2019年のファミリーレストラン業界の動向や現状、ランキング等を研究

ファミリーレストラン業界

FAMILYRESTAURANT

2019年のファミリーレストラン業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを分析しています。過去のファミリーレストラン業界の市場規模の推移をはじめ、ファミレス主要3社の売上高動向、需要の減少や人手不足問題などの課題に対する各社の取り組みなどを解説しています。ビジネスや投資の市場分析、転職や就職の参考資料としてぜひ、ご活用下さい。

業界規模

0.9兆円

(101位/136業界)

伸び率

2.4%

(89位/136業界)

利益率

1.6%

(116位/136業界)

平均年収

518万円

(115位/136業界)

ファミリーレストラン業界の現状と動向(2019年版)

グラフはファミリーレストラン業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

ファミリーレストラン業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のファミリーレストラン業界の業界規模(主要対象企業15社の売上高の合計)は9,957億円となっています。

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ファミリーレストラン業界の過去7年間の業界規模の推移

ファミレス市場は引き続き堅調 ライススタイルの多様化が後押し

過去のファミリーレストラン業界の市場規模の推移を見ますと、2012年から2018年にかけて緩やかに増加しています。

ファミリーレストランは、洋食を中心に和食や中華など品ぞろえが豊富なことから、幅広い層に支持されており、老若男女問わず利用されています。ファミレスで朝食を済ませる消費者も増えており、消費者のライフスタイルが多様化していることがうかがえます。

近年、ファミリーレストランの需要は堅調に推移しています。ここ数年、単身世帯や共働き世帯の利用率は増加し、家事や食事を簡単に早く済ませたい「時短・簡便」ニーズが市場を後押ししています。また、外食に慣れ親しんだシニア層の利用も目立ちます。世代間の差はなく、全方位的な戦略が功を奏しています。

ファミレス主要3社の売上高の推移(各社公表資料、グラフは業界動向サーチが作成)

2018年度の主要ファミリーレストラン企業15社の売上高の合計は9,957億円でした。すかいらーくHDは前年比+1.9%の3,663億円、サイゼリヤは+3.8%の1,540億円、ゼンショーHDは+1.1%の1,293億円、ロイヤルHDは-0.6%の617億円となりました。いずれも比較的堅調な業績を記録しています。

各企業は市場の需要獲得を狙い、新規出店や店舗改装を進めています。特にファミレス最大手であるすかいらーくHDでは、グループ全体で3,258店舗(2019年12月現在)と前年から58店舗の増加となっています。

単価上昇のウラで需要は鈍化 客数回復狙うも不安要素も

ここ数年のファミリーストラン業界は、客単価が上昇傾向にある一方、需要の伸びには鈍化が見られます。

需要の鈍化が課題となるファミレス業界において、各企業は相次いで客数回復における対策を講じています。メニューの刷新をはじめ、国産食材を用いた高価格帯メニューの投入、低価格でお酒を楽しめる『ちょい飲み』やフェアの開催など、幅広い客層の取り込みを図っています。

すかいらーくHDが展開する「ガスト」では、ご当地麺料理をイメージした「ご当地麺博覧会」フェアを開催、その他、数量限定のシャトーブリアンやイベリコ豚、黒トリュフなど高級食材を使用したメニューを登場させています。

また、「サイゼリヤ」では牛すね肉を用いた食べ応えのあるポトフを投入、「ロイヤルホスト」は、品質重視向けメニューを展開、季節の食材を使用したデザートや国産の黒毛和牛や真鯛、ホタテなどを用いて付加価値の高いメニューを開発しています。

近年はファミレス各社が相次いで高単価メニューを投入したことにより、一人当たりの単価は上昇しています。ただ、客数増加という課題は依然として残っています。

収益を圧迫する「人件費」 QR決済やデジタルメニューなど対策

さらなる課題として、ファミリーレストラン業界では深刻な人手不足が発生しています。

人口減少や高齢化の進行、失業率の低下などを背景に、ファミリーレストランでは働き手が足りず、各企業は人員確保へと最低賃金の引き上げを行っています。一方、人件費の上昇が収益を圧迫しているのが現状です。近年では食材や物流費も上昇しており、労務費は依然として増加傾向にあります。

これらの状況を踏まえ、大手ファミレスでは、24時間営業の廃止や営業時間短縮、年末年始の営業見直し、機械化や業務効率化を進めています。

業界最大手であるすかいらーくHDでは、2016年に一部店舗の深夜営業時間を見直し、2020年1月には全店で24時間営業を廃止しました。2020年2月よりガストやジョナサンで「QRコード決済」を開始。また、タブレット型端末を活用したデジタルメニューブックの導入など、デジタルによる省人化を加速させています。

ロイヤルHD運営の「ロイヤルホスト」では2017年に24時間営業を全店舗で廃止。卓上端末によるセルフオーダーの試験運用開始で、IT活用による効率性向上を進めています。また、サイゼリヤでは「割れにくい樹脂製食器」を導入。お客への安全性を高めるほか、従業員の負担軽減や作業効率向上を図っています。

ファミリーレストラン業界シェア&ランキング

ファミリーレストラン業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでファミリーレストラン市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ファミリーレストラン業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 すかいらーくHD 3,663 36.8
2 サイゼリヤ 1,540 15.5
3 ロイヤルHD 1,377 13.8
4 ペッパーフードサービス 635 6.4
5 ココスジャパン 574 5.8
6 SRSホールディングス 445 4.5
7 あみやき亭 321 3.2
8 ジョイフル 321 3.2
9 サガミHD 266 2.7
10 ブロンコビリー 224 2.2
※シェアとはファミリーレストラン業界の規模(対象企業の15社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでファミリーレストラン市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれファミリーレストラン業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

ファミリーレストラン業界 その他のランキング

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ファミリーレストラン業界 対象企業一覧
すかいらーくHD、サイゼリヤ、ロイヤルHD、ペッパーフードサービス、ココスジャパン、SRSホールディングス、あみやき亭、ジョイフル、サガミHD、ブロンコビリー、ジョリーパスタ、安楽亭、カルラ、フライングガーデン、フレンドリーの計15社
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