2020-2021年の100円ショップ業界の動向やランキングなどを解説

100円ショップ業界

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2020-2021年の100円ショップ業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを解説しています。100円ショップ業界の過去の市場規模の推移をはじめ、大手100円ショップ3社の売上高の推移グラフ、2020-2021年のコロナの影響と近年の各社の取り組みなどを解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.8兆円

(127位/185業界)

成長率

+5.2%

(29位/185業界)

利益率

+1.9%

(91位/185業界)

平均年収

507万円

(158位/185業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

100円ショップ業界の現状と動向(2021年版)

グラフは100円ショップ業界の業界規模(対象企業の5計)の推移をグラフで表したものです。

100円ショップ業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の100円ショップ業界の業界規模(主要対象企業5社の売上高の合計)は8,621億円となっています。

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100円ショップ業界の過去11年間の業界規模の推移

2020年はコロナ禍でも好調 『巣ごもり需要』が寄与

100円ショップ業界の過去の推移を見ますと、2010年から2018年までは増加傾向、19年は横ばいで推移しましたが、2020年には増加に転じています。

続いて、100円ショップの企業ごとの動向について見ていきましょう。以下のグラフは、100円ショップ大手3社の売上高の推移を示したものです。

100円ショップ大手3社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、2015年から2020年にかけて、増加および横ばいで推移しています。とくに2020年は大創産業とセリアの2社がともに2桁の成長となりました。なかでも、大創産業の伸び率が高く、2020年には2位以下を大きく引き離す結果となりました。

2020年の100円ショップ業界は、新型コロナウイルスによる『巣ごもり需要』が寄与した年でした。衛生用品の他、雑貨やキッチン用品などの販売が好調に推移しました。緊急事態宣言による店舗の休業や時短営業による客数減の影響も受けましたが、全体では前年比増となりました。

100円ショップ業界 売上高ランキング

2020年の100円ショップ売上高ランキングを見ますと、首位が大創産業、2位がセリア、3位がキャンドゥと続きます。首位の大創産業は国内外の店舗数が5,892店舗、アイテム数は76,000点(2021年2月末)と、圧倒的な店舗力と商品力で業界をけん引しています。

2020年の100円ショップ大手4社の業績は、大創産業が前年比14.8%増の5,262億円、セリアは同10.6%増の2,006億円、キャンドゥは2.5%増の730億円でした。セリアでは初の2,000億円台を突破し、経常利益・当期純利益ともに過去最高を記録しています。

『新業態・高価格帯の拡充』へ 新たなニーズの獲得狙う

近年の100円ショップ業界は、原材費や物流コストの上昇、同業社間での出店競争が激化するなど、事業環境は年々厳しさが増しています。このような市況から、業界各社は「収益性の向上」や「集客力の強化」に向けた取り組みに力を入れています。

100円ショップ業界最大手の大創産業は、国内外合わせて5,892店舗(国内3,620店舗)を出店しています。アイテム数は76,000点にもおよび、そのうち90%が自社開発の商品です。近年では、高価格帯の新業態店に注力しており、価格の幅を広げることで、新たな顧客層の獲得を狙っています。

大創産業の新業態「Standard Products」

大創産業の新業態「Standard Products」

大創産業では、2018年から2020年に2ブランドの300円ショップを展開しています。また、2021年3月には新ブランドとなる『Standard Products』を展開、価格設定は100~1,000円のうち300円が7割を占めます。同年4月にはダイソーと300円ショップからセレクトした「Natural Coordinate」を出店、価格は100円から700円と幅広い設定にしています。

キャンドゥでは、売上高の拡大と収益体質の強化に取り組んでいます。委託店舗の出店をスタートさせた他、100円以外の他価格帯商品のラインナップを拡充しています。また、ホームセンター業界トップのDCMグループとの出店を強化するほか、2022年1月にはイオンの傘下に入るなど、販路の拡大と顧客獲得に注力しています。

M&Aで規模を拡大してきたワッツは、2021年10月に100円ショップ運営の「音通エフ・リテール」と、100円ショップ向け卸売りの「ニッパン」を買収しました。アイテム数は他社の半分と少ないですが、近年は高額商品の導入店舗を拡大してます。また、ワッツの強みである委託販売型店舗の拡大を強化しています。

一方、セリアは「100均一」を貫いています。大手3社が高価格帯にシフトするなか、「全商品100円」はセリアの強みとなっています。商品開発の強化や、セルフレジの導入など業務効率化に力を入れています。また、近年はアウトドア商品も展開したことで男性客も増加傾向にあります。

2020年の100円ショップ業界は、外出自粛やテレワークといった『巣ごもり需要』の恩恵を受けた一年でした。一方で、今後は原材料費や物流費、人件費が増加する懸念があります。特に、人手不足、最低賃金の上昇に伴う人件費の増加はリスク要因の一つで、薄利多売モデルの100円ショップには大きな負担となります。

100円ショップ業界シェア&ランキング(2021年版)

100円ショップ業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで100円ショップ市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

100円ショップ業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 大創産業 5,262 61.0
2 セリア 2,006 23.3
3 キャンドゥ 730 8.5
4 ワッツ 527 6.1
5 音通 96 1.1
※音通は食料品・生活雑貨小売事業の売上高です。シェアとは100円ショップ業界の規模(対象企業の5社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで100円ショップ市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ100円ショップ会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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100円ショップ業界 対象企業一覧
大創産業、セリア、キャンドゥ、ワッツ、音通の計5社
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