オフィス家具業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを分析しています。

オフィス家具業界

OFFICE FURNITURE

2020年-2021年のオフィス家具業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。オフィス家具業界の過去の業界規模の推移をはじめ、事務用机といすの販売金額の推移グラフ、2020年のコロナの影響と新常態(ニューノーマル)に向けた各社の取り組みなどを解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.4兆円

(155位/190業界)

成長率

+2.2%

(58位/190業界)

利益率

+1.2%

(123位/190業界)

平均年収

605万円

(106位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

オフィス家具業界の現状と動向(2021年版)

グラフはオフィス家具業界の業界規模(対象企業の9計)の推移をグラフで表したものです。

オフィス家具業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のオフィス家具業界の業界規模(主要対象企業9社の売上高の合計)は4,186億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

オフィス家具業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年は事務用机、いすともに減少 コロナが逆風に

オフィス家具業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2015年から2019年まで緩やかな増加傾向にありましたが、2020年には減少に転じています。

経済産業省の生産動態統計によると、2020年の事務用机の販売金額は前年比5.2%減の423億円、回転式いすは同15.2%減の224億円でした。

事務用机と回転式いすの販売金額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフによると、事務用机・回転いすともに2018年ごろまで増加傾向にありましたが、2018年から2020年にかけては減少に転じています。机、いすともにコロナ前の2019年から減少傾向にあるため、今後の動向に注意が必要です。

2020年のオフィス家具業界は、新型コロナの感染拡大によるオフィス家具需要の減少により、業績は落ち込みました。相次ぐ緊急事態宣言により在宅勤務者が増加、テレワークの定着などオフィス家具業界には逆風となっています。

2018年ごろまでのオフィス家具業界は緩やかな上昇傾向にありましたが、近年は環境が変化しつつあります。特に、2020-2021年の新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの働き方そのものが大きく変化しました。オフィス家具業界にとっては変革の時を迎えており、今後の動向に注目が集まります。

オフィス家具業界 売上高ランキング

2020年のオフィス家具業界の売上高ランキングによると、首位がコクヨ、2位がオカムラ、3位がイトーキでした(いずれも部門売上高)。首位のコクヨは文具のイメージが強いですが、近年では空間デザインやオフィス家具部門の売上が最も高い割合を占めています。

2位のオカムラは、事務用デスクやチェアなどオフィス家具事業を中心に、公共施設向け家具や店舗用陳列棚などの製造・販売などを手掛けます。3位のイトーキはオフィス家具を中心に、間仕切りや物流設備機器なども手掛けています。

「新常態」への対応が続々 逆境をチャンスに変えられるか

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、減少となったオフィス家具業界ですが、事務用机や椅子は2019年から減少に転じています。2020年は確かにコロナの影響により減少しましたが、「今後想定されていたオフィス需要の減少を速めた」と捉えることもできます。

2020年のコロナ以降、在宅勤務やテレワークが定着し、オフィス空室率は上昇傾向にあります。一部の業界や企業では、オフィスの在り方そのものを問う声も出ています。オフィス家具業界にとって2020年は、従来の常識から発想を転換させる重要な一年とも言えるでしょう。

オフィス家具業界にとって、こうした状況は厳しいですが、コロナ後の新常態(ニューノーマル)では新たなニーズも生まれてきています。オフィス家具メーカー各社は、こうしたニーズに着目し、新たなビジネスモデルの構築を模索しています。

国内オフィス家具首位のコクヨは、2020年12月にオフィスの会議で生じる飛沫や呼気を吸収する会議テーブル「AIR TREIVE(エアトリーブ)」を販売開始しました。

コクヨの空気清浄機能付き会議用テーブル「エアトリーブ」

コクヨの飛沫・呼気吸引機能付き会議用テーブル「エアトリーブ」

「エアトリーブ」は天板下に集塵フィルターを内臓した空気清浄ユニットを搭載しており、空気中の浮遊ウイルスの除去にも効果があります。需要が高まるウイルス感染対応製品として、期待が高まっています。

オフィス家具大手のオカムラは、新しい働き方や環境を提案・実証する場として「ラボオフィス」を複数展開しています。「ラボオフィス」では従来のオフィスの概念を超えた新しい働き方や、それに伴う実証結果を顧客に提案していきます。

チェアなどオフィス家具大手のイトーキは、急増する在宅ワークの需要に応えるべく、在宅勤務用チェアのラインナップやECサイトを強化しました。その結果、2020年の在宅向けチェアの販売台数が、対前年比400%の増加を記録しました。

2020年のオフィス家具業界は、新型コロナの影響により厳しい一年となりました。一方で、ライフスタイルの変化に伴う新常態のニーズ発掘など、新たなビジネスチャンスも生まれています。現在はオフィスの在り方そのものが問われる変革の時代を迎えており、柔軟な発想とスピーディーな対応が求められています。

オフィス家具業界シェア&ランキング(2021年版)

オフィス家具業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでオフィス家具市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

オフィス家具業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 コクヨ 1,422 34.0
2 オカムラ 1,307 31.2
3 イトーキ 646 15.4
4 内田洋行 491 11.7
5 稲葉製作所 110 2.6
6 タカノ 81 1.9
7 リリカラ 64 1.5
8 くろがね工作所 56 1.3
9 中央可鍛工業 9.4 0.2
※コクヨは空間価値ドメイン事業、オカムラはオフィス環境事業、イトーキ、内田洋行はオフィス関連事業、稲葉製作所、タカノはオフィス家具事業、リリカラはスペースソリューション事業、くろがね工作所は家具関連事業、中央可鍛工業は金属家具事業の売上高です。シェアとはオフィス家具業界の規模(対象企業の9社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでオフィス家具市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれオフィス家具業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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オフィス家具業界 対象企業一覧
コクヨ、オカムラ、イトーキ、内田洋行、稲葉製作所、タカノ、リリカラ、くろがね工作所、中央可鍛工業の計9社
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