ガラス業界ランキング&シェア、現状などを掲載。

ガラス業界

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ガラス業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことでガラス業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

3.0兆円

(76位/190業界)

成長率

-2.5%

(128位/190業界)

利益率

-4.2%

(164位/190業界)

平均年収

608万円

(101位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

ガラス業界の現状と動向(2021年版)

グラフはガラス業界の業界規模(対象企業の13計)の推移をグラフで表したものです。

ガラス業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のガラス業界の業界規模(主要対象企業13社の売上高の合計)は3兆0,573億円となっています。

  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

ガラス業界の過去9年間の業界規模の推移

2020年の板ガラスは20%の減少 中国企業の台頭も脅威に

ガラス業界の過去の推移を見ますと、2012年から2018年にかけて緩やかな増加基調にありましたが、2018年から2020年には減少傾向にあります。

経済産業省の生産動態統計によると、2020年の板ガラス出荷量は、前年比21.1%減の1,926万換算箱でした。(1換算箱=2mmの板ガラスで9.29㎡)。伸び率は21%のマイナスとなり、5年振りに減少しています。

板ガラスの出荷数量と出荷額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

2020年(2021年決算)のガラス業界の大手5社の業績は、AGCが前年比7.0%減の1兆4,123億円、HOYAが同5.0%減の5,479億円、日本板硝子が10.2%減の4,992億円、日本電気硝子が5.6%減の2,428億円、セントラル硝子が14.3%減の1,906億円でした。ガラス業界上位5社中5社が前年比でマイナスを記録しています。

直近のガラス業界の動向では、AGCとセントラル硝子が国内建築用ガラスの事業統合を、新型コロナウイルスの影響により延期を発表。当初予定していた2020年末から21年10~12月への変更を発表しています。

板ガラスの8割は窓ガラスなどの建築用に使用されており、その中には断熱効果や防火、耐火効果、防音効果など、優れたガラスが作られています。残りの2割は自動車や太陽光パネルに使用されています。

日本のガラスメーカーは積極的な海外進出を果たし、世界で高いシェアを誇っています。2019年の板ガラスの世界シェアでは、AGC(旧旭硝子)、サンゴバン、日本板硝子が世界シェアトップ争いをしています。また、液晶用ガラスにおいても米国コーニングに次ぎ、AGCが世界2位、日本電気硝子が世界3位のシェアに位置するなど、ガラス業界は世界的な寡占状態でもあります。

建築用や自動車などに多く使われるガラスですが、近年急拡大してきたのがスマートフォンやタブレット端末向けのガラスです。スマホなどに使われる超薄板ガラスは、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、堅調に推移してきました。

今日まで高いシェアを誇っていた日本のガラスメーカーですが、最近は中国系企業の存在が高まっています。各分野で頭角を表している中国系企業は、技術力は劣るものの安価な汎用品を供給することに長けており、ガラス業界においても価格競争が激化しています。

近年では、参入障壁が高いスマホ向け液晶用ガラス分野にも中国勢が参入。また、中国最大級の自動車ガラスメーカーであるフーヤオは、トヨタやホンダにフロントガラスを納入するなど、中国企業の勢力拡大は日本企業にとって大変な脅威となり得ます。

次世代車向けやエコガラスなど、高付加価値ガラスの開拓が相次ぐ

中国企業の台頭、液晶用パネルや自動車用ガラスの需要減少から、ガラスメーカー各社は高付加価値ガラスの開拓や設備投資を強化をしています。

近年、ガラス業界で特に注力されている分野は、次世代自動車向けガラスです。自動車業界ではCASA(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)への対応が急がれており、ガラス業界もこのトレンドに注目しています。自動運転車など新技術の自動車が普及するにつれ、高機能ガラスの使用範囲も増加するため、需要の拡大が見込まれています。

このような市況から、各社は次世代自動車向けの事業を強化。これまで自動車やスマホ向けのガラスで養ってきたノウハウを活かし、ヘッドアップディスプレーや車載ディスプレー用などのガラス開発に乗り出しています。

世界有数のガラスメーカーとして知られるAGCは、業界の中でも特に次世代自動車に対応した技術開発に取り組んでいます。AGCはフロントガラスに速度や運転情報が表示されるヘッドアップディスプレー用ガラス、複雑な形状や大型に対応した車載ディスプレー、5G対応のガラスアンテナなどを開発しています。

また、AGCは2019年3月に自動車用ガラスアンテナ開発拠点をベルギーに建設。同年12月には、セントラル硝子と国内建築用ガラス事業の事業統合を発表。翌年には、自働車や航空機用に向け3Dプリンターを使用した耐久性や強度に優れた新素材の開発に着手し、従来の試作速度を10倍早めることが可能となりました。

ガラス専業の日本板硝子は、約9割を自働車用と建築用が占めています。2017年には、米国のフロントガラス工場に8,400億円を投じて、ヘッドアップディスプレーの製造に対応する設備を導入。翌年には世界最薄となるオンラインコーティングを施した「透明導電膜付きガラス」を開発。また、19年には、米国のユビキタス者と建物一体型太陽光発電の透明ソーラーウィンドウの共同開発を発表しています。

液晶パネル世界3位の日本電気硝子は、液晶パネルや17年に買収した米国のガラス繊維事業が伸び悩み、今後の成長分野を5Gや次世代自動車の電子部品にシフトすることを発表。2020年6月には、次世代電池として期待が集まる「全固体ナトリウム電池」の性能を20倍に高めることに成功、実用化を目指しています。同年8月には、5G通信に用いられる業界最小のLTCC用材料を開発、効率的な通信を可能にし、新たな市場ニースへ対応していきます。

次世代自動車向けガラスの開発を進める各社ですが、近年では断熱性や遮熱制に優れた環境にやさしい『エコガラス』にも注目が集まっています。現在、エコガラスはAGC、日本板硝子、セントラル硝子の3社が手掛けています。

『エコガラス』は冷暖房効率の良さや、Co2排出量の削減、結露を防止する効果があります。近年の新築戸建住宅では約4割の採用率を誇る上に、リフォームを考える消費者においても選ばれやすい傾向にあります。従来のガラス需要が伸び悩む中、新たな付加価値を持つ商品の開発に各社取り組んでいます。

ガラス業界シェア&ランキング(2021年版)

ガラス業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでガラス市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ガラス業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 AGC 14,123 46.2
2 HOYA 5,479 17.9
3 日本板硝子 4,992 16.3
4 日本電気硝子 2,428 7.9
5 セントラル硝子 1,906 6.2
6 石塚硝子 649 2.1
7 日本山村硝子 571 1.9
8 オハラ 178 0.6
9 テクノクオーツ 127 0.4
10 岡本硝子 44 0.1
※シェアとはガラス業界の規模(対象企業の13社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでガラス市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれガラスメーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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ガラス業界 対象企業一覧
AGC、HOYA、日本板硝子、日本電気硝子、セントラル硝子、石塚硝子、日本山村硝子、オハラ、テクノクオーツ、岡本硝子、AvanStrate、不二硝子、倉元製作所の計13社
注意・免責事項
ガラス業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。ガラス業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。