コンビニ業界の現状、ランキング、順位、売上高シェアなどを分析・研究。

コンビニ業界

CONVENIENCE STORE

コンビニ業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことでコンビニ業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

4.7兆円

伸び率

+1.0%

利益率

-1.0%

平均年収

463万円

目次

コンビニ業界の現状と動向(2021年版)

グラフはコンビニ業界の業界規模(対象企業の9計)の推移をグラフで表したものです。

コンビニ業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のコンビニ業界の業界規模(主要対象企業9社の売上高の合計)は4兆7,403億円となっています。

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  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
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  • 19年
  • 20年

コンビニ業界の過去9年間の業界規模の推移

店舗増から既存店の収益性アップへ 転換点を迎えるコンビニ業界

コンビニ業界の過去の推移を見ますと、2011年から17年にかけて増加傾向にありましたが、2019年には減少に転じています。

経済産業省の「商業動態統計」によると、2020年のコンビニエンスストアの販売額は前年比4.4%減の11兆6,422億円でした。

コンビニエンスストアの販売額の推移

コンビニエンスストアの販売額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

コンビニの販売額は、2011年から2019年まで上昇傾向にありましたが、2020年は10年で初めて減少に転じています。

近年のコンビニ各社は、従来通り店舗数を増やす中、商品開発にも注力。おにぎりや弁当、スイーツなどに力を入れ、顧客を飽きさせない工夫をしています。新規出店の「量」と商品開発による「質」を追求し、業績を拡大しています。

一方で、2018年までのコンビニ業界の好調を牽引してきたのが「店舗数の増加」です。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社は店舗数の増加に伴い、市場を拡大してきました。

ところが近年、この傾向に異変が見られ始めています。3社ともに2019年の店舗数を微増または横ばいにとどめる方針を発表、今後は不採算店舗の整理と既存店の売上アップに戦略をシフトする構えです。

このような市況のもと、2020年に入り新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出されことで、在宅ワークが増加しましたが、オフィス街の店舗売上は減少、全体では減少を記録しています。

2020-21年の最新のコンビニ業界動向 緩やかな回復傾向に

続いて、2020年から2021年にかけての直近のコンビニ業界の動向を見ていきましょう。

以下のグラフは、2020年から2021年のコンビニ大手3社の月次売上高の推移です。数字は前年同月比の既存店売上高の比較となっています。

コンビニ大手3社の既存店売上高の推移

コンビニ大手3社の既存店売上高の推移(出所:各社公表資料、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、コロナの感染拡大が始まった2020年2月から4月が大幅に減少しましたが、その後回復をし、2020年12月までは緩やかな増加傾向にあります。2021年1月には再び感染拡大が始まったため、一時的に落ち込みましたが、その後は再び増加傾向にあります。

全体の動向を見ますと、コロナウイルスの感染拡大により、売上の減少が見られることが分かります。ただし、2020年2月の落ち込みに比べ、2021年1月の落ち込みの幅が小さいことから、感染拡大による影響は日を追って軽微になっていることも分かります。

2020年はおおむね、セブン-イレブンの回復が早くみられましたが、2021年にはローソンやファミリーマートの増加がセブン-イレブンよりも大きい傾向になっています。

コロナ稼の小売業では、スーパーやドラッグストアが好調な推移を見せており、コンビニは出遅れていますが、直近の動向を見ますと少しづつですが回復傾向にあることが分かります。

経済成長著しいアジアを中心に加速する海外展開

拡大を続けてきたコンビニ業界ですが、国内のコンビニ数は飽和状態にあります。

国内のコンビニ店舗数は約58,340店(2019年3月末時点)。都市部ではすでに飽和状態にあり、新規出店の余地が少なくなっています。

そんな中、コンビニ各社は海外展開を加速しています。業界首位のセブンイレブンは米国で9,340店舗、タイで11,299店舗、韓国で9,485店舗、台湾で5,443店舗を展開(2019年3月末現在)。ほかに中国、マレーシア、フィリピンなど世界17ヶ国で展開、また、22年をメドにラオス進出を発表。2020年8月には米国のコンビニ「スピードウェイ」を2.2兆円で買収しました。

業界2位のファミリーマートは韓国からの撤退を決め、2020年月にはタイ事業をライセンス化。そのほか台湾、中国、タイなど東南アジアを中心にすでに約7,794店舗を展開(2019年12月現在)。業界3位のローソンも中国で2,007店舗、タイで120店舗を展開(2019年2月末現在)するなど東南アジアや中国を中心に多くの店舗を展開しています。

国内市場が飽和する中、経済成長が期待される東南アジアを中心に出店が加速するものと見られ、今後のコンビニ各社の世界への動向にも注目が集まります。

コンビニ業界シェア&ランキング(2021年版)

コンビニ業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでコンビニ市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

コンビニ業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 セブン&アイ・HD 31,088 65.6
2 ローソン 6,660 14.0
3 ファミリーマート 4,733 10.0
4 JR東日本リテールネット 2,219 4.7
5 ミニストップ 1,801 3.8
6 山崎製パン 493 1.0
7 ポプラ 192 0.4
8 スリーエフ 125 0.3
9 セコマ 92 0.2
※セブン&アイ・HDは国内コンビニ+海外コンビニ事業、山崎製パンは流通事業の売上高です。JR東日本リテールネット、セコマは2019年の売上高です。シェアとはコンビニ業界の規模(対象企業の9社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでコンビニ市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれコンビニ業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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セブン&アイ・HD、ローソン、ファミリーマート、JR東日本リテールネット、ミニストップ、山崎製パン、ポプラ、スリーエフ、セコマの計9社
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