造船重機業界の動向、現状、ランキング&シェア、売上高情報などを研究。

造船重機業界

HEAVY MACHINE

造船重機業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで造船重機業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

9.3兆円

伸び率

-3.1%

利益率

-1.7%

平均年収

429万円

目次

造船重機業界の現状と動向(2021年版)

グラフは造船重機業界の業界規模(対象企業の14計)の推移をグラフで表したものです。

造船重機業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の造船重機業界の業界規模(主要対象企業14社の売上高の合計)は9兆3,605億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

造船重機業界の過去6年間の業界規模の推移

最悪期は脱したものの、「造船過剰問題」はいまだ解消せず

造船重機業界の過去の推移を見ますと、2015年から2019年までは横ばいで推移していましたが、2020年には減少に転じています。

2008年までの造船業界は世界的にも拡大傾向にありました。06年の世界の造船受注量は9,960万総トンで過去最高額を記録しています。中国など新興国の経済成長、世界各地の資源開発の活発化など経済のグローバル化によって、造船重機業界は活況を呈していました。

しかしながら、2008年秋の世界同時不況以降、需要は減少。さらに新造船の大量建造に伴う需給ギャップの拡大、燃料価格の高騰を背景に業績は一気に悪化しました。業績はなかなか回復せず、12年ほどまで低迷が続いていました。

近年では為替や受注抑制により最悪期は脱したものの、世界的な造船供給過剰は解消しておらず、依然として厳しい環境が続きます。また、年々厳しくなる環境規制や新型コロナウイルスによる経済の停滞などの影響も懸念されています。

2020年3月期の造船重機大手6社の業績は、三菱重工業が0.9%減、川崎重工業が2.9%増、IHIが6.5%減、住友重機械工業が4.3%減、三井E&S HDが19.8%増、日立造船が6.4%の増加となり、減収が2社、横ばいが1社、3社が増収。なかでも三井E&S HDは2ケタ増を記録しました。

日中韓で世界シェア9割超 先行きは不透明

造船業界とは、造船メーカーが形成する市場および業界を指します。

一口に船といっても、その種類は様々で、コンテナを輸送する「コンテナ船」、梱包せずにそのまま輸送する「バラ積み船」、液体を輸送する「タンカー」、人を輸送する「フェリー」などがあります。

世界の造船シェアに目を向けますと、世界トップ3は日中韓3カ国に集約されます。日中韓合わせたシェアは9割を超え、中国、韓国に次ぐ世界3位のシェアを誇ります。

近年は、リーマンショック前に大量に船舶が建造された世界的な「船腹過剰」の状態に陥っています。ここ数年、中国、韓国が急速にシェアを伸ばしましたが、こうした世界的な環境変化に対応できずに、両国とも苦戦している側面があります。

日本の船舶メーカーは数年分の仕事量を確保していますが、その後の展開は予測できません。造船は1案件の受注額が大きく、1つのミスが業績を大きく左右させる難しい業界でもあります。今後も先行き不透明感は強いですが、優れた技術力を武器に世界シェアを取り戻したいところです。

造船重機業界シェア&ランキング(2021年版)

造船重機業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで造船重機市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

造船重機業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 三菱重工業 36,999 39.5
2 川崎重工業 14,884 15.9
3 IHI 11,129 11.9
4 住友重機械工業 8,490 9.1
5 三井E&Sホールディングス 6,638 7.1
6 日立造船 4,085 4.4
7 今治造船 3,806 4.1
8 ジャパンマリンユナイテッド 2,361 2.5
9 常石造船 1,485 1.6
10 大島造船所 1,107 1.2
※今治造船、ジャパン マリンユナイテッド、大島造船所は2019年の売上高です。シェアとは造船重機業界の規模(対象企業の14社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで造船重機市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ造船重機会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

造船重機業界 その他のランキング

造船重機の関連業界

造船重機業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
造船重機業界 対象企業一覧
三菱重工業、川崎重工業、IHI、住友重機械工業、三井E&Sホールディングス、日立造船、今治造船、ジャパンマリンユナイテッド、常石造船、大島造船所、名村造船所、新来島どっく、サノヤスHD、内海造船の計14社
注意・免責事項
造船重機業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。造船重機業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。