2019年の中古車業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを分析

中古車業界

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2019年決算の中古車業界の動向や現状、ランキングやシェアなどを研究&分析しています。過去の中古車業界の市場規模の推移をはじめ、中古車に大きな影響を及ぼす新車販売台数の動向、オークションから小売りへの変化の背景、消費者ニーズの現状などを解説していきます。就職や転職、ビジネスや投資など中古車市場の分析にお役立てください。

業界規模

7,219億円

(109位/136業界)

伸び率

+12.6%

(8位/136業界)

利益率

+4.8%

(40位/136業界)

平均年収

452万円

(131位/136業界)

中古車業界の現状と動向(2019年版)

グラフは中古車業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

中古車業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年の中古車業界の業界規模(主要対象企業10社の売上高の合計)は7,219億円となっています。

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中古車業界の過去11年間の業界規模の推移

中古車市場は頭打ち 新車需要の伸び悩みが一因

主要10社の売上高計による中古車業界の規模は増加傾向にありますが、国内全体の中古車市場は頭打ち状態です。

中古車業界の動向は、主に新車販売の動向に左右されます。これは新車を購入する際に中古車を下取りに出すケースが多いためです。近年は中古車の供給源である新車市場が伸び悩んでいるため、関連性の高い中古車市場も停滞を続けています。

日本の新車販売台数の推移(出所:OICA、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフは日本の新車販売台数の推移です。OICAによると、2018年の日本国内の新車販売台数は前年比0.7%増の527万台、生産台数は0.3%増の972万台でした。好不況の目安である500万台は3年連で維持していますが、500万台前半での頭打ちが鮮明となっています。

2019年の中古車販売台数は前年比0.5%増の698万台でした。市場の動向に大きな変化はなく、ほぼ横ばいで推移しています。車種別で見ますと「普通乗用車」と「軽自動車」が共に伸びており、それぞれ2.8%と2.2%の増加でした。

国内では、若年層の『車離れ』や車のシェアリングの普及の影響により新車市場が縮小しています。これに伴い中古車市場も今後、先行きの不透明感が高まっています。

『脱オークション化』の流れ 大手卸が小売りへシフト

市場の需要停滞を背景に、近年の中古車市場はビジネスモデルの転換を加速させています。

従来の流通形態は、主に中古車卸業者が車をオークションへ供給したり、オークションから車を仕入れることが主流でした。ですが、近年は価格競争が激化し『脱オークション化』の動きが強まっています。

背景には中古市場の厳しい競争環境が挙げられます。中古車業界では新車販売の低迷を受け良質な車両が不足、さらに新車ディーラーの中古車業界への進出なども影響しています。

このような状況により、卸業者はオークションへの中古車供給から脱却したり、顧客から買取りや販売を行うなど『小売り』にシフトする動きが進んでいます。

中古車各社は小売り事業強化のために、総合型店舗の開設を加速させています。買取や販売事業に加え、車検や整備、保険事業など幅広い領域でユーザーの囲い込みを図ります。業態を小売りに移行することで効率的な店舗運営で収益の強化を図ります。

ネットで個人間売買が活況 縮小が予想される市場で各社どう動くか

中古車業界では、個人間売買も活発化しています。

個人間売買はネットを活用した個人間で行われる中古車取引です。大手中古車メーカーも注目の新しい流通形態で、個人間売買の仲介役になろうとする業者も増えています。個人間売買は業者間とは違い、消費税が非課税になります。2019年10月の増税を機に、個人間売買の需要が伸びる可能性があります。

消費者心理として、景気が良いときは新車に流れ、景気が悪いときは中古車に流れるという傾向が見られます。中古車業界は好況の時に恩恵をフルに得られないというデメリットがありますが、景気が悪いときには底堅いというメリットもあります。

ただし、近年は若年層の「クルマ離れ」、高齢化による免許返納など、新車・中古車を問わず自動車そのものの需要が低迷しています。今後もこうした動向は続くものとみられ、新たな対策が必要となってきています。

今後、中古車市場の規模は縮小すると考えられています。大手による小規模企業のM&Aや海外展開など、様々な動きが予想されます。

中古車業界シェア&ランキング

中古車業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで中古車市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

中古車業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 IDOM 3,094 42.9
2 ネクステージ 1,631 22.6
3 ケーユーHD 972 13.5
4 ユー・エス・エス 799 11.1
5 カーチスHD 205 2.8
6 バイク王&カンパニー 199 2.8
7 アップルインターナショナル 186 2.6
8 トラスト (※) 65 0.9
9 TRUCK-ONE 42 0.6
10 アークコア 26 0.4
※トラストは中古車輸出事業の売上高です。シェアとは中古車業界の規模(対象企業の10社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで中古車市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ中古車会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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中古車業界 対象企業一覧
IDOM、ネクステージ、ケーユーHD、ユー・エス・エス、カーチスHD、バイク王&カンパニー、アップルインターナショナル、トラスト、TRUCK-ONE、アークコアの計10社
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