2020年-2021年の駐車場業界の動向、ランキング、シェア等を研究しています。

駐車場業界

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2020年-2021年の駐車場業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを分析しています。駐車場業界の過去の市場規模の推移をはじめ、業界首位のパーク24の売上高の推移グラフ、2020年のコロナの影響や業績の動向、世界展開の現状などを詳しく解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.3兆円

(161位/190業界)

成長率

+5.3%

(30位/190業界)

利益率

+1.4%

(119位/190業界)

平均年収

586万円

(127位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

駐車場業界の現状と動向(2021年版)

グラフは駐車場業界の業界規模(対象企業の5計)の推移をグラフで表したものです。

駐車場業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の駐車場業界の業界規模(主要対象企業5社の売上高の合計)は3,268億円となっています。

  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

駐車場業界の過去7年間の業界規模の推移

2020年の駐車場業界は好調から一転、業績低迷 外出自粛が大きく影響

駐車場業界の過去の推移を見ますと、2007年以降増加が続いており、2019年までは拡大傾向にありました。一方、2020年には大幅な減少に転じています。

下の図は、駐車場業界トップのパーク24の売上高と利益率の推移を示したグラフです。棒グラフは売上高、折れ線グラフは売上高利益率の推移となっています。

パーク24の売上高と利益率の推移(出所:有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

パーク24の売上高の推移を見ますと、2015年から2019年にかけて増加傾向にありましたが、2020年には減少に転じています。利益率においては2017年から減少傾向で、2020年は下落幅がさらに大きくなっています。

2020年の駐車場業界おいては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を大きく受けた年でした。感染症の拡大により外出を自粛する人々が増えたため交通量が減少し、駐車場の利用が減少しました。なかでも、緊急事態宣言中の駐車場利用は大幅に低下しており、同宣言が業績に大きなダメージを与えることとなりました。その結果、5社中4社が減収を記録しています。

駐車場業界 売上高ランキング

2020年の駐車場業界売上高ランキングによると、首位のパーク24の売上高が非常に大きいことが分かります。パーク24はコインパーキング市場で「タイムズ24」を展開し、業界2位の日本駐車場開発を大きく引き離し、独占的なシェアを誇っています

ランキング全体としては、2020年は2019年に比べて下落した企業が多く、コロナの影響を受けた厳しい一年となりました。

業界首位のパーク24、上場以来初の赤字 コロナで状況一変

近年、駐車場業界の規模は拡大傾向にありました。ここ数年の不動産市場の活性化や新車販売台数の回復に伴い、駐車場業界の業績も好調に推移してきました。

ところが、2020年に入り状況は一変しています。新型コロナによる感染拡大で外出を控える消費者が増えたことで観光地や繁華街周辺での交通量が減り、各地の駐車場利用は減少しました。

業界首位のパーク24においては、上場以来の初の減収減益を記録しています。なかでも、2020年5月においては初の緊急事態宣言下で前年同月比55.9%減を記録し、業績への影響は大変大きいものとなりました。

一方、コロナ禍では3密回避として、公共の交通機関の利用を控える動きが見られています。移動手段にマイカーやシェアリングサービスなど自動車の利用者が増加傾向です。

パーク24では近年、カーシェアリング事業「タイムズカー」の展開を初めております。コロナ禍のため地方では営業や出張、観光での利用は減ったものの、都市部では通勤や買い物を目的とした需要が増加しています。こうしたことから、パーク24では都市部でのカーシェアリング事業を強化し、今後は長期利用の促進を図っています。

ただ、カーシェアリングの事業規模は全体の27%と小さいため、駐車場事業の低迷を補うほどの需要はありません。マイカー含め近場の買い物といった日常使いが多く、駐車場の利用にはつながりにくい状況です。

パーク24が世界6ヶ国で展開 コロナ禍ではロックダウンが痛手

海外では、東南アジアを中心に高い経済成長が継続しています。新車販売台数や自動車保有台数が増加し続ける中、駐車場の供給数は慢性的に不足している状態にあります。

今後は、いずれ国内の駐車場供給数は頭打ちを迎えます。一方、人口増やGDP増が著しい東南アジア諸国の駐車場需要は今後も伸びる可能性があり、多くのビジネスチャンスが眠っています。

パーク24の駐車場海外事業「ナショナル・カー・パークス」

パーク24の駐車場海外事業「National Car Parks(イギリス)」

こうした将来的な動向を受け、業界首位のパーク24は2016年12月にセキュア・パーキングのグループ会社を買収し、同年12月にはオーストラリア、シンガポール、マレーシアの各国に現地子会社を設立しています。

さらに、翌年の7月には英駐車場の「ナショナル・カー・パークス」を買収しました。2021年11現在で6ヶ国に進出するなど、積極的に海外での駐車場事業を展開しています。

一方、2020年以降の海外事業では新型コロナウイルスによる苦戦という動きは、海外でも同様の傾向が見られており、世界的な動向となっています。2020年10月期の駐車場海外事業の売上高は前期比31.6%減の451億円と、前期から208億円のマイナスを記録しました。

主要展開国である英国では、2020年12月に発令されたロックダウンの影響が大きく、駐車場の稼働は大幅に低下しています。規制緩和後は需要の回復がみられたものの、再びロックダウンとなるなど厳しい状況です。

2020年から2021年の駐車場業界は、人の移動が減ったことにより駐車場の需要も低迷しました。今現在、2021年の秋においては、新型コロナウイルスによる感染拡大は落ち着きを見せていますが、収束時期はいまだ不明で、先行きの見えない状況は続いています。

駐車場業界シェア&ランキング(2021年版)

駐車場業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで駐車場市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

駐車場業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 パーク24 2,689 82.3
2 日本駐車場開発 229 7.0
3 東京建物 188 5.8
4 パラカ 124 3.8
5 アズーム 38 1.2
※東京建物は駐車場事業の売上高です。シェアとは駐車場業界の規模(対象企業の5社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで駐車場市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ駐車場会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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駐車場業界 対象企業一覧
パーク24、日本駐車場開発、東京建物、パラカ、アズームの計5社
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