2019年のリサイクル業界の動向や現状、ランキングなどを研究

リサイクル業界

RECYCLE

2019年のリサイクル業界の動向や現状、ランキング、売上高のシェアなどを掲載しています。過去のリサイクル業界の市場規模の推移をはじめ、近年注目を集めているフリマアプリの動向やその市場規模の推移、消費者のトレンドや今後各社が注力してゆく分野などを解説しています。就職や転職、ビジネスや投資の市場分析としてご活用下さい。

業界規模

0.5兆円

(114位/136業界)

伸び率

+8.5%

(17位/136業界)

利益率

+0.8%

(122位/136業界)

平均年収

455万円

(130位/136業界)

リサイクル業界の現状と動向(2019年版)

グラフはリサイクル業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

リサイクル業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のリサイクル業界の業界規模(主要対象企業22社の売上高の合計)は5,480億円となっています。

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リサイクル業界の過去6年間の業界規模の推移

市場規模は拡大傾向 フリマアプリが牽引、個人間取引が急増

リサイクル業界の過去の推移を見ますと、2007年から18年まで緩やかな増加傾向にあります。

2018年のリサイクル業界上位6社の業績は、ゲオHD(リユース事業)が前年比7.2%の1,066億円、ブックオフGDHが同0.9%の807億円、メルカリが44.5%の516億円、コメ兵が12.1%の509億円、シュッピンが12.0%の346億円、SOUが39.4%の315億円と、上位6社の売上高は揃って前年比増加を計上。主要リサイクル会社23社中17社が、対前年比で増加を記録しています。

2008年秋の金融危機を発端に国内の経済は大きく落ち込み個人消費も低迷、百貨店、スーパーなど小売業のほとんどが大幅な減少を記録しました。

こうした厳しい経済環境下においても、リサイクル業界は増加傾向にあります。背景には、景気の悪化により消費者の生活防衛意識が強まり、結果的に廉価品の多いリサイクルショップが支持され、不況に強い業界としての認識が高まりました。

2013年以降は、国内の消費が回復基調に入り、今まで伸び悩んでいた宝石や貴金属など一部の高額商品の需要も堅調に。ここ数年はインバウンド需要も貢献し、宝飾品や中古品ブランドの売れ行きも好調に推移しています。

近年、リサイクル業界を牽引するのが、フリマアプリアやネットオークションです。スマホやSNSの普及を追い風に個人間取引が急伸、中でも急拡大しているのがメルカリなどのフリマアプリです。経済産業省の調べによると、2018年のフリマアプリの市場規模は6,392億円となり、前年から30%以上もの伸びを見せています。

フリマアプリの推定市場規模の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

日本で最初に誕生したフリマアプリは2012年の「ラクマ」。翌年の2013年にはメルカリが登場し、わずか6年で6億円規模の成長を遂げています。また、ネットオークションも誕生から20年ほど経つ現在も市場は縮小する気配もなく、フリマアプリと共に引き続き拡大傾向にあります。

ネットやアプリでの中古品売買が拡大すると共に、中古品に対して抵抗感が薄い消費者が増えている傾向にあります。さらに近年、社会の環境意識の高まりにより、モノのリサイクルやリユースが見直されはじめ、「子どもに物を大切にする意識を持たせる」教育にも繋げられています。このよな社会的な動向もリサイクル業界にとっては追い風となっています。

ネット開拓の実店舗型、デジタル強化のネット型 各社が事業強化へ

リサイクル市場は新たな業態参入により市場規模が拡大する一方、激しい競争下にあります。なかでも店頭取引を主流とした企業は、フリマアプリやネットオークション勢に押され、厳しい状況が続きます。

こうした状況から、実店舗型をメインとしていた企業もネット型を展開、一方ネット型もデジタル面の強化を図るなど、双方でインターネット事業の強化、拡大に取り組んでいます。

総合リユース企業のトレジャーファクトリーでは、2017年10月よりショッピングサイト「トレファクONLINE」をスタート。引越しと買取を一括で行える「トレファク引越し」や、出張買取なども強化しています。2019年10月には、リユース企業向け「トレファクライブネットオークション」を20年1月に開始すると発表。自社の仕入れ力を活かし、オークションを運営を始めます。

日本最大級の中古書籍在庫量を誇るブックオフでは、実店舗とネットの双方で展開。ゲームソフトや家電、子供服、貴金属などの商材幅を広げ大型複合館を出店、百貨店内には富裕層をターゲットにした買取専門『ハウゲール』の出店を拡大中です。また、アプリのリリース、自宅にいながら買取りや、全国の商品が購入可能な自社ECサイトを強化しています。

フリマアプリ国内首位のメルカリはAIを活用しています。メルカリのAI査定ではアプリ内で画像をアップするだけで、査定額や真贋の判定、売れ筋の価格帯を表示することができます。バーコードによる商品情報の自動入力、画像検索など、商材カテゴリーの増強や検索機能の強化を図っています。その他、配送業者やコンビニでの梱包や発送場所の増加、講習会を開くなど出品の拡大に取り組んでいます。

中古ブランド最大手のコメ兵ではECを強化。2017年には真贋査定サービス付きフリマアプリ『KANTE』をリリース。翌年には商材面での専門性強化を図るため、アンティーク時計やジュエリーを扱う「シエルマン」をグループ会社化。出張買取のイベント開催や法人向けオークションを拡大しています。

ネットオークション最大手の「ヤフーオークション」を手掛けるZホールディングスでは、2017年に定額出品の『PayPayフリマ』を開始。2018年にフリルを統合した楽天においても、フリマアプリ「ラクマ」を展開しています。

リサイクル業界シェア&ランキング

リサイクル業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでリサイクル市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

リサイクル業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 ゲオHD (※) 1,066 19.5
2 ブックオフGHD 807 14.7
3 メルカリ 516 9.4
4 コメ兵 509 9.3
5 シュッピン 346 6.3
6 SOU 315 5.7
7 テンポスHD 301 5.5
8 テイツー 230 4.2
9 大黒屋ホールディングス (※) 200 3.6
10 ハードオフコーポレーション 188 3.4
※ゲオHDはリユース事業、大黒屋HDは質屋事業の売上高です。シェアとはリサイクル業界の規模(対象企業の22社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでリサイクル市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれリサイクル会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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リサイクル業界 対象企業一覧
ゲオHD、ブックオフGHD、メルカリ、コメ兵、シュッピン、SOU、テンポスHD、テイツー、大黒屋ホールディングス、ハードオフコーポレーション、トレジャー・ファクトリー、ZOZO、デファクトスタンダード、まんだらけ、ワンダーコーポレーション、マーケットエンタープライズ、ありがとうサービス、ゴルフ・ドゥ、買取王国、リネットジャパングループ、パシフィックネット、エコノス、ワットマンの計22社
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