携帯電話販売業界の動向、現状、ランキング等を研究しています。

携帯電話販売業界

SELLING MOBILE PHONE

2020年-2021年の携帯電話販売業界の動向や現状、ランキング&シェアを研究しています。携帯電話販売業界の過去の業界規模の推移をはじめ、携帯電話販売大手3社の売上高の推移グラフ、2020年のコロナの影響と、各社のビジネスモデルの動向などについて解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.7兆円

(134位/190業界)

成長率

-7.3%

(169位/190業界)

利益率

+2.0%

(99位/190業界)

平均年収

478万円

(175位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

携帯電話販売業界の現状と動向(2021年版)

グラフは携帯電話販売業界の業界規模(対象企業の10計)の推移をグラフで表したものです。

携帯電話販売業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の携帯電話販売業界の業界規模(主要対象企業10社の売上高の合計)は7,608億円となっています。

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  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

携帯電話販売業界の過去9年間の業界規模の推移

2020年の携帯電話販売業界は大手3社減収、コロナで客数・販売台数減 

携帯電話販売業界の過去の推移を見ますと、2011年から12年にかけてはスマートフォンの本格普及を受け急拡大しました。一方、13年をピークに減少に転じており、2018年から20年にかけては下落幅も大きくなっています。

続いて、企業ごとの動向についてです。以下のグラフは携帯電話販売大手3社の売上高の推移を示しています。

携帯電話販売大手3社の売上高の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、全体的に縮小傾向にあることが分かります。最近の動向としては、ベルパークがほぼ横ばいなのに対し、ティーガイアとコネクシオは減少傾向にあります。特に直近ではティーガイアの減少が目立っており、2012年から約4割も縮小しています。

2020年の携帯電話販売業界上位3社の売上高は、ティーガイアが前年比7.9%減の3,878億円、コネクシオが同9.7%減の1,887億円、ベルパークが4.4%減の988億円でした。

2020年の携帯電話販売業界は、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響を受けた年でした。緊急事態宣言の発令により、各社は休業や時短営業を余儀なくされ、各店舗の来店客数および携帯電話の販売台数は減少しました。宣言解除後の通常営業では、客数や販売台数は回復傾向となりましたが、緊急事態宣言中のダメージを補うには至らず、各社の業績は減収となりました。

また、政府による「携帯料金の値下げ」要請を受け、2021年3月には携帯電話大手3社がオンライン専用の格安プランを一斉にスタートさせています。これにより、携帯電話販売業界の事業環境に大きな変化が起きています

携帯電話販売業界 売上高ランキング

2020年の携帯電話販売業界売上高ランキングによると、首位はティーガイア、2位はコネクシオ、3位がベルパーク、トーシンHD、アルファグループと続きます。2020年の携帯電話販売上位5社の売上高は減少および横ばいとなっており、近年は業界全体で縮小傾向です。

各社モバイル販売依存からシフト 新たな収益柱の育成へ

スマートフォン需要は近年、停滞期に突入しています。さらに携帯電話大手3社が格安プランを提供したことで、携帯電話販売業界では将来的に事業の先細りが懸念されています。

このような市況の元、各社は携帯電話販売の事業モデルから徐々にシフトし、新たな成長事業の育成に注力しています。

ティーガイアの「決済サービス事業」

ティーガイアの「決済サービス事業」

携帯電話販売首位のティーガイアは、近年、決算サービス事業を強化しています。主力のモバイル事業が伸び悩む中、決済サービスを新たな収益柱として注力しており、2017年12月にはクオカードを完全子会社化しています。コンビニでの販売を中心にしたギフトカードやプリペイドコード(PIN)に加え、SNSで送れるQUOカードpayを提供するなど積極的な展開を行っています。

また、同社の2022年3月から2024年3月の中期経営計画によると、現在のモバイル事業の収益を62%から将来的に52%に縮小する計画です。その一方で、ソリューション事業は4%の増加、決済サービス事業は24%から30%に引き上げることを発表しています。

業界2位のコネクシオは、法人事業の一つであるIoTソリューションを将来の収益柱として注力しています。コネクシオはIoTシステムの構築を支援しており、30万箇所を超えるIoTの導入や活用が行われています。

同社では、特殊車両や建機などへの通信機器の組み込みで培った豊富な知識をもとに「課題解決型ソリューション」を提供しています。センサーからクラウドまで一括サポートするなど、IoTソリューション事業の拡充やストック型ビジネスの推進を図っています。

2020年の携帯電話販売業界の業績は、新型コロナの影響を受けて不振となりましたが、主力のモバイル事業はコロナ前からの減少となっています。格安スマホの登場やオンライン専用格安プランの開始を受け、業界内では大手キャリアの影響を受けにくい、自由度の高い独自サービス展開に力を入れています。転換期に差し掛かっている携帯電話販売業界、今後の動向に注目が集まります。

携帯電話販売業界シェア&ランキング(2021年版)

携帯電話販売業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで携帯電話販売市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

携帯電話販売業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 ティーガイア 3,878 51.0
2 コネクシオ 1,887 24.8
3 ベルパーク 988 13.0
4 トーシンHD 188 2.5
5 アルファグループ 166 2.2
6 サカイHD 153 2.0
7 クロップス 147 1.9
8 エヌジェイHD 119 1.6
9 日本テレホン 56 0.7
10 協立情報通信 26 0.3
※ティーガイアはモバイル+ソリューション事業、トーシンHDは移動体通信関連事業、クロップスは移動体通信事業、協立情報通信はモバイル事業の売上高です。シェアとは携帯電話販売業界の規模(対象企業の10社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで携帯電話販売市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ携帯電話販売会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

携帯電話販売業界 その他のランキング

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携帯電話販売業界 対象企業一覧
ティーガイア、コネクシオ、ベルパーク、トーシンHD、アルファグループ、サカイHD、クロップス、エヌジェイHD、日本テレホン、協立情報通信の計10社
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