即席麺業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。

即席麺業界

INSTANT NOODLES

2020-2021年の即席麺(インスタント麺)業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。即席麺業界の過去の市場規模の推移をはじめ、即席麺(袋麺、カップ麺)の生産量の推移、2020年のコロナの影響と売上高ランキング、各社の海外展開の動向などを解説しています。ビジネスや投資、就職などの参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.8兆円

(126位/190業界)

伸び率

+2.7%

(50位/190業界)

利益率

+3.8%

(60位/190業界)

平均年収

618万円

(92位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

即席麺業界の現状と動向(2021年版)

グラフは即席麺業界の業界規模(対象企業の7計)の推移をグラフで表したものです。

即席麺業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の即席麺業界の業界規模(主要対象企業7社の売上高の合計)は8,615億円となっています。

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  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

即席麺業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年は巣ごもり需要で堅調 海外での需要増も

即席麺業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2015年から2020年にかけて横ばい傾向にあります。

農林水産省の食品産業動態調査によると、2020年の即席麺の生産量は前年比2.5%減の411,934トンでした。袋麺は同1.0%減の206,907トン、カップ麺は3.9%減の205,027トンでした。

即席麺の生産量の推移(出所:農林水産省、グラフは業界動向サーチが作成)

即席麺は主に「袋麺」と「カップ麺」に分けられます。「袋麺」はいわゆるインスタントラーメンと呼ばれるもので、麺を鍋などで茹でて調味料を加えて食べるタイプのものです。カップ麺は容器に麺がセットされており、そのままお湯を入れて食べるタイプのものです。

即席麺の生産量の推移をみますと、2014年から2020年までほぼ横ばいで推移しています。袋麺、カップ麺も同様の推移を見せており横ばいの推移です。

2020-2021年は新型コロナ感染拡大の影響に伴う巣ごもり消費増加の影響で、即席麺の売上は堅調な推移を見せました。家族が家で食べる機会の多かったコロナ禍ではとくに、袋麺の売上が堅調でした。また、コロナの影響により、米国や南米、アジアなど、世界の即席麺需要が急増し、売上高も高い伸びを記録しました。

即席麺業界 売上高ランキング

即席麺業界の2020年の売上高ランキングを見ますと、日清食品HD、東洋水産、サンヨー食品が高いシェアを占めています。首位の日清食品HDは明星食品を傘下に持っており、「チキンラーメン」、「出前一丁」、「カップヌードル」を展開しています。

東洋水産は「マルちゃん正麺」、「赤いきつね」などを、サンヨー食品は「サッポロ一番」、「カップスター」などを展開しています。いずれも定番の馴染みのある商品ばかりですね。2020年は売上高が「横ばい」の企業が多く、ランキングの変動もありませんでした。

国内の即席麺は成熟市場へ 「海外事業」を強化

国内の即席麺市場は成熟期を迎え、近年では横ばいの推移となっています。今後も高齢化や人口減少など市場環境が良いとは言えません。こうした動向を踏まえ、即席麺メーカーは海外事業の強化に取り組んでいます。

即席麺首位の日清食品HDは「カップヌードル」を武器に、海外事業に力を入れています。カップヌードルは今や世界100カ国以上で販売され、販売額は2,000億円に達します。各地域の市場環境や消費者の好みに合わせて最適化され、欧州、中国・アジア、北中米、南米を中心に販売されています。

発売50周年を迎え、世界累計販売500億食を突破した『カップヌードル』

発売50周年を迎え、世界累計販売500億食を突破した『カップヌードル』

即席麺2位の東洋水産も海外事業の強化に力を入れています。東洋水産では米国やメキシコを中心に、タイや中国、台湾など一部アジアでも展開しています。今後も、好調な米国とメキシコをメインに、テキサス工場の第6ラインの増産など生産体制の強化を図ります。

「サッポロ一番」などを展開するサンヨー食品は、中国や東南アジア、北米、サブサハラアフリカを中心に海外展開しています。グループ会社に中国即席麺の最大手、麺康師傅(カンシーフ)があり、中国を中心に展開を進めます。

2020年の即席麺業界は新型コロナによる巣ごもり需要の追い風もあり、堅調に推移しました。一方、2021年の後半から原材料価格の上昇など一部で懸念要因もあります。国内の即席麺業界は成熟市場となっていますが、海外ではまだまだ成長の余地があります。日本で培われた高い技術力や生産力を活かし、海外でのさらなる発展を期待したいところです。

即席麺業界シェア&ランキング(2021年版)

即席麺業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで即席麺市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

即席麺業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 日清食品HD 3,622 42.0
2 東洋水産 2,274 26.4
3 サンヨー食品 1,816 21.1
4 エースコック 413 4.8
5 シマダヤ 311 3.6
6 マルタイ 93 1.1
7 ユタカフーズ 86 1.0
※日清食品HDは日清食品+明星食品+米州地域+中国地域事業、東洋水産は国内即席麺+海外即席麺事業、ユタカフーズは即席麺事業の売上高です。シェアとは即席麺業界の規模(対象企業の7社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで即席麺市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ即席麺業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

即席麺業界 その他のランキング

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即席麺業界 対象企業一覧
日清食品HD、東洋水産、サンヨー食品、エースコック、シマダヤ、マルタイ、ユタカフーズの計7社
注意・免責事項
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