2021年のコンタクトレンズ業界の動向やランキングなどを分析しています。

コンタクトレンズ業界

CONTACT LENS

2021年のコンタクトレンズ業界の動向や現状、ランキングなどを研究しています。コンタクトレンズ業界の過去の市場規模の推移グラフをはじめ、各社の売上高の推移、2021年のコロナの影響や最新のコンタクトレンズ業界の潮流などを解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.1兆円

伸び率

+3.3%

利益率

+3.7%

平均年収

485万円

目次

コンタクトレンズ業界の現状と動向(2021年版)

グラフはコンタクトレンズ業界の業界規模(対象企業の6計)の推移をグラフで表したものです。

コンタクトレンズ業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のコンタクトレンズ業界の業界規模(主要対象企業6社の売上高の合計)は1,311億円となっています。

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

コンタクトレンズ業界の過去5年間の業界規模の推移

2020年はコロナによる販売減 中長期的には緩やかな増加傾向

過去のコンタクトレンズ業界の業界規模の推移によると、2019年までコンタクトレンズ業界は増加傾向にあります。

コンタクトレンズ業界の2019年の売上高は、メニコンは前年比+4.4%の829億円、シードは前年比+8.5%の308億円、ビジョナリーHDは+8.0%の108億円、シンシアは+4.9%の43億円でした。

コンタクトレンズ大手4社の売上高の推移(各社公表資料より、グラフは業界動向サーチが作成)

シンシアは横ばいで推移していますが、メニコン、シード、ビジョナリーHDの大手3社は緩やかな増加傾向にあることが分かります。

一方、2020年は新型コロナウイルスの影響で売上が減少しました。販売店舗へ来店を控える動きやショッピングモール等の営業自粛によるものと見られます。海外においても、海外代理店に対する出荷が大幅に遅れるなど、悪い影響が出ています。さらに、外出機会が減ったことから、若年層を中心としたカラーレンズやサークルレンズの売上も減少しています。

コンタクトレンズは視力を矯正するための医療機器に分類されます。視力の問題には近視、遠視、老眼とありますが、近年は、日本や中国、東南アジアにおいて近視人口が著しく増加しています。特に、スマホやゲームの普及に伴い、若年層の近視が進んでいます。

2020年はコロナの影響により減少に転じましたが、近年のコンタクトレンズ業界は拡大傾向にあります。国内、海外ともに販売が伸長しており、とくに1日使い捨てコンタクトレンズの「1DAY」が伸びています。遠近両用コンタクトレンズについては、ピント調整機能である「マルチフォーカル」の性能が向上しています。また、若年層には「カラーコンタクト」や「サークルレンズ」が人気を集めており、美容の一部としてコンタクトレンズを考える人も増えています。

「オルソケラトロジー」、「ARコンタクト」など新技術が続々

コンタクトレンズ業界の最新の潮流や動向を、各社の取り組みと合わせてご紹介します。

業界大手のメニコンは、近年伸びている「1DAY」コンタクトレンズの販売拡大を継続します。「1DAY」コンタクトレンズは年平均成長率が18%にのぼり、メルスプランの「1DAY会員」も増加傾向にあります。

さらにメニコンは、Mojo Vision Incと「スマートコンタクトレンズ」の共同開発契約を締結しました。「スマートコンタクトレンズ」とは、拡張現実(AR)を利用し、映像や文字を提供する次世代コンタクトレンズです。

スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」

拡張現実(AR)を利用したスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」

砂粒程度のディスプレイをコンタクトレンズに埋め込むことで、拡張現実を実現することが可能となります。

シードは日本初の「EDOF(拡張焦点深度型)」コンタクトレンズを発売開始。EDOFコンタクトレンズは、遠近両用タイプのコンタクトレンズで、従来生じていたピントのずれを修正し、見える範囲を広げることに成功しました。

さらにメニコンやシードは、世界的に注目されている「オルソケラジーレンズ」を強化しています。「オルソケラジーレンズ」とは、寝る前に装用することで、寝ている間に近視を矯正する角膜矯正用コンタクトレンズです。いずれも海外で事業を開始し、近年では中国で高い成長が続いています。

美容・服飾雑貨を展開する粧美堂は「コスメコンタクトレンズ」を強化。派手過ぎず瞳に馴染むナチュラルなカラーが人気で、日本に加え、2019年から中国のEC事業を強化しています。カラーコンタクトレンズ市場は近年、若年層を中心に人気がある注目の分野です。

今後、コンタクトレンズ業界は、アジアでの底堅い需要を背景に拡大を続けるでしょう。さらに、角膜矯正や拡張現実(AR)、カラーコンタクトなど新しい市場の可能性も感じられます。今後の動向に注目が集まります。

コンタクトレンズ業界シェア&ランキング(2021年版)

コンタクトレンズ業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでコンタクトレンズ市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

コンタクトレンズ業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 メニコン 845 64.5
2 シード 280 21.4
3 ビジョナリーHD 105 8.0
4 シンシア 41 3.1
5 粧美堂 27 2.1
6 フリュー 13 1.0
※メニコンはコンタクトレンズ関連事業、シードはコンタクトレンズ・ケア事業、ビジョナリーHDはコンタクトレンズ事業、粧美堂はコンタクトレンズ関連事業、フリューはカラーコンタクトレンズ販売事業の売上高です。シェアとはコンタクトレンズ業界の規模(対象企業の6社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでコンタクトレンズ市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれコンタクトレンズ業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

コンタクトレンズ業界 その他のランキング

コンタクトレンズの関連業界

コンタクトレンズ業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
コンタクトレンズ業界 対象企業一覧
メニコン、シード、ビジョナリーHD、シンシア、粧美堂、フリューの計6社
注意・免責事項
コンタクトレンズ業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。コンタクトレンズ業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。