携帯電話業界の動向や現状、ランキング等を研究

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携帯電話業界の業界レポート。データは2021-2022年。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで携帯電話業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

携帯電話業界(2021-2022年)

携帯電話業界の推移と基本情報

業界規模

12.7兆円

成長率

0.6

利益率

12.9

平均年収

828万円

  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

携帯電話業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2020年までは緩やかな増加傾向にありましたが、2021年は横ばいで推移しています。

携帯電話業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年の携帯電話大手3社の業績は横ばい 契約数者増も単価減少へ

続いて、企業ごとの動向を見ていきます。以下のグラフは携帯電話大手3社の売上高の推移を示したものです。

携帯電話大手3社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、全体的にはほぼ横ばい傾向にあることが分かります。最近の動向としては、NTTドコモとソフトバンクが横ばいなのに対し、KDDIは増加傾向にあります。特に直近はNTTドコモが減少しているのに対し、KDDIが増加していることから、今後、ランキングの入れ替えが起きる可能性もあります。

2021年-2022年の携帯電話業界は、大手3社による携帯電話の低価格プランが一斉にスタートした年でした。顧客ニーズに合わせた新料金プランが功を奏し契約数が増加、顧客基盤の拡大を図ることができました

一方、契約数は増加したものの通信量の値下げが響き一人当たりの単価が減少、収益に影響を及ぼしています。通信料金の減少を法人事業や成長事業がカバーする状況となっています。

携帯電話業界 売上トップ5(2021-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 NTTドコモ 47,138
2 KDDI 46,699
3 ソフトバンク 33,397
4 沖縄セルラー電話 734

※KDDIはパーソナル事業の売上高。2021年の携帯電話業界のランキングを見ますと、首位がNTTドコモ、2位がKDDI、ソフトバンク、沖縄セルラーと続きます。

携帯電話最大手のNTTドコモは、2020年12月にNTTの完全子会社となりました。モバイルを柱とした経営から事業領域の拡大を図っており、2021年7月に新体制をスターさせています。2位のKDDIは携帯電話事業を担うパーソナル事業の売上高が約85%を占めますが、近年はエネルギーや金融などの非通信事業を伸ばしています。

2021-2022年の携帯電話業界の業績は、4社中1社が微増、3社が微減となっており、概ね4社ともに前年から横ばいで推移しています。

大手3社『格安プラン』一斉スタート、顧客獲得に向け競争激化

携帯電話ショップの様子

近年の携帯電話業界においてはスマートフォン需要の一服感が漂っており、以前のような爆発的な販売数も見込めず、停滞期に突入しています。

このような状況下で近年注目されているのが、大手3社展開の『格安プラン』です。菅政権による「携帯料金の値下げ」要請を受け、各社は2021年の春から割安な料金プランをオンラインで一斉にスタートさました。

NTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」

NTTドコモの低価格プラン「ahamo(アハモ)」

NTTドコモでは、低価格プラン『ahamo』を2021年3月26日に開始しています。契約者数は開始約1か月で100万人を突破し、そのうち約半数が30代以下でした。基本料金は2,700円と1プランのみで5分以内の国内音声通話を無料としています。

KDDIは同年3月21日に『povo(ポヴォ)』を展開しました。基本料金2,480円にオプションと呼ばれる「トッピング」を適用するスタイルです。さらに、同年9月には基本料0円を開始し、10種類の有料トッピングを組み合わせるプランで、利用者ニーズに応じた料金設定を可能にしています。

ソフトバンクも2021年3月17日に『LINEMO(ラインモ)』をスタートしました。基本料金は2,480円とし、20GBに加えLINE使い放題の「LINEギガフリー」を謳っています。さらに、同年7月には基本料金900円の「ミニプラン」を始めました。

いずれも、各社ともに若者をターゲットにした今までにない、低価格プランを可能にしました。スタート時は横並びでしたが、徐々に新プランを発表するなど、特色を見せ始めています

近年、停滞気味の携帯電話業界でしたが、低価格プランや顧客獲得に向けた競争の激化で、流れが変わりました。また、2020年4月には『楽天モバイル』が参入しています。現在のシェアは2.4%(22年6月時点)と規模は小さいですが、2021年10月には『5G』でJTOWERと提携、2022年6月には「0円」プランを廃止し、同年7月から新料金プランをスタートさせるなど事業の拡大を図っています。今後の携帯電話業界業界の動向に注目です。

携帯電話業界 ランキング&シェア

携帯電話業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで携帯電話市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

携帯電話業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 NTTドコモ 47,138
2 KDDI 46,699
3 ソフトバンク 33,397
4 沖縄セルラー電話 734

※KDDIはパーソナル事業の売上高です。シェアとは携帯電話業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで携帯電話市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ携帯電話業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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携帯電話業界 対象企業一覧

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、沖縄セルラー電話の計4社

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