医療機器業界の現状、動向、ランキング、シェア等を掲載しています。

医療機器業界

MEDICAL DEVICE

医療機器業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで医療機器業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

4.4兆円

(60位/181業界)

成長率

+3.1%

(44位/181業界)

利益率

+8.1%

(16位/181業界)

平均年収

696万円

(47位/181業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

医療機器業界の現状と動向(2021年版)

グラフは医療機器業界の業界規模(対象企業の30計)の推移をグラフで表したものです。

医療機器業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の医療機器業界の業界規模(主要対象企業30社の売上高の合計)は4兆4,739億円となっています。

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医療機器業界の過去11年間の業界規模の推移

中長期的には増加傾向を持続 新型コロナによる減少も一時的か

医療機器業界の主要対象企業31社の過去の推移を見ますと、2010年から2020年まで堅調な増加傾向にあります。

医療機器売上高の推移(出所:厚生労働省、グラフは業界動向サーチが作成)

厚生労働省の「医薬品・医療機器産業実態調査」によると、2019年度(2021年3月公開)の医療機器売上高は、前年比2.1%減の3兆2,692億円でした。その内、国内製品が同9.4%増の1兆9,055億円、輸入製品が6.5%減の1兆3,637億円でした。

医療機器は、内視鏡やCT、MRI、血液分析装置などの高額な製品から、歯科向けの機器や材料、手袋やピンセット、ガーゼ、マスクなどの医療用品など多岐にわたります。

一般に、医療機器業界は景気の動向を受けにくいとされています。2008年及び09年は世界的な金融危機の影響を受け、国内でも業績を悪化させる企業や業界が多い中、医療機器業界は堅調な推移を見せていました。

また、今後も先進国は高齢化が進み、新興国は経済の発展に伴う医療水準の向上が見込まれるため、安定的な成長が期待できる業界とも言えます。

こうした動向を受け、異業種からの参入も相次いでいます。2012年12月、旭化成は米医療機器大手のゾール・メディカルを買収。買収額は約1,840億円にのぼり、旭化成にとって過去最大の買収案件となります。

また、2013年4月、ソニーはオリンパスに500億円を出資し、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズを発足。ソニーの持つ映像技術とオリンパスの持つ内視鏡技術を融合して新たな商品を開発します。

2016年12月、キヤノンが東芝メディカルシステムズを買収し、子会社化。従来のプリンタやカメラが苦戦する中、キヤノンは医療機器事業を将来の主力事業に位置づけたい公算です。

2020年には新型コロナウイルスによる患者数の影響で設備投資を控える病院が増えたものの、人工呼吸器や人工肺の特需も一部では見られました。今後の動向にもよりますが、新型コロナウイルスによる影響は一時的と見られています。中長期的な目線で業界を見ると、今後も世界的な医療機器需要の高まりが考えられ、2022年には世界の医療機器市場が53兆円近くまでいく可能性があるとのレポートもあります。

予防医療・福祉施設向けなどさらなる需要拡大に期待

近年の医療機器業界の特色としましては、輸出中心の落ち込みが目立ちました。

原材料価格の乱高下、為替リスク、新興国での病院建設の延期、米国を中心に民間病院や代理店の資金不足からの在庫調整など随所で金融危機の影響を受ける結果となりました。

一方、先進国を中心に高齢化が進行。こうした高齢化を背景に予防医療が重要視されるようになってきました。予防医療が重要視されるにしたがい、診療関連機器の需要が拡大。今後もこうした需要はさらに高まると見込まれます。

また、新興国でも人口増加、経済発展、国民の所得の向上に伴い医療需要が増加しています。今後もアジアを中心に人口増や経済発展を遂げる国が多くあり、世界的な医療機器需要はさらに拡大する見込みです。

また、福祉・介護施設への需要も堅調な推移を見せています。今後もこの分野は拡大することが見込まれ、各社とも成長性の高い事業へ注力しています。

医療機器業界シェア&ランキング(2021年版)

医療機器業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで医療機器市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

医療機器業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 オリンパス 6,255 14.0
2 テルモ 6,138 13.7
3 富士フイルムHD 5,677 12.7
4 HOYA 5,479 12.2
5 ニプロ 4,555 10.2
6 シスメックス 3,050 6.8
7 日本光電工業 1,997 4.5
8 フクダ電子 1,467 3.3
9 オムロン 1,230 2.7
10 コニカミノルタ 1,090 2.4
※は医療機器部門の売上高で、オリンパスは内視鏡+治療機器事業、富士フイルムHDはヘルスケア事業、オムロンはヘルスケアビジネス事業、コニカミノルタはヘルスケア事業の売上高です。シェアとは医療機器業界の規模(対象企業の30社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで医療機器市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ医療機器メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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医療機器業界 対象企業一覧
オリンパス、テルモ、富士フイルムHD、HOYA、ニプロ、シスメックス、日本光電工業、フクダ電子、オムロン、コニカミノルタ、メニコン、島津製作所、日機装、ニコン、朝日インテック、ジェイ・エム・エス、カネカ、日本ライフライン、タカラバイオ、トプコン、ナカニシ、シード、松風、リオン、メディキット、日本電子、マニー、クリエートメディック、プレシジョン・システム・S、大研医器などの計30社
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