寿司業界の現状、動向、ランキング、シェア等を掲載しています。

寿司業界

SUSHI

寿司業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで寿司業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

0.5兆円

伸び率

+1.4%

利益率

-0.9%

平均年収

444万円

目次

寿司業界の現状と動向(2021年版)

グラフは寿司業界の業界規模(対象企業の10計)の推移をグラフで表したものです。

寿司業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の寿司業界の業界規模(主要対象企業10社の売上高の合計)は5,621億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

寿司業界の過去6年間の業界規模の推移

漁獲量の減少に伴い、新業態の展開、宅配など模索

寿司業界の過去の推移を見ますと2015年から2019年まで緩やかな増加傾向でしたが、2020年には減少に転じています。

以下のグラフは、回転寿司大手3社の月次売上高の推移をあらわしたものです。数字は前年比の既存店売上高の割合です。

回転寿司大手3社の月次売上高の推移(出所:各社公表資料、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、コロナウイルスの感染拡大後の2020年4月が底となり、その後は増加傾向にあることが分かります。業界上位3社とも同様の動きを示しており、業界全体でも同じような動向が予想されます。2021年4月以降は、昨年の反動による大幅増が見られますが、売上高は徐々に回復していることが分かります。

回転寿司業界は大手5社のシェアが84%(2019年現在)と高いシェアを誇っています。その影響で地方の回転寿司チェーンの倒産が相次ぎ、大手による寡占化が進んでいます。

回転寿司業界では、魚を中心にした食材のコストが大きく、売上原価だけでも4~5割を占めるのも珍しくないと言われています。また、海水温の上昇や世界的な人口増加の影響により、漁獲量の減少、魚価格の高騰が予想されています。さらに100円の回転寿司チェーンが広く浸透したため、従来の寿司に加え、各社様々なサービスを展開しています。

業界首位の『スシロー』は、羽田市場と提携し全国の天然魚を提供、寿司居酒屋『杉玉』・フードコートモデル『スシローコノミ』など新業態の開発も進めています。『くら寿司』では、健康志向のニーズに対応し糖質オフメニューを展開、スシローとかっぱ寿司は、UberEATSを利用したデリバリーを都内一部で開始しました。

2020年の回転寿司上位5社の売上高によると、『スシロー』を展開するFOOD&LIFE COMPANIESが対前年比3.0%増、くら寿司が0.2%減、カッパ・クリエイトが13.4%減、元気寿司が12.0%減、アトムが35.3%の減少でした。

2020年は新型コロナの感染拡大で外食を控える消費者が増加しました。店側も休業や時短営業を余儀なくされたため、来店客が激減しました。一方、このような状況下でもテイクアウト需要は順調で、各社ドライブスルーや店内に受取用のロッカーを設置するなど、新たな取り組みを開始しています。

アジアを中心に海外展開するもブランド戦略で苦戦

回転寿司チェーン各社は海外での展開も加速しています。

スシローは、2019年9月現在、韓国14店舗、台湾9店舗、香港1店舗、シンガポールで1店舗を展開し、台湾での価格は150~300円を設定しています。以降、東アジアや東南アジア、北米を重点エリアに海外5ヶ国以上の展開を目指しています。また、2019年9月には50億円を投資して22~26店を海外に出店する計画を発表しました。

くら寿司では、2021年10月現在、台湾25店舗、米国25店舗を展開。2020年から2021年は新型コロナの影響もあり、出店数は鈍化していますが、今後も着実に店舗数を増やしてゆく予定です。

かっぱ寿司は、国内の回転寿司事業への集中を理由に、2018年3月30日に韓国事業をコロワイドグループのレインズインターナショナルに売却しました。

一方で、海外での日本の低価格回転寿司の展開が難しいとの声も聞かれます。海外では未だ日本の寿司は職人が握る高級品のイメージが強く、機械が握る低価格の寿司に対応しきれていないのが原因とも言われています。さらに世界各国に中韓国系の安価な回転寿司店が横行していることも要因とされています。

しかしながら、今後の国内需要の低下や成長性を図る上でも海外展開の成否がポイントとなります。ローカライズとブランドの浸透には時間がかかりますが、発展の可能性と開拓の余地はかなり残されている分野です。

外国人に人気の回転寿司 インバウンド需要を取り込めるか

2020年から2021年はコロナウイルスの感染拡大により、減少を余儀なくされている寿司業界ですが、2019年以前は訪日外国人数が3,100万人を突破し、インバウンド需要が大きな追い風となっていました。

外国人にとって回転寿司業界の「ハイテクシステム」はエンターテイメント性があり、とても人気です。低価格で食べられ、多言語機能を備えたタブレットの利用で注文がしやすいのもポイントです。

こうした流れを受け、『無添くら寿司』は2019年3月に大阪で初のインバウンド向け店舗をオープンしました。大阪の「通天閣」近くに位置するこの店では、多言語対応の自動案内機や無料Wi-Fiスポット、外国人向け撮影スポットなどを備えています。

今後もこうした対応は進むとみられ、各社インバウンド対策に迫られています。

今後国内の人口が減少する中で、インバウンド重要の増加は回転寿司業界にとっては追い風です。日本独自の文化である寿司を世界に広めるという意味でも大きな役割を果たしますし、企業業績の拡大にも一定の寄与が見込まれます。

寿司業界シェア&ランキング(2021年版)

寿司業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで寿司市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

寿司業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 スシローグローバルHD 2,049 36.5
2 くら寿司 1,358 24.2
3 カッパ・クリエイト 648 11.5
4 元気寿司 382 6.8
5 アトム 321 5.7
6 魚力 320 5.7
7 ジー・テイスト 197 3.5
8 銚子丸 177 3.1
9 魚喜 108 1.9
10 小僧寿し 61 1.1
※シェアとは寿司業界の規模(対象企業の10社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで寿司市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ寿司会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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寿司業界 対象企業一覧
スシローグローバルHD、くら寿司、カッパ・クリエイト、元気寿司、アトム、魚力、ジー・テイスト、銚子丸、魚喜、小僧寿しの計10社
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