住宅業界のランキング、現状、動向等のレポート。

住宅業界

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住宅業界の2021年版(2020-2021年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで住宅業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

6.6兆円

伸び率

+3.9%

利益率

+0.2%

平均年収

491万円

目次

住宅業界の現状と動向(2021年版)

グラフは住宅業界の業界規模(対象企業の32計)の推移をグラフで表したものです。

住宅業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の住宅業界の業界規模(主要対象企業32社の売上高の合計)は6兆6,861億円となっています。

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住宅業界の過去8年間の業界規模の推移

住宅業界の現状:8.1%の減少を記録 高騰するマンションから流入も

住宅業界の過去6年間の業界規模の推移をみますと、2013年から2019年にかけて増加傾向にありましたが、2020年には減少に転じています。

2020年度の新設住宅着工戸数は前年比8.1%減の812,164戸でした。2019年度に続き、2年連続の減少を記録しています。新設住宅のうち戸建住宅(持家)は前年比7.1%減の263,097戸でした。こちらも2年連続の減少を記録しています。

首都圏を中心としたマンション価格の高騰で戸建て住宅が注目されてきています。マンションの価格が高騰しすぎているため、戸建て住宅の方が割安ととらえられ、マンションから戸建てに需要が流れ始めているのが近年の特徴です。

また、コロナ禍における感染予防に対する意識の高まりで、戸建て住宅への注目が高まっています。

また、近年の住宅業界では、2017から18年に異業種による住宅メーカーの買収が相次ぎました。トヨタ自動車を親会社に持つ「トヨタホーム」、パナソニックやヤマダ電機が完全子会社化や連結化を行うなど、住宅業界に他業種が参入してきています。

また、大手の住宅メーカーもゼネコンとの資本業務提携を活発化させ、商業施設と住宅地が一体化した施設の開発を行っています。

住宅業界大手5社の2020年(2021年3月決算)の売上高は、飯田グループHD(戸建分譲事業)が前年比が3.9%の増加、旭化成(住宅事業)は同1.7%減、大和ハウス工業(戸建住宅事業)は3.7%増、積水化学工業(住宅事業)は5.4%減、ミサワホームは5.7%の減少でした。5社中3社が前年比割れを記録しています。

加速する海外展開 米国、豪州、アジア等に進出

近年、業績がふるわない住宅メーカ各社は、海外事業に力を入れています。欧米などの先進国のみならず、東南アジアなどの新興国にも進出しています。戸建てはもちろんマンションやビル、物流倉庫の建設、賃貸事業、都市開発なども行っています。

大和ハウスは、米国や豪州、東南アジアに進出。アジアではジャカルタの南東部の都市開発やミャンマーの大規模複合開発事業、ベトナムの賃貸事業やホテルサービスを兼ね備えたサービスアパートメントを着手しています。2019年にはオーストラリアでの大規模住宅地開発、アメリカのミレニアル世代向け都市型賃貸住宅開発事業、ヤンゴン市の一部地区の鉄道整備事業を受注しています。

積水ハウスは、豪州、米国、中国、シンガポールの4か国で展開し、海外展開は成長戦略の4本目の柱となる事業。2019年5月にはイギリスの住宅事業へ参入。米国では住宅販売事業に参入し、豪州では木造住宅「シャーウッド」の建売に特化。中国やシンガポールでは高級大型マンション、分譲マンションや低層タウンハウスなどを開発しています。

飯田グループHDは、インドネシア、ロシア、米国、フィリピンなどで事業を展開。ロシアでは木造住宅の建設やサービスアパートメント事業を手掛け、インドネシアでは戸建住宅事業を進めています。

いずれも大手ハウスメーカーは海外展開を強めており、こうした傾向は続くと見られます。

市場縮小を見据えて「非住宅分野」に注力 リフォームは伸び悩み

国内は少子高齢化による人口減少で世帯数は減少を記録。今後も住宅市場は縮小するとして、大手各社は「非住宅分野」の事業強化を進めています。

ハウスメーカー各社は建築部材の開発促進、サービス付き高齢者向け住宅やオフィスビル、複合施設と住宅一体化型施設の建設などを手がけています。一部地域では国による高層木造建築の整備が進行中で、大手の中高層ビルの建設が相次ぐと予想されています。

飯田グループHDでは世界初の、二酸化炭素を活用した人工光合成ハウス(太陽光エネルギーから水素を作り出し、発電給湯を行う技術)の実証実験を宮古島で行っており、20年の完成をめどに建設中です。

2019年現在、すでに住宅数は総世帯数を上回っています。人口減少が進む国内では住宅需要の低迷は避けられないうえに、空き家は増々増加していくでしょう。国内では新築の人気が高く、中古住宅の需要が少ないため、国は改修市場拡大を支援しています。大手住宅メーカーも売買を後押しするなど対策をしていますが、需要を期待していたリフォーム需要は伸び悩んでいます。

住宅業界シェア&ランキング(2021年版)

住宅業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで住宅市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

住宅業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 飯田グループHD 12,683 19.0
2 旭化成 6,926 10.4
3 大和ハウス工業 5,136 7.7
4 積水化学工業 4,851 7.3
5 ミサワホーム 3,910 5.8
6 オープンハウス 3,796 5.7
7 一条工務店 3,664 5.5
8 パナソニックホームズ 3,417 5.1
9 住友林業 3,320 5.0
10 積水ハウス 3,233 4.8
※飯田グループHDは戸建分譲事業、旭化成は住宅事業、大和ハウス工業は戸建住宅事業、積水化学工業は住宅事業、オープンハウスは戸建関連事業、住友林業は住宅・建築事業、積水ハウスは戸建住宅事業の売上高です。シェアとは住宅業界の規模(対象企業の32社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで住宅市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ住宅会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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飯田グループHD、旭化成、大和ハウス工業、積水化学工業、ミサワホーム、オープンハウス、一条工務店、パナソニックホームズ、住友林業、積水ハウス、ポラス、三井ホーム、タマホーム、ケイアイスター不動産、フジ住宅、三栄建築設計、ヒノキヤグループ、ヤマダホームズ、ウエストHD、サンヨーホームズ、ファースト住建、日本ハウスHD、土屋HD、ミサワホーム中国、新昭和、アグレ都市デザイン、アールシーコア、KHC、フォーライフ、LibWorkなどの計32社
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