携帯電話業界の市場、動向、現状、規模などの研究レポート。

携帯電話業界

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携帯電話業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで携帯電話業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

12.7兆円

(26位/190業界)

成長率

+2.2%

(59位/190業界)

利益率

+13.0%

(3位/190業界)

平均年収

828万円

(14位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

携帯電話業界の現状と動向(2021年版)

グラフは携帯電話業界の業界規模(対象企業の4計)の推移をグラフで表したものです。

携帯電話業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の携帯電話業界の業界規模(主要対象企業4社の売上高の合計)は12兆7,132億円となっています。

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携帯電話業界の過去11年間の業界規模の推移

2020年の携帯電話大手3社の業績は横ばい コロナ禍で通信量が増加

携帯電話業界の過去の推移を見ますと、2018年ごろまでは増加傾向にありましたが、2020年の直近では横ばいで推移しています。

続いて、企業ごとの動向を見ていきます。以下のグラフは携帯電話大手3社の売上高の推移を示したものです。

携帯電話大手3社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、全体的にはほぼ横ばい傾向にあることが分かります。最近の動向としては、NTTドコモとソフトバンクが横ばいなのに対し、KDDIは増加傾向にあります。特に直近はNTTドコモが減少しているのに対し、KDDIが増加していることから、今後、ランキングの入れ替えが起きる可能性もあります。

携帯電話業界の2021年3月決算によると、売上高前期比はNTTドコモが1.6%増、KDDIが0.9%増、ソフトバンクが4.6%増、沖縄セルラー電話が9.0%増となりました。2021年3月決算では大手4社が揃って増収を記録しました。

2020年の携帯電話業界では、新型コロナウイルスの影響に伴うテレワークの普及で、スマートフォンの販売および、会議や動画視聴による需要が増加しました。ソフトバンクではスマートフォンの契約数が伸び、KDDIとNTTドコモにおいては、通信料や動画配信の分野が増加するなど、各社で違いが見られました。

近年はスマートフォンの需要も一巡し、一服感が漂う状況です。そのような中、2020年12月にはNTTによるNTTドコモの完全子会社化や、2021年春の携帯電話大手3社による低価格プランの一斉スタートなど、停滞期が漂っていた業界に変化が見られ始めています

携帯電話業界 売上高ランキング

2020年の携帯電業界売上高ランキングによると、首位はNTTドコモ、2位はKDDI、3位がソフトバンク、4位が沖縄セルラー電話と続きます。2020年の携帯電話大手3社の売上高は横ばいでしたが、近年、各社の売上高の差は徐々に縮まっています。

直近の売上高では、KDDIがNTTドコモをわずかな差まで追い上げています。今後、売上高ランキングの順位が入れ替わる可能性があります。

大手3社『格安プラン』一斉スタート、顧客獲得に向け競争激化

近年の携帯電話業界においてはスマートフォン需要の一服感が漂っており、以前のような爆発的な販売数も見込めず、停滞期に突入しています。

このような状況下で近年注目されているのが、大手3社展開の『格安プラン』です。菅政権による「携帯料金の値下げ」要請を受け、各社は2021年の春から割安な料金プランをオンラインで一斉にスタートさました。

NTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」

NTTドコモの低価格プラン「ahamo(アハモ)」

NTTドコモでは、低価格プラン『ahamo』を2021年3月26日に開始しています。契約者数は開始約1か月で100万人を突破し、そのうち約半数が30代以下でした。基本料金は2,700円と1プランのみで5分以内の国内音声通話を無料としています。

KDDIは同年3月21日に『povo(ポヴォ)』を展開しました。基本料金2,480円にオプションと呼ばれる「トッピング」を適用するスタイルです。さらに、同年9月には基本料0円を開始し、10種類の有料トッピングを組み合わせるプランで、利用者ニーズに応じた料金設定を可能にしています。

ソフトバンクも2021年3月17日に『LINEMO(ラインモ)』をスタートしました。基本料金は2,480円とし、20GBに加えLINE使い放題の「LINEギガフリー」を謳っています。さらに、同年7月には基本料金900円の「ミニプラン」を始めました。

いずれも、各社ともに若者をターゲットにした今までにない、低価格プランを可能にしました。スタート時は横並びでしたが、徐々に新プランを発表するなど、特色を見せ始めています

近年、停滞気味の携帯電話業界でしたが、低価格プランや顧客獲得に向けた競争の激化で、流れが変わりました。また、2020年4月には『楽天モバイル』が参入しています。現在のシェアは1.9%(21年6月時点)と規模は小さいですが、2021年10月には『5G』でJTOWERと提携するなど事業の拡大を図っています。今後の携帯電話業界業界の動向に注目です。

携帯電話業界シェア&ランキング(2021年版)

携帯電話業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで携帯電話市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

携帯電話業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 NTTドコモ 47,252 37.2
2 KDDI 45,064 35.4
3 ソフトバンク 34,075 26.8
4 沖縄セルラー電話 741 0.6
※KDDIはパーソナル事業の売上高です。シェアとは携帯電話業界の規模(対象企業の4社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで携帯電話市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ携帯電話会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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携帯電話業界 対象企業一覧
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