塗料業界のランキングや動向、未来などを詳しく分析しています。

塗料業界

PAINT

塗料業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで塗料業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

1.3兆円

(105位/190業界)

成長率

+3.1%

(45位/190業界)

利益率

+5.3%

(33位/190業界)

平均年収

696万円

(49位/190業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

塗料業界の現状と動向(2021年版)

グラフは塗料業界の業界規模(対象企業の5計)の推移をグラフで表したものです。

塗料業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の塗料業界の業界規模(主要対象企業5社の売上高の合計)は1兆3,756億円となっています。

  • 10年
  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

塗料業界の過去11年間の業界規模の推移

塗料業界の現状と内容とは? 建築、自動車、宇宙など多岐にわたる

塗料業界の過去の推移をみますと、2007年から09年までは減少傾向、09年から15年にかけて増加し、16年に減少に転じましたが、17年から2020年には増加を記録しています。

経済産業省の生産動態統計によると、2020年の塗料の販売金額は前年比-8.8%の6,225億円、販売数量は前年比-8.5%の156.6万tでした。

塗料の販売金額と販売数量の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

塗料の販売金額、販売数量ともに2019年までは横ばい傾向でしたが、2020年には新型コロナの影響もあり、減少に転じています。

塗料は表面加工材料の一種で、「素材の彩色」や「保護」などを目的に使用されます。防腐や防水、耐火といった保護、美観では色彩や光沢、平滑化、また遮熱や撥水、有害化学物質の吸着などの特殊な機能をもった塗料があります。

塗料業界の分野も様々で、建築、自動車、鉄道、船舶、航空機や宇宙関連など多岐にわたります

建築用では外装、内装、床に使用し、自動車では下塗りから中上塗り、化学処理剤や補修分野、工業用には金属やプラスチック用、構造物では鋼管、パイプ用の塗料があります。また、飲料のアルミ缶の処理なども行っています。

インフラ分野では、トンネル内のコンクリの剥離防止塗料、高速道路の防食なども行い、こちらは「ペイント」というより「補強・補修」の意味合いが強い分野です。

国内首位の日本ペイントは建築分野以外にも多岐に渡り、2位の関西ペイントは自動車塗料をメインに手掛けています。その他、中国塗料は船舶用塗料、大日本塗料は国内の構造物の重防食に強く、なかでも窯業建材用塗料に注力しています。国内の外壁塗装分野ではエスケー化研が国内でトップと、各社すみわけと強みを生かしています。

加速する海外展開 「内装塗装」需要に着目

近年の塗料業界は米国や新興国の経済成長に伴い、業績を拡大させています。経済が発展するに従い、建築や住宅、自動車、船舶、航空など様々な塗料需要が生まれます。一般に、「塗料消費量は一人あたりのGDPと正の相関がある」といわれています。

こうした動向を受け、塗料メーカー各社は海外展開を進めています。業界首位の日本ペイントは2017年に中国の塗料メーカー3社の株式を取得、翌年3月には米国の塗料会社を子会社化し、建築用塗料の製造・販売を本格化させます。

海外売上高比率が60%を超える関西ペイントは、東アフリカの塗料メーカーを買収。主力のインド市場に加え、アフリカ全体での事業拡大を目指します。エスケー化研や中国塗料は中国や東南アジアを中心に事業を展開。こちらも海外展開をさらに強化する構えです。

各社が海外展開を積極化する理由の一つに、「内装塗装」需要が挙げられます。日本では「壁紙」が主流ですが、海外では「壁紙」よりも「内壁塗装」が主流となっています。つまり、住宅の着工数にほぼ比例して内装塗装の需要も増える計算になります。

このような理由から、経済発展が著しいアジアやアフリカに塗装メーカーがこぞって展開。新型コロナの影響も一時的とみられ、今後も新興国地域での需要の伸びが見込まれています。

塗料業界シェア&ランキング(2021年版)

塗料業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで塗料市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

塗料業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 日本ペイントHD 7,811 56.8
2 関西ペイント 3,646 26.5
3 エスケー化研 851 6.2
4 中国塗料 824 6.0
5 大日本塗料 624 4.5
※シェアとは塗料業界の規模(対象企業の5社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで塗料市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ塗料メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

塗料業界 その他のランキング

塗料の関連業界

塗料業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
塗料業界 対象企業一覧
日本ペイントHD、関西ペイント、エスケー化研、中国塗料、大日本塗料の計5社
注意・免責事項
塗料業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。塗料業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。