空調業界の動向やランキング、シェアなど

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空調業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。データは2022-2023年。空調業界の過去の市場規模の推移をはじめ、売上高推移グラフとランキング、動向と現状、業界の新しいトレンドと今後の見通しなどを解説しています。

空調業界(2022-2023年)

空調業界の推移と基本情報

業界規模

4.8兆円

成長率

13.5

利益率

4.9

平均年収

731万円

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年
  • 22年

空調業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2021年、2022年と増加傾向にあります。

空調業界の動向と現状(2022-2023年)

2022年度の空調業界 世界的な需要増を背景に大幅増

下のグラフは空調業界首位のダイキン工業の売上高と利益率の推移を示したものです。棒グラフは売上高、折れ線グラフは売上高利益率の推移となっています。

ダイキンの売上高と利益率の推移

ダイキンの売上高と利益率の推移(出所:有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

ダイキン工業の「空調・冷凍機事業」の売上高の推移を見ますと、2020年には若干の減少になりましたが2021年は一転して大幅増、2022年は伸び率は鈍化した一方で、2年連続の増加でした。利益率は2020年まで減少傾向にありましたが、2021年にはこちらも増加、2022年は再び減少に転じています。

2022年の空調業界の動向としては、経済活動が再開するなか原材料価格やエネルギー価格の高騰、インフレの進行や部品供給不足など逆風もありましたが総じて好調でした。国内市場では設備投資の動きから業務用需要が増加しました。一方、住宅用は物価高による消費抑制や昨年の反動減などの影響を受け需要は前年を下回っています。

海外市場では米国や欧州など世界的な住宅用空調の需要増を背景に大幅に増加しました。一方、中国では前年を上回ったものの、ロックダウンやゼロコロナ政策による影響を受け伸び率は鈍化しています。

また、2022年の業務用空調の伸びは前年に続き好調に推移しています。特に、北米、欧州、中近東、アフリカ、オセアニアで高い伸びが見られ、業績の拡大に起因しています。一方で、ウクライナ危機や世界的なインフレ懸念など依然として不透明な環境が続いており、まだまだ楽観視できる状況ではありません。

空調業界 売上トップ5(2022-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 ダイキン工業 36,319
2 高砂熱学工業 3,388
3 富士通ゼネラル 3,384
4 大気社 1,718
5 朝日工業社 751

※は空調関連の部門売上高。2022-2023年の国内の空調業界売上高ランキングによると、首位のダイキン工業の売上高が非常に大きいことが分かります。ダイキン工業はエアコン・空調専業の会社で、家庭用エアコンから業務用空調まで幅広く扱います。エアコン・家庭向け空調では世界首位級のシェアを誇り、業務用では国内で圧倒的なシェアを占めます。

2022-2023年はランキング上位5社中5社が増収、5社ともに伸び率は2ケタ増と大幅増収でした。全体としては増収を記録しており好調な1年でした。

新トレンドや海外強化など 産業向けも底堅く

空調のある部屋でくつろぐ人

新型コロナの感染拡大により空調業界にも動向の変化が見られます。コロナ以降、感染対策の一環として空調に「換気」や「給気」の機能を求める声が高まっています。こうしたニーズはコロナ禍で生まれた新しいトレンドであり、各社販売を強化しています。

空調首位のダイキン工業は、独自の換気機能やストリーマ技術の訴求を強化しています。

ダイキンの換気。

ダイキンは家庭用、業務用空調ともに「換気」を訴求

ダイキンは給気換気・無給水加湿機能を追加した『うるさらX』をさまざまなシリーズに搭載するなど、換気機能を前面に押し出した販売を手掛けています。

一方、空調工事の国内最大手の高砂熱学工業は、中国やタイ、ベトナムなどアジア展開を強化しています。コロナで世界的な動きが制限されている中、2021年4月には国際グループ事業統括部を新設するなど、ポストコロナを見据えた展開を強化しています。

2022年の空調業界は昨年から大幅に増加しましたが、新たに資源価格の上昇など原料費の高騰による利益の圧迫も懸念されています。

一方、空調業界では新型コロナウイルの流行を機に「換気」や「給気」への関心が高まるなど新たなトレンドも発生しています。産業空調やビル空調に関しては、半導体、5Gの普及、データセンター、医薬品メーカー需要、大型再開発、工場の国内回帰など中長期的には底堅く推移することが予想されています。現状としてはコスト面で厳しい状況にはありますが、新たな潮流を捉え、変化に対応しながら今後の原動力に変えてゆきたいところです。

空調業界 ランキング&シェア

空調業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで空調市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

空調業界 売上高&シェアランキング(2022年-2023年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 ダイキン工業 36,319
2 高砂熱学工業 3,388
3 富士通ゼネラル 3,384
4 大気社 1,718
5 朝日工業社 751
6 テクノ菱和 610
7 日本空調サービス 528
8 新晃工業 448
9 日本電技 297
10 富士古河E&C 220

※ダイキン工業は空調・冷凍機事業、富士通ゼネラルは空調機事業、大気社は環境システム事業、朝日工業社は設備工事事業、日本電技は空調計装関連事業、富士古河E&Cは空調設備工事業の売上高です。シェアとは空調業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで空調市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ空調業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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空調業界 対象企業一覧

ダイキン工業、高砂熱学工業、富士通ゼネラル、大気社、朝日工業社、テクノ菱和、日本空調サービス、新晃工業、日本電技、富士古河E&C、コロナ、木村工機、協立エアテックの計13社

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