金属製品業界の動向や現状、ランキングなどを解説

金属製品業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを掲載しています。過去の金属製品業界の規模の推移をはじめ、金属製品の売上高と利益率の推移、2021-2022年の動向と現状などを解説しています。

金属製品業界(2021-2022年)

金属製品業界の推移と基本情報

業界規模

7.6兆円

成長率

-1.5

利益率

4.8

平均年収

579万円

  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

金属製品業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2018年から2020年にかけて減少傾向にありましたが、2021年には増加しています。

金属製品業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年は反転して増加に コロナ前の9割ほどの水準に

財務省の法人企業統計によると、2021年度の金属製品の売上高は、前年比8.8%増の18.4兆円、営業利益率は前年比51.9%増の4.1%でした。

金属製品の売上高と利益率の推移(出所:財務省、グラフは業界動向サーチが作成)

金属製品の売上高と利益率の推移を見ますと、2018年度から2020年度までは減少傾向にありましたが、2021年度は売上高、利益率ともに増加しています。21年度はコロナ前の19年度と比較して、9割ほどの水準にまで回復しています。

2021年の国内の新設住宅着工戸数は6.6%の増加となり、住宅向けの金属製品が好調に推移しました。コロナで落ち着いていたリフォーム需要も回復を受け、こちらも追い風となっています。さらに、コロナ明けの経済再開の動きから、外食やレジャー、オフィス等の「製缶」の需要が高まりました。

海外では、米国で旺盛な住宅市場の高まりを受け、シャッターの売上が好調でした。シャッターは、Eコマースによる倉庫の需要も高く、国内外ともに堅調に推移しています。

自動車向け製品も、大きく落ち込んだ昨年から一転して回復傾向にあります。

金属製品業界は世界の経済動向に比例する傾向があります。特に、住宅自動車業界の影響を受けやすい点が特徴的です。2021年は住宅、自動車がともに回復したことから、金属製品業界も好調に推移しました。

金属製品業界 ランキング&シェア

金属製品業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで金属製品市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

金属製品業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 LIXIL 14,285
2 東洋製罐グループHD 8,215
3 日本発条 5,869
4 三和HD 4,689
5 リンナイ 3,661
6 三協立山 3,405
7 SUMCO 3,356
8 ジーテクト 2,365
9 東プレ 2,336
10 文化シヤッター 1,823

※シェアとは金属製品業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで金属製品市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ金属製品業界の詳細ランキングページにジャンプします。

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LIXIL、東洋製罐グループHD、日本発条、三和HD、リンナイ、三協立山、SUMCO、東プレ、ジーテクト、ノーリツ、文化シヤッター、エイチワン、横河ブリッジHD、川田テクノロジーズ、ホッカンHD、不二サッシ、三益半導体工業、コロナ、中央発條、岡部、OSJBホールディングス、東京製綱、宮地エンジニアリンググループ、アルインコ、パイオラックス、アルファ、マルゼン、丸順、長府製作所、ネツレンなどの計93社

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