電気通信工事業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを掲載しています。電気通信工事業界の業界規模の推移をはじめ、大手4社の売上高グラフ、直近の業界の動向などを解説しています。
業界規模
5.1兆円
成長率
0.7%
利益率
3.1%
平均年収
723万円
電気通信工事業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2019年から2021年まで若干の減少傾向になっています。
以下のグラフは、電気通信工事大手4社の売上高の推移を示したものです。
電気通信工事大手4社の売上高の推移(各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)
電気通信工事4社の売上高グラフを見ますと、2019年までは緩やかな増加傾向にありましたが、2020年から2021年にかけて落ち込みが見られましが、2022年には再び増加に転じています。近年は上位4社のランキングも変動しており、競争の激化が見られます。
電気通信工事とは、インターネット回線や電話回線に関する工事全般を指します。具体的には、光ファイバ網の構築やLAN工事、携帯電話基地局の設置、データセンターの設置・保守、テレビや放送設備ケーブルの引き込みや設備機器の設置工事など多岐にわたります。電気通信工事業界は、民間の設備投資と公共工事が収益柱となっており、民間では携帯キャリアや電力会社、通信会社が主な顧客となっています。
2022-2023年の電気通信工事業界は、5Gなどモバイル基地局や大規模データセンターなどの情報インフラ投資が引き続き堅調に推移しており、コロナ禍で減少していた設備投資が増加しています。現在、トラフィック増加に伴うキャリアの無線基地局の投資は積極的に行われており、情報通信分野における設備投資の需要は今後も底堅いと言えるでしょう。
公共工事に関しては、道路やトンネルなど老朽化に伴う社会インフラ工事が引き続き堅調に推移しており、今後もこうした傾向は継続すると見込まれています。
2022-2023年の電気通信工事業界の売上高ランキングを見ますと、首位がエクシオグループ、きんでん、コムシスHD、関電工と続きます。
2022-2023年の大手電気通信工事会社の売上高は、5社中3社が増収となり、好調な1年でした。
電気通信工事業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで電気通信工事市場のシェアや現状、動向を知ることができます。
順位 | 企業名 | 売上高(億円) | シェア | |
1 | エクシオグループ | 6,276 | ||
2 | きんでん | 6,091 | ||
3 | コムシスHD | 5,632 | ||
4 | 関電工 | 5,415 | ||
5 | ミライト・ワン | 4,839 | ||
6 | 九電工 | 3,957 | ||
7 | NECネッツエスアイ | 3,208 | ||
8 | トーエネック | 2,320 | ||
9 | ユアテック | 2,273 | ||
10 | 中電工 | 1,890 |
※シェアとは電気通信工事業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで電気通信工事市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ電気通信工事業界の詳細ランキングページにジャンプします。
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