スポーツ用品店業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを分析しています。スポーツ用品業界の過去の業界規模の推移をはじめ、2020-2022年の大手3社の月次売上高推移グラフ、3社の事業展開と近年の業界の動向などを解説しています。
業界規模
0.5兆円
成長率
2.2%
利益率
2.3%
平均年収
615万円
スポーツ用品店業界の過去の業界規模の推移を見ますと、直近の2020年から2022年にかけて増加傾向にあります。
以下のグラフは、スポーツ用品店大手3社の2021年から2024年9月の月次売上高の推移です。数字は前年比の既存店売上高の割合となっています。
大手スポーツ用品店の月次売上高の推移(出所:各社公表資料、グラフは業界動向サーチが作成)
グラフを見ますと、2021年から2022年にかけては前年比を上回る水準で推移。その後も行動制限の緩和によりスポーツ需要の回復が続き、100前後で推移しました。2024年に入り100を下回る時期もありますが、全体としては回復傾向にあると言えるでしょう。
近年のスポーツ用品店業界は、消費者の高まる健康志向を背景に堅調な推移を見せています。特に、ウォーキングやランニング、サイクリング、アウトドアに対する人気は根強く、こうした商品の好調な業績が業界を牽引しています。
スポーツ用品店業界大手3社の動向を見ますと、大型店舗の店舗展開が目立ちます。特に、3社が展開する『スーパースポーツゼビオ』、『スポーツデポ』、『ヒマラヤスポーツ』はいずれも大型店で、ショッピングモール内やロードサイドに出店しているケースが多く見られます。
今後も店舗の大型化、出店攻勢は進むとみられ、さらなる市場の競争激化が予想されます。
2021-2022年のスポーツ用品店業界の売上高トップ3を見ますと、アルペン、ゼビオ、ヒマラヤと続きます。
業界首位のアルペンはウィンタースポーツ、ゴルフ用品でシェア1位を記録。大型スポーツ店『スポーツデポ』、『アルペン』、『ゴルフ5』を展開しています。また、同社は子会社『IGNIO』、『kissmark』などのオリジナル商品の開発・製造も行っています。
業界2位のゼビオは大型スポーツ店『スーパースポーツゼビオ』、『ヴィクトリア』、『ゴルフパートナー』などを全国的に展開しています。業界3位のヒマラヤは大型スポーツ店『ヒマラヤスポーツ』を関東から九州にかけて展開しています。
スポーツ用品店業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することでスポーツ用品店市場のシェアや現状、動向を知ることができます。
※シェアとはスポーツ用品店業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでスポーツ用品店市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれスポーツ用品店業界の詳細ランキングページにジャンプします。
スポーツ用品店業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。関連業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
アルペン、ゼビオHD、ヒマラヤの計3社
スポーツ用品店業界の動向や現状、ランキング、シェア等のコンテンツ(2022-2023年)は上記企業の有価証券報告書または公開資料に基づき掲載しております。スポーツ用品店業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書や公開資料にてご確認ください。