住宅業界のランキング、現状、動向等のレポート。

住宅業界

HOUSE

住宅業界の2020年版(2019-2020年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで住宅業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

5.1兆円

(52位/160業界)

成長率

+6.1%

(46位/160業界)

利益率

+2.3%

(104位/160業界)

平均年収

647万円

(63位/160業界)

住宅業界の現状と動向(2020年版)

グラフは住宅業界の業界規模(対象企業の24計)の推移をグラフで表したものです。

住宅業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2019年-2020年の住宅業界の業界規模(主要対象企業24社の売上高の合計)は5兆1,435億円となっています。

  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年

住宅業界の過去7年間の業界規模の推移

住宅業界の現状:やや増加を記録 高騰するマンション組から流入

住宅業界の過去6年間の業界規模の推移をみますと、2016年まではほぼ横ばいでしたが、17年から19年にかけて若干の増加を記録しています。

2019年の新設住宅着工戸数は3年連続の減少で、前年比4.0%減の95万5,123戸でした。一方で、戸建て住宅は前年比3.6%増とやや増加傾向で、4年連続増加を記録しました。

首都圏を中心としたマンション価格の高騰で戸建て住宅が注目されてきています。マンションの価格が高騰しすぎているため、戸建て住宅の方が割安ととらえられ、マンションから戸建てに需要が流れ始めているのが近年の特徴です。

また、コロナ禍における感染予防に対する意識の高まりで、戸建て住宅への注目が高まっています。

また、近年の住宅業界では、2017から18年に異業種による住宅メーカーの買収が相次ぎました。トヨタ自動車を親会社に持つ「トヨタホーム」、パナソニックやヤマダ電機が完全子会社化や連結化を行うなど、住宅業界に他業種が参入してきています。

また、大手の住宅メーカーもゼネコンとの資本業務提携を活発化させ、商業施設と住宅地が一体化した施設の開発を行っています。

住宅業界大手5社の2020年3月決算の業績は、飯田グループの前期比売上高が2.0%増、旭化成が6.8%増、積水化学工業が1.2%増、大和ハウス工業が7.0%減、住友林業が4.6%増でした。4社が増加または横ばいの中、大和ハウス工業のみ減収を記録しています。

加速する海外展開 米国、豪州、アジア等に進出

近年、住宅メーカ各社は、海外事業に力を入れています。欧米などの先進国のみならず、東南アジアなどの新興国にも進出。戸建てはもちろんマンションやビル、物流倉庫の建設、賃貸事業、都市開発なども行っています。

大和ハウスは、米国や豪州、東南アジアに進出。アジアではジャカルタの南東部の都市開発やミャンマーの大規模複合開発事業、ベトナムの賃貸事業やホテルサービスを兼ね備えたサービスアパートメントを着手しています。2019年にはオーストラリアでの大規模住宅地開発、アメリカのミレニアル世代向け都市型賃貸住宅開発事業、ヤンゴン市の一部地区の鉄道整備事業を受注しています。

積水ハウスは、豪州、米国、中国、シンガポールの4か国で展開し、海外展開は成長戦略の4本目の柱となる事業。2019年5月にはイギリスの住宅事業へ参入。米国では住宅販売事業に参入し、豪州では木造住宅「シャーウッド」の建売に特化。中国やシンガポールでは高級大型マンション、分譲マンションや低層タウンハウスなどを開発しています。

飯田グループHDは、インドネシア、ロシア、米国、フィリピンなどで事業を展開。ロシアでは木造住宅の建設やサービスアパートメント事業を手掛け、インドネシアでは戸建住宅事業を進めています。

いずれも大手ハウスメーカーは海外展開を強めており、今後もこの傾向は続くと見られます。

市場縮小を見据えて「非住宅分野」に注力 リフォームは伸び悩み

国内は少子高齢化による人口減少で世帯数は減少を記録。今後も住宅市場は縮小するとして、大手各社は「非住宅分野」の事業強化を進めています。

ハウスメーカー各社は建築部材の開発促進、サービス付き高齢者向け住宅やオフィスビル、複合施設と住宅一体化型施設の建設などを手がけています。一部地域では国による高層木造建築の整備が進行中で、大手の中高層ビルの建設が相次ぐと予想されています。

飯田グループHDでは世界初の、二酸化炭素を活用した人工光合成ハウス(太陽光エネルギーから水素を作り出し、発電給湯を行う技術)の実証実験を宮古島で行っており、20年の完成をめどに建設中です。

2019年現在、すでに住宅数は総世帯数を上回っています。人口減少が進む国内では今後の住宅需要の低迷は避けられないうえに、空き家は増々増加していくでしょう。国内では新築の人気が高く、中古住宅の需要が少ないため、国は改修市場拡大を支援しています。大手住宅メーカーも売買を後押しするなど対策をしていますが、需要を期待していたリフォーム需要は伸び悩んでいます。

住宅業界シェア&ランキング(2020年版)

住宅業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで住宅市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

住宅業界 売上高&シェアランキング(2019年-2020年)

  企業名 売上高 シェア
1 飯田グループHD 12,206 23.7
2 旭化成 7,044 13.7
3 積水化学工業 5,128 10.0
4 大和ハウス工業 4,954 9.6
5 住友林業 4,731 9.2
6 積水ハウス 3,909 7.6
7 オープンハウス 3,405 6.6
8 タマホーム 2,092 4.1
9 三栄建築設計 1,210 2.4
10 ケイアイスター不動産 1,207 2.3
※飯田グループHDは戸建分譲事業、旭化成は住宅・建材事業、積水化学工業は住宅事業、大和ハウス工業は戸建住宅事業、住友林業は住宅事業、積水ハウスは戸建住宅事業、オープンハウスは戸建関連事業の売上高です。シェアとは住宅業界の規模(対象企業の24社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで住宅市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ住宅会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

住宅業界 その他のランキング

住宅業界の関連業界

住宅業界の関連業界を一覧で掲載しています。関連業界の動向もあわせて見ることで、その業界をより深く知ることができます。関連業界の現状や動向、ランキング、シェアもぜひチェックしてみてください。
住宅業界 対象企業一覧
飯田グループHD、旭化成、積水化学工業、大和ハウス工業、住友林業、積水ハウス、オープンハウス、タマホーム、三栄建築設計、ケイアイスター不動産、ヒノキヤグループ、フジ住宅、ウエストHD、サンヨーホームズ、日本ハウスHD、ファースト住建、土屋HD、ミサワホーム中国、アグレ都市デザイン、アールシーコア、フォーライフ、LibWork、フィット、クレアHDの計24社
注意・免責事項
当住宅業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2020年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。業界データは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。