2019年のメガネ業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを研究

メガネ業界

GLASSES

2019年のメガネ業界の動向や現状、ランキング、シェアなどを研究しています。メガネ業界の過去の市場規模の推移をはじめ、大手眼鏡メーカー5社の売上高の推移、近年の眼鏡トレンドや消費者のニーズ、海外展開の動向や今後への取り組みなどを解説しています。転職や就職、ビジネスや投資の市場分析などにご活用下さい。

業界規模

0.2兆円

(132位/136業界)

伸び率

+5.2%

(43位/136業界)

利益率

+1.4%

(114位/136業界)

平均年収

529万円

(108位/136業界)

メガネ業界の現状と動向(2019年版)

グラフはメガネ業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

メガネ業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のメガネ業界の業界規模(主要対象企業4社の売上高の合計)は1,470億円となっています。

  • 08年
  • 09年
  • 10年
  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年

メガネ業界の過去11年間の業界規模の推移

業績は底堅く推移 低価格帯が広まり単価は下落傾向へ

メガネ業界の過去の推移を見ますと、2007年から12年は横ばいを記録してきましたが、13年には上昇へ。2015年から2018年には上昇に転じています。

メガネメーカー5社の売上高の推移(出所:各社決算資料、グラフは業界動向サーチが作成)

2018年から2019年の各企業の業績は、メガネトップが前期比6.5%増、ジンズHDが前期比8.7%増、三城HDは同1.6%減、ゾフが14.6%の増、ビジョナリーHDが21.7%増でした。前期を上回ったのは6社中4社で、なかでもゾフとビジョナリーHDは2ケタ増と大幅な伸びを見せています。一方、三城HDと愛眼は前期を下回る結果となりました。

ライフスタイルや価値観の変化に伴い、スポーツや趣味、目の健康意識など、消費者ニーズの多様化を背景に、国内のメガネ市場は堅調な推移を見せています。

パソコンやスマートフォン、タブレット端末などの電子デバイスの普及により、眼精疲労や若年層のスマホ老眼が増加。また、ファッションの一部としてアクセサリー感覚でメガネを身に着ける消費者の増加、高齢化に伴う老眼鏡や遠近両用眼鏡などの需要増で市場は拡大しています。

一方、「JINS」や「Zoff」のような、低価格帯店舗が順調に伸びており、単価の下落による市場の縮小が懸念されています。加えて、雑貨やアパレル店においてもサングラスやフレームが低価格で販売されていることも、要因の一つに挙げられます。このような状況のもと、メガネ業界では販売価格での競争も激しくなっており、利益確保が難しい環境になりつつあります。

機能とデザインの両立へ 『メガネスーパー』きめ細かな接客が奏功

ここ数年のメガネ業界で人気を博していたのが、スマートフォンやパソコンから発せられるブルーライトカットメガネ『PCメガネ』です。先駆者であるジンズHDの『JINS PC』は、発売1年半で累計150万本を突破、他社もこの流れに追随しPCメガネを販売、パソコン用メガネ競争が起こりました。

現在、パソコン用メガネ需要も一服し、各社はUVカットやスポーツ用眼鏡など、新たな機能性メガネの開発を行っています。老眼鏡を必要とする年齢層、目の健康を意識する消費者も増加傾向にあるため、細かな接客やサービス面の向上も必要になっています。

また、ファッションアイテムとしての地位も獲得し、一人で複数のメガネを持つ消費者も増え、現在のメガネ業界においては、機能性とデザイン性の両立が重視されています。

こうした消費者の動向を受け、ジンズHDは独自のSPA方式を武器に低価格帯で展開し、2017年3月に新たな3プライス制を導入。『JINS PC』はデザインや機能の一新で名称も「JINS SCREEN」に変更しました。その後も、花粉症対策用や耳にかけないメガネ、一本2役のサングラスなど、新たな機能性メガネを次々と提案。また、AI活用でメガネを外さずにバーチャル試着が行えるなど、消費者のニーズにうまく合致し支持を集めています。

OWNDAYSは、「メガネのファストファッション」をコンセプトに掲げているように、ファッション性が高くデザインの種類が豊富です。値段はフレーム価格のみと分かりやすく、幅広い年齢層から人気を博しており、特に30~40代の男性からの支持を得ています。

一方で、近年は『メガネスーパー』を展開するビジョナリーHDの躍進も目立ちます。「低価格路線」から「顧客のニーズを丁寧に聞き取るスタイル」へ方向転換したことが功を奏し、見事に業績を回復させました。「目の健康寿命の延伸」を掲げ、最大40項目もの検査ができるというきめ細かな接客が好評で、40歳以上の中高年に大変人気があります。

海外進出が今後の成長のカギとなるか アジア圏の進出加速

ここ数年、メガネ業界は海外への展開を加速させています。メガネ業界での持続的な経営を可能にしていくには、グローバルな展開が欠かせません。

「JINS」を展開するジンズHDは2010年に中国に進出、2015年には米国および台湾へ。2018年にはフィリピン、香港へ進出し、2019年現在185店舗を展開しています。米国ではオンライン販売が順調、台湾への出店においては全土へ拡大中で、2019年11月には海外売上がついに100億円を突破したことを発表しました。

「パリミキ」が主力の三城HDは、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカに進出し、2020年3月現在124店舗を展開。売上全体に占める割合は12.7%で前期比6.3%減の63億円。不採算店の整理で主力の中国と韓国において15店を閉店、その他の赤字店舗では2、3年後をめどに黒字化を目指しています。

OWNDAYSの海外進出は競合の中国を避けた、アジアを中心に出店。台湾、香港、インドネシア、ベトナム、シンガポール、タイ、インド、カンボジア、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなどの11ヶ国で150店舗以上を展開し、国内よりも海外出店を加速させています。

ゾフでは、中国、シンガポール、香港のアジアへ展開し、2020年6月現在、44店舗を展開。そのうち中国では28店舗を展開、東南アジア市場での拡大を目指しています。一方、国内のメガネ業界売最大手であるメガネトップは他社に比べ海外展開は出遅れており、2020月3月台湾での出店が海外初進出となります。4月中旬をめどに台湾内で計4店舗の出店を目指しています。

国内では今後、少子高齢化による人口減少、低価格帯店舗の拡大を背景に、市場は縮小する可能性があります。メガネ業界では事業の拡大と維持に向け、人口の増加及び経済成長著しい海外での展開が進むことが予想されます。

メガネ業界シェア&ランキング

メガネ業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでメガネ市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

メガネ業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 メガネトップ 771 30.6
2 ジンズ 548 21.8
3 三城HD 496 19.7
4 ゾフ 275 10.9
5 ビジョナリーHD 264 10.5
6 愛眼 162 6.4
※シェアとはメガネ業界の規模(対象企業の4社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでメガネ市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれメガネ会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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メガネ業界 対象企業一覧
メガネトップ、ジンズ、三城HD、ゾフ、ビジョナリーHD、愛眼の計6社
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