリュ東海、神戸物産、イオン九州、イオン北海道、サミット、フジ、ベルク、エイチ・ツー・オーリテ…、オークワ、アクシアルリテイリング、いなげや、リテールパートナーズ、大黒天物産、東急、サンエー、ハローズ、エコス、関西スーパーマーケット、JMホールディングスなどの計47社
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