2021年の食品業界のランキングや動向、現状などを研究

食品業界

FOOD

2021年の食品業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを研究しています。過去の食品業界の市場規模の推移をはじめ、食料品出荷額の推移、売上高ランキングと2021年のコロナの影響、セグメントごとの動向と今後の食品業界の成長のポイントなどを解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考にご活用下さい。

業界規模

29.3兆円

(12位/181業界)

成長率

-0.9%

(99位/181業界)

利益率

+2.6%

(78位/181業界)

平均年収

630万円

(79位/181業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

食品業界の現状と動向(2021年版)

グラフは食品業界の業界規模(対象企業の132計)の推移をグラフで表したものです。

食品業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の食品業界の業界規模(主要対象企業132社の売上高の合計)は29兆3,574億円となっています。

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食品業界の過去9年間の業界規模の推移

近年の食品業界は緩やかな上昇傾向 2020年はコロナで明暗が

食品業界の過去の業界規模の推移を見ますと、近年では鈍化していますが、2019年までは緩やかな増加傾向にあります。

経済産業省の工業統計調査によると、2019年の食料品の出荷額の推移は、前年比0.3%増加の27兆6,861億円でした。

食料品の出荷額の推移

食料品の出荷額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

食料品の出荷額も緩やかな増加傾向にあることが分かります。ただし、近年では伸び率が鈍化しており、頭打ちとなりつつあります。

食品業界の動向は、基本的にその国の経済状況と人口推移に比例します。日本の人口は長期的に減少傾向にあり、近年、その影響をじわじわと受けるようになってきました。現在はまだ増加傾向にありますが、今後、踊り場にさしかかる可能性があります。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、企業や業種によって明暗が分かれました。飲食店においては休業や時短営業を余儀なくされ外食需要は減少、業務用を中心に業績は落ち込みました。一方、家庭用は外出自粛やテレワーク、休校などで自宅で食事をとる機会が増えたため、追い風となっています。

続いて、食品業界の内部動向を見ていきましょう。以下は食品業界の2020-2021年の売上高ランキングです。

食品業界 売上高ランキング

食品業界は市場規模20兆円を超える大きな業界です。サントリー、アサヒは売上高2兆円以上、明治HD、日本ハム、味の素はいずれも売上高1兆円を超える規模となっています。全体的に売上高の変動は小さく、ランキングに大きな変動が少ないのが特徴です。

冷凍食品と食肉がやや増加 菓子は少子化の影響か

続いて、食品業界のセグメント別 売上高をご紹介します。食品業界は規模が大きな業界ですので、セグメントごとに分解することで、動向をこまかく把握することができます。

食品業界のセグメント別 売上高(2020年-2021年)

食品業界のセグメント動向(2020年-2021年、業界動向サーチ調べ)

2020年-2021年の食品業界のセグメント別の売上高を見ますと、「菓子」を除く7つのセグメントで減少を記録しています。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により減少に転じましたが、近年は冷凍食品が好調に推移しています。近年、共働きをする世帯が増加し、食品の時短・簡便ニーズが高まっています。これは、最近の食品業界のトレンドです。実際に、スーパーでも冷凍食品売り場が拡張され、よく売れているのが分かります。

食肉も堅調な分野の一つです。最近では牛肉が伸びており、豚肉や鶏肉も堅調に推移しています。食肉は低糖質、高たんぱくなど健康志向の高まりを背景に需要が伸びています。なお、最近では高齢者でも肉を食べる人が増えており、こうしたトレンドを後押ししています。

乳製品や菓子は若干の減少となりました。2019年は冷夏によりアイスクリームの売上が落ち込んだことが要因の一つです。乳製品では牛乳は減少傾向にある一方、ヨーグルトが人気です。菓子はここ数年、減少傾向にあります。少子化の影響が徐々に出てきているのが分かります。

食品業界シェア&ランキング(2021年版)

食品業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで食品市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

食品業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 サントリーHD 23,676 8.1
2 アサヒグループHD 20,277 6.9
3 キリンHD 18,495 6.3
4 明治HD 11,917 4.1
5 日本ハム 11,761 4.0
6 味の素 10,714 3.6
7 山崎製パン 10,147 3.5
8 マルハニチロ 8,625 2.9
9 伊藤ハム米久HD 8,426 2.9
10 コカ・コーラボトラーズ… 7,919 2.7
※シェアとは食品業界の規模(対象企業の132社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで食品市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ食品メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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サントリーHD、アサヒグループHD、キリンHD、明治HD、日本ハム、味の素、山崎製パン、マルハニチロ、伊藤ハム米久HD、コカ・コーラボトラーズ…、日清製粉グループ本社、日本水産、雪印メグミルク、森永乳業、ニチレイ、キユーピー、日清食品HD、キッコーマン、伊藤園、サッポロHD、プリマハム、東洋水産、ヤクルト本社、不二製油グループ本社、スターゼン、江崎グリコ、日清オイリオグループ、大塚HD、ニップン、エスフーズなどの計132社
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