半導体業界の現状、動向、ランキング&シェア、売上高、従業員数、勤続年数、平均年収などを掲載。

半導体業界

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半導体業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで半導体業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

6.5兆円

(43位/181業界)

成長率

+0.6%

(77位/181業界)

利益率

+6.3%

(23位/181業界)

平均年収

750万円

(26位/181業界)

※矢印は前年比の増減、成長率は直近3年間の平均。平均年収は上場企業の平均ですので、実態よりも高めに出る傾向があります。

目次

半導体業界の現状と動向(2021年版)

グラフは半導体業界の業界規模(対象企業の33計)の推移をグラフで表したものです。

半導体業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の半導体業界の業界規模(主要対象企業33社の売上高の合計)は6兆5,483億円となっています。

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  • 19年
  • 20年

半導体業界の過去11年間の業界規模の推移

2020年はコロナによる通信機器やデータセンター向け需要が増加

国内の半導体業界の過去の業績推移を見ますと、2014年から2020年にかけて、年によるばらつきはあるものの、横ばいで推移しています。

半導体業界の過去の動向を振り返りますと、2007年までの半導体業界は、世界的な半導体需要の増加に伴い、拡大を続けてきました。しかしながら、08年秋に端を発した世界的な消費不況により事態は一変。パソコンや携帯電話、車載電装品などあらゆる分野での販売が伸び悩み、業績は一気に悪化しました

2010年から11年には緩やかな回復基調にあったものの、12年には欧州や中国を中心とした市場の停滞感により、再び減収減益へ。13年以降は、世界的な景況感の回復、旺盛なスマートフォン向け需要にやIoT需要により堅調な推移を見せています。

2017年から2018年にかけて半導体業界はスマートフォン向け市場とデータセンター向け市場の増加により堅調な推移を見せました。2019年にはメモリーの在庫調整局面による価格下落の影響を受けて、市場は縮小しました。

2020年には新型コロナによるテレワークや外出自粛の影響を受け、パソコンやタブレット、冷蔵庫や洗濯機の家電、自動車などの需要が増えました。さらに、データ通信料の増大に伴うデータセンター向け需要も高まり、市場は増加に転じています。

半導体とは何か? なぜ半導体が重要なのか?

近年、様々な分野で注目を集めている半導体ですが、多くの人が疑問に持つ「半導体とは何か?」、「なぜ半導体が重要なのか?」を詳しく解説していきます。

「半導体」とは、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質をもつものです。電気抵抗が「導体」と「絶縁体」の中間に位置する性質を持ちます。半導体でメインに使われる素材はシリコンで、IC(集積回路)は、シリコンの上にトランジスタやコンデンサなどの機能をまとめたものです。

半導体の機能としては、CPUやメモリーに代表される「演算」や「記憶」と、パワーデバイスに代表される「制御」と「変換」に分けられます。

「演算」や「記憶」、「制御」、「変換」といった半導体が持つ基本的な機能は、あらゆる電気機器に応用されます。パソコンのCPUは演算を、メモリーは記憶を、エアコンの温度センサーは制御を担います。

こうした理由から、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコン、炊飯器といった家電、パソコンやスマホなどの通信機器、自動車、データセンターなどあらゆる電気機器に半導体が使われます。

さらに、半導体集積回路は、様々な製品の「小型化」や「効率化」、「省エネ化」に役立ちます。こうした理由から、半導体はあらゆる電気機器にとって非常に重要であり、欠かせないものであることが分かります。

今後の半導体業界は? IoTの普及でさらなる加速も

現在の半導体業界は、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、テレワークの普及により、通信機器やデータセンター向け需要が高まっています。さらに今後は、IoTや自動運転などの需要も高まることから、市場が急速に拡大していく可能性があります。

IoTとは、モノのインターネットという意味で、あらゆるモノがインターネットにつながる概念を指します。IoTを実現するには、光、音、温度、湿度、圧力、加速度、回転、赤外線などの「センサー」とネットにつながり情報を交換する「通信」、IoT機器のコントロールを司る「CPU」が必要になります。

現在、世界では123億ものデバイスがインターネットに接続されていますが、世界的にIoT化が進むことで、2025年には270億以上に増えるとの試算もあります。IoTには「演算」と「制御」が必要ですので、必ず何かしらの半導体が使用されます。IoT市場の拡大に伴い、半導体市場が拡大することは想像がつきます。

こうした動向を受け、半導体各社はIoT市場の拡大に向けた動きが見られ始めています。2015年は、オランダ半導体大手のNXPセミコンダクターズが米フリースケール・セミコンダクタを買収。同年、インテルが米アルテラを約2兆円で買収しました。

IoTの本格的な普及は今のところ未知数ですが、予測通り市場が拡大していけば、半導体業界にとっては空前の追い風となるでしょう。現在でもすでに半導体不足が叫ばれている中、IoTの普及は、今後の半導体業界のさらなる成長を促すことになるでしょう。

半導体業界シェア&ランキング(2021年版)

半導体業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで半導体市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

半導体業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 東京エレクトロン 13,991 21.4
2 ソニーグループ 9,378 14.3
3 ルネサスエレクトロニクス 7,156 10.9
4 東芝 7,050 10.8
5 ローム 3,598 5.5
6 アドバンテスト 3,127 4.8
7 富士通 2,938 4.5
8 京セラ 2,635 4.0
9 SCREEN HD 2,354 3.6
10 ニコン 1,847 2.8
※ソニーグループはイメージング&センシング・ソリューション事業、東芝はデバイス&ストレージソリューション事業、富士通はデバイスソリューション事業、京セラは半導体関連部品事業、SCREEN HDはSPE事業、ニコンは精機事業の売上高です。シェアとは半導体業界の規模(対象企業の33社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで半導体市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ半導体メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

半導体業界 その他のランキング

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半導体業界 対象企業一覧
東京エレクトロン、ソニーグループ、ルネサスエレクトロニクス、東芝、ローム、アドバンテスト、富士通、京セラ、SCREENHD、ニコン、三菱電機、東京エレクトロンデバイス、荏原製作所、長瀬産業、サンワテクノス、東京精密、レーザーテック、堀場製作所、ローツェ、芝浦メカトロニクス、日本マイクロニクス、TOWA、ワイエイシイHD、テラプローブ、タツモ、テクノクオーツ、ミライアル、岡本工作機械製作所、インターアクション、サムコなどの計33社
注意・免責事項
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