卸売業界の動向、ランキング、現状、シェア等を掲載しています。

卸売業界

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卸売業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで卸売業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

107.5兆円

(1位/181業界)

成長率

+4.7%

(33位/181業界)

利益率

-0.9%

(146位/181業界)

平均年収

617万円

(91位/181業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

卸売業界の現状と動向(2021年版)

グラフは卸売業界の業界規模(対象企業の341計)の推移をグラフで表したものです。

卸売業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の卸売業界の業界規模(主要対象企業341社の売上高の合計)は107兆5,202億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

卸売業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年は資源安や新型コロナの影響で減収を記録

卸売業界の過去の推移を見ますと、2015年から2018年まで増加傾向にありましたが、2018年から2020年までは減少傾向で推移しています。

卸売の販売額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

経済産業省の「商業動態統計」によると、2020年の卸売の販売額は、前年比13.3%増の356兆6,580億円でした。内訳を見ますと16業種中、10業種で2ケタ増を記録しました。とくに「家具・建具・じゅう器卸売業」は、同89.8%増と高い伸び率を記録。一方、「産業機械器具卸売業」は同34.0%の減少でした。

卸売業界に属している企業は主に総合商社専門商社に分類されます。2020年の卸売業界は総合商社専門商社ともに減少となりました。

2020年の総合商社は、世界的な資源価格の下落の影響を受け、減収となりました。2020年は原料炭やLNG、ニッケルなど資源価格が軒並み下落し、金属資源事業を柱としている総合商社業界にとっては逆風となる一年でした。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、非資源分野であるコンシューマ事業、食品事業でも落ち込みが見られました。こうした動向を受け、2020年は総合商社8社中8社が減収を記録しました。

一方、2020年から2021年にかけては、大幅に下落していた資源価格が大幅増へ。2020年とは一転して、来年度の総合商社は業績の回復が見込まれています。

2020年の専門商社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日用品で一部増加が見られたものの、鉄鋼、食品、繊維、機械など幅広い分野で減少が見られました。

2020年から2021年にかけては、脱コロナによる世界経済の回復や自動車を筆頭に回復が見込まれていますが、世界的な半導体不足の影響など先行き不透明感も漂っています。国内では人口減少の影響もじわりと表れており、総合商社ほど楽観視できる状況ではありません。

資源価格の影響を受けやすい業界 非資源事業の強化も

卸売業界全体として言えるのは、資源価格の動向に左右されやすい業界ということです。

特に、総合商社に代表される大手卸売会社は、大型の資源開発プロジェクトを抱えており、石油や鉄鉱石などの資源価格が業績を直撃します。

また、専門商社は鉄鋼、機械、電子・半導体、化学、食品、医薬品、日用品、化粧品、燃料、エネルギーなど扱う商品によって細分化されますが、鉄鋼、燃料、エネルギーを扱う専門商社は石油や鉄鉱石の資源価格の影響を受けやすくなります。

こうした動向を受け、各社は非資源事業の強化に乗り出しています。

2013年4月、伊藤忠商事は米国食品大手ドール・フード・カンパニーから世界展開している缶詰・果汁飲料事業とアジア青果物事業を買収。世界的に知名度の高い『ドール』ブランドを武器に食品事業の強化を進めます。

2013年7月、丸紅は米国穀物大手ガビロンを買収。これにより丸紅の年間穀物取扱量は2500万トンから3300万トンに増え、世界2位の規模となります。

2011年7月には、菱食、明治屋商事、サンエス、フードサービスネットワークの食品4社が経営統合し、三菱食品が発足。食品卸では初の売上高2兆円を超える巨大企業が誕生しました。2015年4月には、半導体商社のマクニカと富士エレクトロニクスが統合、マクニカ・富士エレ HDが発足しました。

卸売業界シェア&ランキング(2021年版)

卸売業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで卸売市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

卸売業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 三菱商事 128,845 12.0
2 伊藤忠商事 103,626 9.6
3 三井物産 80,102 7.4
4 丸紅 63,324 5.9
5 豊田通商 63,093 5.9
6 住友商事 46,450 4.3
7 メディパルHD 32,111 3.0
8 アルフレッサHD 26,031 2.4
9 三菱食品 25,776 2.4
10 スズケン 21,282 2.0
※シェアとは卸売業界の規模(対象企業の341社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで卸売市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ卸売会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、豊田通商、住友商事、メディパルHD、アルフレッサHD、三菱食品、スズケン、日鉄物産、伊藤忠丸紅鉄鋼、阪和興業、メタルワン、双日、東邦HD、加藤産業、ダイワボウHD、PALTAC、JFE商事、あらた、長瀬産業、神鋼商事、岡谷鋼機、伊藤忠エネクス、伊藤忠食品、兼松、岩谷産業、稲畑産業、マクニカ・富士エレHDなどの計341社
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