牛丼業界の現状や動向、ランキングなど

牛丼とお味噌汁

牛丼業界の現状や動向、ランキング・シェアなどを研究しています。データは2021-2022年。牛丼業界の市場規模の推移をはじめ、大手牛丼チェーンの売上高と月次動向の推移グラフ、2021年のコロナの影響と各社の取り組みについて解説しています。

牛丼業界(2021-2022年)

牛丼業界の推移と基本情報

業界規模

0.4兆円

成長率

1.4

利益率

2.8

平均年収

658万円

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

牛丼業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2019年まで増加傾向にありましたが、2020年には減少、2021年には再び増加に転じています。

牛丼業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年は回復傾向 コロナ前の水準まで戻る

以下のグラフは、牛丼大手3社の過去7年間の売上高の推移です。2021年のゼンショーHDは前年比7.5%増の2,325億円、吉野家HDは前年比2.3%増の1,070億円、松屋フーズは同0.3%減の729億円でした(いずれも牛丼部門の売上高)。

牛丼大手3社の売上高の推移

牛丼大手3社の売上高の推移(出所:各社決算資料、グラフは業界動向サーチが作成)

過去の推移をみますと、2020年は3社とも減少に転じましたが、2021年は上位2社が増収を記録し、全体としてはコロナ前の水準にまで戻りました。牛丼業界はテイクアウトのニーズも根強く、コロナからの立ち直りも早い傾向にあります。

牛丼業界の売上高の規模としては、ゼンショーが一歩リードしており、吉野家、松屋と続きます。ゼンショーHDは「すき家」と「なか卯」を展開しています。「すき家」は店舗数日本一の牛丼チェーン店です。ゼンショーは今までM&Aで会社を拡大し、業績を伸ばしてきました。

吉野家HDは、「吉野家」を全国展開しています。吉野家は日本橋の魚市場から発足した創業100年を超える老舗牛丼店です。牛丼や豚丼を中心に展開しています。松屋フーズHDは、「松屋」を展開しています。定食やカレーや丼などメニューが豊富で、季節メニューも定評があります。

続いて、2020年から2022年の最新の牛丼業界の動向を見ていきましょう。下のグラフは2020年から2022年の牛丼チェーン3社の既存店売上高の推移です。数字は前年同月比となっています。

牛丼チェーン3社の既存店売上高の推移

牛丼チェーン3社の既存店売上高の推移(出所:各社公表資料、グラフは業界動向サーチが作成)

牛丼チェーン3社の推移は、新型コロナ感染拡大後の2020年4月ごろに底を打ち、上昇傾向にあります。2021年、2022年ともに上昇が継続しており、全体的には回復傾向にあることが分かります。

2021年の牛丼業界は、昨年から続く新型コロナの影響を受ける一年となりましたが、昨年に比べて業績は回復傾向にあります。上図の月次推移を見ても2021年末から2022年にかけて回復がより鮮明になっています。牛丼は以前からテイクアウトが定着しており、他の飲食業に比べれて傷が浅く、2021年の業績はコロナ前の水準まで戻りました。

競争激化の中、牛丼各社はテイクアウトに注力

デリバリーとアプリ

2020年のコロナ以降、飲食業界の環境は一変しました。牛丼業界は他の飲食業に比べて、テイクアウトが定着していましたが、コロナ以降はこの動きがより鮮明になっています。牛丼大手各社は従来の店内飲食に加え、テイクアウトの施策を充実する動きが見られます。

「すき家」を展開するゼンショーは、中食需要を取り込むために「アプリ」、「WEB」、「電話」の3つ方法での予約注文が可能となっています。とくにアプリは使用時に自動的にクーポンが適用され、最安値になるなど利用の促進に力を入れています。

「すき家」の注文用アプリ

自動的にクーポンが適用される「すき家」の注文用アプリ

吉野家は、デリバリーや冷凍食品事業を強化しています。吉野家は「ウーバーイーツ」や「出前館」と提携し、18年比で25倍になっているデリバリー事業を強化します。さらに吉野家は、1.6倍に伸びている冷凍食品も強化。公式通販ショップも展開しており、「牛丼の具」など吉野家の味を自宅で食べることができます。

牛丼3位の松屋は、持ち帰り弁当やデリバリーの強化に加え、強みである商品開発に力を入れています。2020年は月に2回ほどのペースで季節限定商品の販売を進めています。

コンビニや中食に加え、コロナにより多くの飲食店がテイクアウトを始めたことから、牛丼業界を取り巻く環境はより厳しいものとなりました。店内飲食は2021年後半から回復傾向にありますが、物価上昇やウクライナ情勢など世界を取り巻く環境は依然として不透明感が続いており、予断を許さない状況が続きます。

牛丼業界 ランキング&シェア

牛丼業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで牛丼市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

牛丼業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 ゼンショーHD 2,325
2 吉野家HD 1,070
3 松屋フーズHD 729

※ゼンショーHDは牛丼カテゴリー、吉野家HDは吉野家事業、松屋フーズHDは牛めし定食事業の売上高です。シェアとは牛丼業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで牛丼市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ牛丼業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

関連リンク

牛丼業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。関連業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。

牛丼業界 対象企業一覧

ゼンショーHD、吉野家HD、松屋フーズHDの計3社

注意・免責事項

牛丼業界の動向や現状、ランキング、シェア等のコンテンツ(2021-2022年)は上記企業の有価証券報告書または公開資料に基づき掲載しております。牛丼業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書や公開資料にてご確認ください。