シャッター業界の動向や現状、ランキングなど

倉庫のシャッターの画像

シャッター業界の動向や現状、ランキングなどを解析しています。データは2021-2022年。シャッター業界の過去の市場規模の推移をはじめ、シヤッターの販売量と販売金額の推移グラフ、2021年のコロナの影響や災害用シャッターの各社の取り組みなどを解説しています。

シャッター業界(2021-2022年)

シャッター業界の推移と基本情報

業界規模

0.6兆円

成長率

3.6

利益率

3.5

平均年収

740万円

  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

シャッター業界の過去の業界規模の推移を見ますと、上昇傾向にあります。2020年にはコロナの影響により一時的に減少に転じましたが、2021年には反発しています。

シャッター業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年のシャッター業界は反発 欧米住宅の好調が追い風

経済産業省の「生産動態統計」によると、2021年のシャッターの販売量は前年比2.1%増の96,445トン、販売金額は前年比3.9%増の482億円でした。

シャッターの販売数量と販売金額の推移

シャッターの販売量と販売金額の推移(出所:生産動態統計、グラフは業界動向サーチが作成)

コロナ前と比較しますと、2021年のシャッターの販売金額は9割ほどの水準にまで回復しています。さらに2021年は販売量に対する販売額の上昇が高かったことから、シャッター1枚あたりの単価が上昇したことが考察されます。

2021年のシャッター業界は、昨年からのコロナの影響が一部で残るものの、全体的には回復傾向にあります。とくに欧米では好調な住宅市場の需要増があり、シャッター業界には追い風となりました。実際に、三和HDの海外売上高は2倍を記録しています。

2021年の国内のシャッター業界も堅調に推移しています。2021年の新設住宅着工戸数は前年比6.6%増の86万5,909戸でした。大幅に減少した昨年から反発し、3年ぶりの増加を記録しています。さらに、倉庫や工場、事務所や店舗などの民間非住宅着工床面積も9.3%の増加を記録しています。住宅、非住宅ともに前年を大きく上回る結果となり、コロナにより先送りされていた建設やリフォーム、メンテナンスが再開する動きが見られています。

一方で、eコマースを背景とした物流施設の需要はコロナ以降も根強く、物流施設向けシャッターは好調に推移しています。米国では住宅ガレージ用シャッターの需要も根強く、米国でのホームセンターやeコマース向けも大きく伸びています。2021年全体としては、好調な欧米住宅市場に加え、国内市場も堅調に推移しており、昨年から落ち込んだ業績を大きく改善する一年となりました。

シャッター業界 売上トップ3(2021-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 三和HD 4,689
2 文化シヤッター 1,823
3 東洋シヤッター 197

2021-2022年のシャッター業界の売上高ランキングを見ますと、三和HD、文化シヤッターが前年比で増収、東洋シヤッターが横ばいとなっています。首位の三和HDは重量、軽量シャッターともに国内首位で、海外でも欧米を中心に幅広く展開しています。

2位の文化シヤッターは商業施設、工場、戸建て向けが主力です。3位の東洋シヤッターは商業施設やビル向けの重量シャッターを中心に手がけています。

台風や集中豪雨が増加 防災シャッターの重要度増す

豪雨で水没している街

続いて、シャッター業界の近年のトレンドを見ていきましょう。シャッターには豊富な種類があり、住宅用の軽量シャッターはもちろん、窓シャッター、オーバースライダー、防火・防水シャッター、重量シャッター、シートシャッターなど様々です。

そんな中、近年とくに注目を集めているのが防災用シャッターです。シャッター本来の機能とも言えますが、最近では大型台風や集中豪雨、洪水による被害が増えており、シャッターの持つ「防災」の役割が重要度を増しています。

文化シヤッター

文化シヤッターは浸水被害に備える「止水事業」を強化

防災への重要度が増す中、業界2位の文化シヤッターは集中豪雨や台風に備えた止水事業を強化しています。止水シャッターや止水ドア、止水板に加え、増水に伴い水の浮力で自動起立する「浮力起伏式止水版」も展開。業績も好調に推移しています。

業界首位の三和シヤッターも水害に備えた「ウォーターガード」シリーズを展開。洪水や大雨時に出入口からの浸水を守ります。また、近年では強風発生時に飛来物から開口部を守る「耐風ガード」シリーズも展開。需要が増している物流施設向けを中心に手掛けます。

近年、日本では大型台風やゲリラ豪雨、洪水などの様々な災害が増えています。今後もこうした災害は引き続き起きるとみられ、シャッターが持つ「防災」の機能がさらに注目されることでしょう。日本の建物の防災対策はいまだ未整備であり、今後もこうした需要は底堅いと見られています。

シャッター業界 ランキング&シェア

シャッター業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することでシャッター市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

シャッター業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 三和HD 4,689
2 文化シヤッター 1,823
3 東洋シヤッター 197

※シェアとはシャッター業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでシャッター市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれシャッター業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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シャッター業界 対象企業一覧

三和HD、文化シヤッター、東洋シヤッターの計3社

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