2021年のロボット業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを解説しています。

ロボット業界

ROBOT

2021年のロボット業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。ロボット業界の過去の市場規模の推移をはじめ、産業用ロボットの生産金額の推移グラフ、2020年から2021年のコロナの影響と協働ロボ、今後の見通しなどを解説しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.7兆円

伸び率

-0.2%

利益率

+2.2%

平均年収

641万円

目次

ロボット業界の現状と動向(2021年版)

グラフはロボット業界の業界規模(対象企業の14計)の推移をグラフで表したものです。

ロボット業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のロボット業界の業界規模(主要対象企業14社の売上高の合計)は7,947億円となっています。

  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

ロボット業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年のロボット業界は横ばい 20年後半には増加傾向に

ロボット業界の過去の規模の推移を見ますと、2016年から2017年に大幅に上昇しましたが、2017年から2020年までは横ばいで推移しています。

下のグラフは産業用ロボットの生産金額の推移を示したものです。経済産業省の生産動態統計によると、2020年の産業用ロボットの生産金額は前年比0.04%増の5,319億円でした。

産業用ロボットの生産金額の推移

産業用ロボットの生産金額の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

2010年から2020年までの産業用ロボットの生産金額の推移を見ますと、2013年から2018年にかけて、中国を中心とした自動化需要の高まりを受けて上昇傾向にありました。一方、2019年には米中貿易摩擦が深刻化し、減少に転じました。2020年は横ばいで推移しています。

2020年のロボット業界は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年前半は自動車向けを中心に大きく落ち込みました。その後、2020年後半から2021年にかけて需要は回復し、全体としては横ばいで落ち着きました。2021年から2022年にかけては増収を予想する企業が多く、コロナ禍で落ち込んだ需要を取り戻す動きが見られます。

ロボットには複数の種類があり、「産業ロボット」、「サービスロボット」などがあります。現在の主力は「産業ロボット」で、自動車などで組立、溶接、塗装などを手掛ける多関節ロボットが中心です。「サービスロボット」は物流や警備、医療などで使われており、近年その対象は食品や飲食など様々な産業に広がっています。

ロボット業界 売上高ランキング

ロボット業界の2020年の売上高ランキングによると、ファナックと安川電機、FUJIの売上高シェアが大きいことが分かります。とくに、ファナックと安川電機は世界的にも産業ロボットシェアが高く、海外売上高比率は6~7割にまで達します。

中長期的には底堅いロボット業界 「協働ロボ」にも注目

産業用ロボットを操作している作業員

近年、日本や米国のような先進国は慢性的な人手不足や、それに伴う収益性の低下という問題を抱えています。また、中国のような中進国でも昨今、賃金の上昇が著しく、省人化ニーズは高まっています。

米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響により、ここ数年、足踏み状態が続いたロボット業界ですが、こうした世界的な自動化ニーズの高まりを受け、中長期的には拡大してゆくことが予想されます。

こうした動向の中で、近年注目を集めているのが「協働ロボット」の導入です。協働ロボットとは、人とロボットが協働で作業することを想定したロボットで、従来の産業ロボットのように安全柵で囲う必要がありません。設置スペースが小さくてすむことから、導入がしやすく、費用も抑えられるのが特長で、今後、様々な分野で活用されることが期待されています。

業界大手のファナックは、2020年6月から新型協働ロボット「CRX」を発売開始しました。人に触れるとすぐに止まる安全性と使いやすさ、設置のしやすさが評価されています。

三菱食品のマッチング事業「ガラリトスイッチ」

ファナックが発売を開始した協働ロボット「CRX」

短期的には、新型コロナウイルスの感染拡大など不確定要素はありますが、世界的な自動化ニーズの高まりは根強く、中長期的には底堅い需要があると考えられます。

従来は自動車や半導体を中心とした「産業ロボット」が主力でしたが、今後は「協働ロボット」や「サービスロボット」など幅広い分野、産業での活用が期待されます。現在、メーカー各社は様々なロボットの開発を手掛けており、人間とロボットの共生の時代が迫ってきています。

ロボット業界シェア&ランキング(2021年版)

ロボット業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでロボット市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ロボット業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 ファナック 2,100 26.4
2 安川電機 1,394 17.5
3 FUJI 1,255 15.8
4 川崎重工業 867 10.9
5 ヤマハ発動機 830 10.4
6 ダイヘン 420 5.3
7 セイコーエプソン 284 3.6
8 JUKI 274 3.4
9 不二越 266 3.3
10 ユーシン精機 119 1.5
※はロボット部門の売上高で、ファナック、安川電機はロボット事業、FUJIはロボットソリューション事業、川崎重工業はロボット事業、ヤマハ発動機はロボティクス事業、ダイヘンは溶接メカトロ事業、セイコーエプソンはロボティクスソリューションズ事業、JUKIは産業機器&システム事業、不二越はロボット事業、ユーシン精機は取出ロボット事業の売上高です。シェアとはロボット業界の規模(対象企業の14社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでロボット市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれロボットメーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

ロボット業界 その他のランキング

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ロボット業界 対象企業一覧
ファナック、安川電機、FUJI、川崎重工業、ヤマハ発動機、ダイヘン、セイコーエプソン、JUKI、不二越、ユーシン精機、鈴茂器工、CYBERDYNE、セーラー万年筆、菊池製作所の計14社
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