2020-2021年のラーメン業界の動向や現状、ランキングなどを分析しています。

ラーメン業界

RAMEN

2020年-2021年のラーメン業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを分析しています。ラーメン業界の過去の業界規模の推移をはじめ、ラーメンチェーン大手6社の売上高グラフ、2020-2021年のコロナの影響と売上高ランキング、各社の最新の出店状況などについて解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.1兆円

(183位/190業界)

成長率

-5.0%

(156位/190業界)

利益率

-4.4%

(166位/190業界)

平均年収

465万円

(182位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

ラーメン業界の現状と動向(2021年版)

グラフはラーメン業界の業界規模(対象企業の9計)の推移をグラフで表したものです。

ラーメン業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のラーメン業界の業界規模(主要対象企業9社の売上高の合計)は1,152億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

ラーメン業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年は前年から大幅減 コロナで繁華街の減少響く

ラーメン業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2015年から2019年までの増加傾向から一転し、2020年は大幅に減少しています 。

続いて、企業ごとの動向について解説します。以下のグラフはラーメンチェーン6社の売上高の推移を示しています。

ラーメンチェーン6社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

ラーメンチェーン6社の売上高グラフを見ますと、2015年から2019年にかけてはおおむね増加傾向にありましたが、2020年には業績に明暗が分かれました。ハイデイ日高や幸楽苑、力の源HDなど上位3社が大幅に減少する中、下位3社は上昇を記録しています。なかでも、家系ラーメンの「ギフト」の成長は著しく、順調に業績を伸ばしています。

2020年のラーメン業界は、新型コロナによる感染拡大の影響を受けた一年でした。2020年4月、初の緊急事態宣言中では、休業や時短営業、外出自粛が影響し、客数と売上高はともに減少しました。一方、緊急事態宣言解除後はGoToキャンペーン効果もあり、一時的に持ち直しの動きも見られましたが、業績は大幅に減少しました。

また、立地でも明暗が分かれました。ロードサイドや郊外店舗では、いち早く客足の戻りが見られたものの、都心部の繁華街やオフィス街の店舗では来店客の戻りは鈍く、苦戦が続いています

ラーメン業界 売上高ランキング

2020年のラーメン業界売上ランキングは、首位がハイデイ日高、2位が幸楽苑HD、3位が力の源HD、4位から6位には丸千代山岡家、ギフト、物語コーポレーションが入っています。トップのハイデイ日高と幸楽苑HDの売上は拮抗しており、状況によっては首位が入れ替わる可能性があります。

2020年の主なラーメンチェーン6社の業績は、ハイディ日高が前年比30.2%減の278億円、幸楽苑が同30.6%減の265億円、力の源HDが43.3%減の165億円でした。大手3社ともに3割から4割の大幅減を記録しています。

ロードサイドの出店強化 新業態や宅配開拓で収益モデル転換へ

近年、右肩上がりで成長してきたラーメン業界ですが、新型コロナの感染拡大により状況は一変し、とくに繁華街の店舗は苦戦を強いられています。

こうした状況を踏まえ、大手各社は手薄だったロードサイドや住宅街への出店を強化しています。また、テイクアウトや宅配需要にも対応するなど、収益モデルの転換を図っています。

繁華街を中心に出店拡大してきたハイデイ日高は、コロナ禍では立地がデメリットとなり業績は大きく落ち込みました。こうした動向を受け、今後はロードサイドへの出店を強化し、幅広い客層と集客に注力します。また、宅配やテイクアウト、新業態店などでも販路の拡大を行います。

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日高屋の主なロードサイド店舗

ロードサイドが強みの幸楽苑HDにおいても、休業や時短営業が響き業績は大幅に減少しています。一方、こうした動向を商機と捉え、幸楽苑はイートイン主体から総合食品企業への変革を目指しています。朝食やランチ、ドライブスルー強化の3大戦略に加え、非外食需要を取り込むことで、デリバリーや通販、スーパーでの商品販売も強化します。

一方、家系ラーメン「町田商店」を展開するギフトは、コロナの影響は受けたものの、2020年の業績は前年比21.1%の増収を記録しています。自粛期間中も来店しやすいロードサイドや住宅街店舗に加え、迅速に対応した「宅配」や「持ち帰り」が功を奏しました。

同社は、直営店は都心を中心としたラーメン高消費エリアに出店し、FCのプロディース店は郊外に出店する計画を立てており、形態による立地の棲み分けを実施しています。

2020年のラーメン業界は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたため、業界規模は大幅に縮小しました。2021年10月以降も飲食店への要請は緩和されましたが、繁華街店舗は依然として厳しい状況です。コロナにより、消費者の行動パターンと飲食店のビジネスモデルは大きく変化しました。ラーメンチェーン各社は、急ピッチで収益モデルの見直しを図っています。

ラーメン業界シェア&ランキング(2021年版)

ラーメン業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでラーメン市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ラーメン業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 ハイデイ日高 278 24.1
2 幸楽苑HD 265 23.0
3 力の源ホールディングス 165 14.3
4 丸千代山岡家 142 12.3
5 ギフト 109 9.5
6 物語コーポレーション 92 8.0
7 ハチバン 53 4.6
8 JBイレブン 37 3.2
9 ワイエスフード 11 1.0
※ハイデイ日高は日高屋事業、物語コーポレーション、JBイレブンはラーメン部門、ワイエスフードは外食事業の売上高です。シェアとはラーメン業界の規模(対象企業の9社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでラーメン市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれラーメン業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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ラーメン業界 対象企業一覧
ハイデイ日高、幸楽苑HD、力の源ホールディングス、丸千代山岡家、ギフト、物語コーポレーション、ハチバン、JBイレブン、ワイエスフードの計9社
注意・免責事項
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