2019年のジュエリー業界の現状、動向、ランキング、市場規模などを研究

ジュエリー業界

JEWELRY

2019年のジュエリー業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを分析・研究しています。ジュエリー業界の過去の市場規模の推移をはじめ、消費者の家計支出の推移、インバウンドの現状や個人消費のトレンド、各社の今後への取り組みなどを解説しています。ビジネスや投資の市場分析、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.2兆円

(130位/136業界)

伸び率

-2.5%

(128位/136業界)

利益率

+1.1%

(118位/136業界)

平均年収

428万円

(132位/136業界)

ジュエリー業界の現状と動向(2019年版)

グラフはジュエリー業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

ジュエリー業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のジュエリー業界の業界規模(主要対象企業14社の売上高の合計)は2,413億円となっています。

  • 08年
  • 09年
  • 10年
  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年

ジュエリー業界の過去11年間の業界規模の推移

縮小懸念のジュエリー業界 訪日需要の減退、イベント需要も減少

ジュエリー業界の過去の推移を見ますと、2007年から09年までは減少傾向、09年にプラスに転じて以降、15年まで上昇基調が続きました。16年から18年にかけては横ばいで推移しています。

ジュエリー業界の市場規模は、ここ数年は横ばいを維持していますが長期的には縮小傾向にあります。背景には、景気の下支えであった訪日外国人によるインバウンド需要の減少に加え、国内消費者の根強い節約志向や晩婚化などが挙げられます。

装身具(宝石、貴金属類)の1世帯あたりの支出の推移(出所:総務省統計局、グラフは業界動向サーチが作成)

特に、数年前の中国人による『爆買い』は大きな需要を生みました。一方、ここ数年は中国経済の低迷や中国政府による「中国電子商取引法」の施行の影響でインバウンド需要は勢いを失い、ピークに比べ消費は大きく減少しています。

国内に目を向けると、強まる節約志向の影響により買い控えが進み、若者の間では『ジュエリー離れ』が加速しています。さらに、晩婚化による婚姻組数の減少が影響し、婚約指輪や結婚指輪といったブライダルジュエリーの落ち込みや、最大需要期であるクリスマス商戦の売上減少も見られています。

また、ライフスタイルや嗜好の変化によって、ここ数年はminneやcreemaなどハンドメイドサイトを活用した、個人によるオリジナルのハンドメイドアクセサリーの需要も高まっており、ニーズの多様化が進んでいます。国内では少子高齢化による人口減少や消費税増税などの影響により、今後もジュエリー業界にとっては厳しい環境が続くことが予想されています。

各社今後に向け様々な策を展開 ECサイトの強化や不採算店の圧縮など

ジュエリー業界では、インバウンド需要の減退、国内消費の落込みや人口減少によって、市場の縮小が懸念されています。さらに、ECサイトやフリマサイト及びアプリの台頭、海外販売といった販路の多様化、海外ブランドとの競争や新規参入企業の増加に伴い、競争は激化しています。

各企業は根本的な打開策が必須として、ECサイトへの注力、集客力のある地域への新規出店や不採算店の見直しなど、販路の拡大や新規顧客獲得へと動いています。

ジュエリーやブランド品のリユースでトップのコメ兵では、買取および販路を強化、法人向けオークションビジネスの拡大に取り組んでいます。また、2018年11月には、アンティーク時計やジュエリーを扱うシェルマンをグループ化、商品の拡充や商材面での専門性強化を図ります。

20~30代の女性に人気のサマンサタバサジャパンリミテッドは、出店戦略を見直し不採算店を閉店。ジュエリー部門を担う4店舗を閉めると共に、人件費や広告宣伝費の削減を行っています。「4℃」ブランドを展開のヨンドシーHDでは、ECサイトを拡大。2020年4月には「MAISON JEWELL」「Luria 4℃」の2ブランド廃止を決定。さらに、中国マーケットからの撤退も発表しており、事業基盤の強化に取り組んでいます。

ツツミでは、20~30代の女性をターゲットした新たなブランド「TODAYS DIAMONDS」を立ち上げ、新規の顧客獲得を図っています。2019年3月期では、集客力の高い商業施設に新店舗7店、9店舗を閉店しています。また、ベリテでは、2017年4月に立ち上げたコスチュームジュエリー「アクセガーデン」の拡販に取り組んでおり、2019年3月期現在、85店舗まで拡大しています。

一方、ナガホリは中期計画で『差別化戦略による競争優位性の確立』を掲げており新商品の拡充や百貨店の店舗ごとに富裕層向け商品を企画。また、2019年2月には、宝石業界の老舗である「ヨシディア」と、同年6月にはジョイウェルと資本業務提携。コスト低減による共同仕入れや加工、ECサイト等の販路拡大による収益強化を図っています。

このような市況の中、最近のジュエリー界業界では合成ダイヤモンドの登場に注目が集まっています。2018年、天然ダイヤモンドの生産最大手であるデビアスが、合成ダイヤモンドを使用したジュエリーの販売を発表。「LIGHTBOX JEWELRY」名でブランドを立ち上げ話題となりました。

合成ダイヤモンドの市場価格はラパポルト(国際基準)の5~7割程度とされています。有名ブランドにおける合成ダイヤモンドの販売により、業界内では今後「ブライダルジュエリーでは高級品の天然ダイヤモンド、ファッションアイテムでは合成ダイヤモンド」と、二分することが想定されています。

近年では消費者のニーズや好みのブランドも多様化する傾向にあります。以前に比べ、消費者ニーズを捉えにくく、ターゲティングとブランディングがますます重要になってきています。

ジュエリー業界シェア&ランキング

ジュエリー業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでジュエリー市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ジュエリー業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 コメ兵 (※) 463 19.2
2 エステールHD 325 13.5
3 ヨンドシーHD (※) 292 12.1
4 サマンサタバサジャパンリミテッド 277 11.5
5 ハピネス・アンド・ディ 203 8.4
6 ナガホリ 200 8.3
7 ツツミ 175 7.3
8 NEWARTHD 175 7.3
9 フェスタリアHD 96 4.0
10 ベリテ 83 3.4
※コメ兵はブランド・ファッション事業、ヨンドシーHDはジュエリー事業の売上高です。シェアとはジュエリー業界の規模(対象企業の14社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでジュエリー市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれジュエリー会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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ジュエリー業界 対象企業一覧
コメ兵、エステールHD、ヨンドシーHD、サマンサタバサジャパンリミテッド、ハピネス・アンド・ディ、ナガホリ、ツツミ、NEWARTHD、フェスタリアHD、ベリテ、シチズン時計、クロスフォー、光・彩、サハダイヤモンドの計14社
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