2020年の調味料業界の動向やランキング、シェアなどを研究しています。

調味料業界

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2020年の調味料業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを分析しています。過去の調味料業界の市場規模の推移をはじめ、調味料の生産量の推移グラフ、2020年のコロナの業績への影響、売上高ランキング、各社の海外展開や商品開発の動向などをレポートしています。ビジネスや投資、就職や転職などの参考資料としてご活用ください。

業界規模

1.6兆円

(95位/170業界)

伸び率

+2.7%

(106位/170業界)

利益率

+4.0%

(53位/170業界)

平均年収

631万円

(80位/170業界)

目次

調味料業界の現状と動向(2020年版)

グラフは調味料業界の業界規模(対象企業の19計)の推移をグラフで表したものです。

調味料業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2019年-2020年の調味料業界の業界規模(主要対象企業19社の売上高の合計)は1兆6,929億円となっています。

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  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年

調味料業界の過去5年間の業界規模の推移

2020年はコロナの影響により家庭用は増加、業務用は減少

調味料業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2015年から2019年にかけて、横ばいで推移しています。

農林水産省の食品産業動態調査によると、2020年のしょうゆ生産量は前年比-5.6%の70.2万kl、みそは前年比-1.4%の47.4万t、めんつゆは前年比-2.3%の16.5万klでした。

調味料の生産量の推移(出所:農林水産省、グラフは業界動向サーチが作成)

2020年はしょうゆ、みそ、めんつゆともに若干の減少を記録しています。近年の動向を見ますと、しょうゆは緩やかな減少傾向、みそは2019年までは緩やかな増加にありましたが、2020年には横ばい、めんつゆは横ばいで推移しています。

2020年の調味料業界は、コロナ禍による巣ごもり需要が増加した影響で、家庭用の調味料は伸びましたが、外食向けなどの業務用は落ち込みました。各社、原材料の上昇による利益の減少も見られます。2020年はコロナの影響で、プラスとマイナスの両面が見られました。業界全体としては微減を記録しています。

続いて、調味料業界の売上高ランキングを分析していきます。ランキングを見ることで、業界内の勢力関係を見ることができます。

調味料業界 売上高ランキング

2019年の調味料業界売上高ランキング(いずれも部門売上高)は、1位が味の素、2位がキッコーマン、3位がキユーピーでした。味の素はうま味調味料、キッコーマンは醤油、キユーピーはマヨネーズでいずれも首位のシェアを誇ります。

2019年のランキングでは上位6社は前年に比べて横ばいとなりました。調味料業界は、売上高の変化が少なく、ランキングの順位も入れ替わりにくい特徴を持っています。

グローバル企業がずらり 付加価値商品の開発も進む

調味料業界の成長率は+2.7%で150業界中、96位と低い水準にあります。業界規模や生産量の推移を分析しても、近年の頭打ち感は否めません。

国内の調味料業界は今後、人口の減少に伴い、減退してゆくことが予想されます。こうした動向を受け、調味料メーカー各社は海外展開の加速や付加価値商品の開発推進など様々な手を打っています。

醤油首位のキッコーマンは、海外売上高比率が61%と調味料業界で最も海外進出が進んでいる会社です。北米を中心に欧州やアジア・オセアニアで展開しています。60%のうち40%ほどが食料品の卸売事業ですが、製造・販売も20%ほど手掛けています。

キッコーマンは国内向けにも、注力しています。近年では、消費者の健康ニーズの高まりをとらえ、食塩分を66%カットした「超減塩しょうゆ」を発売しています。酸化を防ぐことで鮮度を高める「いつでも新鮮」ボトルを使用することで、さらなる商品の差別化も図っています。

キッコーマン「超減塩しょうゆ」

キッコーマンの「超減塩しょうゆ 食塩分66%カット」

調味料首位の味の素は、1909年に世界で初めてうま味調味料を製品化し、早い段階で海外展開を始めました。味の素の2019年現在の海外売上高比率は56%で、売上の半分以上を海外で稼いでいます。アジアを中心に米州、欧州や中東、アフリカで展開。現地のニーズに合わせたメニュー用調味料の拡大に注力しています。

カレールー・香辛料首位のハウス食品は、海外売上高比率が13~14%ほどとなっています。米国やアジアを中心に展開しています。近年、ハウス食品は話題の調味料「魅惑のハリッサ」、「禁断の黒コショウ」を発売しました。最近伸びているスパイス需要を新たに取り込む構えです。

近年の調味料メーカーで特徴的なのは、「海外進出を強めている」、「商品を差別化している」という点です。国内市場が縮小するにあたり、売上を伸ばすには、新たな市場を開拓するか、消費者ニーズに合った商品の差別化が必要になります。海外の食糧需要は今後も伸びる可能性が高く、消費者ニーズもすべてが発掘されているわけではありません。今後も各社、様々な取り組みが期待されます。

調味料業界シェア&ランキング(2020年版)

調味料業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで調味料市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

調味料業界 売上高&シェアランキング(2019年-2020年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 味の素 4,884 28.8
2 キッコーマン 2,615 15.4
3 キユーピー 1,852 10.9
4 ハウス食品グループ本社 1,408 8.3
5 カゴメ 1,324 7.8
6 エスビー食品 1,308 7.7
7 永谷園HD 930 5.5
8 ケンコーマヨネーズ 590 3.5
9 アリアケジャパン 523 3.1
10 エバラ食品工業 512 3.0
※味の素は調味料・加工食品事業、キッコーマンは国内+海外食料品製造・販売事業、キユーピーは調理・調味料事業、ハウス食品グループ本社は香辛・調味加工食品事業、カゴメは加工食品事業、エスビー食品は食料品事業、永谷園HDは国内+海外食料品事業、ケンコーマヨネーズは調味料・加工食品事業の売上高です。シェアとは調味料業界の規模(対象企業の19社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで調味料市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ調味料メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

調味料業界 その他のランキング

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調味料業界 対象企業一覧
味の素、キッコーマン、キユーピー、ハウス食品グループ本社、カゴメ、エスビー食品、永谷園HD、ケンコーマヨネーズ、アリアケジャパン、エバラ食品工業、ダイショー、ブルドックソース、理研ビタミン、和弘食品、ユタカフーズ、焼津水産化学工業、ピエトロ、佐藤食品工業、井村屋グループの計19社
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