製薬業界の現状・動向・ランキング、売上高シェア、年収情報を分析、研究。

製薬業界

MEDICINE

製薬業界の動向、現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで製薬業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

10兆8,518億円

(28位/130業界)

伸び率

+2.5%

(76位/130業界)

収益性

+10.2%

(10位/130業界)

平均年収

751万円

(18位/130業界)

製薬業界の現状と動向(2017-18年)

グラフは製薬業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。

製薬業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2017-18年の製薬業界の業界規模(主要対象企業76社の売上高の合計)は10兆8,518億円となっています。

  • 07年
  • 08年
  • 09年
  • 10年
  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年

製薬業界の過去11年間の業界規模の推移

18年武田がシャイアーを買収 再編を繰り返してきた製薬業界

国内の製薬業界は再編、統合、買収を繰り返してきました。

2005年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が誕生。同05年10月に大日本製薬と住友製薬が合併し大日本住友製薬が誕生しました。

また、2007年4月には三共と第一製薬が経営統合し、第一三共が誕生。さらに第一三共は08年、インドの後発薬大手ランバクシー・ラボラトリーズを子会社化。

2007年には第一三共ヘルスケアがゼファーマを吸収合併。さらに、同年10月には、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併し、田辺三菱製薬が誕生しました。さらに業界5位のエーザイは08年にMGIファーマ(米)を買収。09年には大日本住友製薬がセプラコール(米)を買収しました。

2008年には、武田薬品工業が米国バイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマシューティカルズを買収。11年にはスイスの医薬品会社ナイコメッドを買収。さらに12年、米URLファーマ及びその子会社19社を買収しました。

2015年、武田薬品製薬は京都大学iPS細胞研究所と共同研究契約を締結。同年春、第一三共はランバクシーをインドの会社に売却。16年には、エーザイが消化器疾患医薬品事業を味の素製薬と統合させました。

2018年には武田薬品工業がアイルランドの製薬大手シャイアーを買収することで合意。買収額は約6.8兆円にのぼり、実現すれば売上高3.3兆円の世界7位の製薬会社になる見込みです。

強い海外メガファーマ 規模の優位性で劣る日本の製薬会社

相次いで再編、統合、買収を繰り返してきた製薬業界ですが、こうした背景には二つ理由が考えられます。一つは、海外メガファーマの存在です。

ノバルティス(スイス)、ファイザー(米)、サノフィ(仏)、ギリアド・サイエンシズ(米)、ジョンソン&ジョンソン(米)、メルク(米)、ロシェ(スイス)、アストラゼネカ(米)など、世界には売上高3兆円を超える巨大製薬会社が10社もあります。

国内首位の武田薬品工業でも、売上高は1兆8,000億円程度で、世界では18位くらいです。いかに、世界の製薬会社が大きいかが分かります。

製薬会社は、新薬の研究・開発など莫大な費用がかかります。こうした点から、資金力が大きな企業ほど開発がしやすく、規模の優位性が働きます。日本の企業が再編を繰り返す背景にはこうした海外のメガファーマの存在が考えられます。

後発薬を80%へ 社会保障費抑制の動きが活発化

二つ目が国内の社会保障費抑制の動きです。

近年の日本は、少子高齢化の影響で社会保障費が年々膨れ上がっています。国の一般会計歳出に占める割合は3割を超え、国の財政を圧迫させています。こうした動きの中、政府は社会保障費の抑制に全力で取り組んでおり、その流れの一つとして薬価の引き下げが挙げられます。

日本政府は2020年度中に後発薬(ジェネリック医薬品)のシェアを80%以上にする目標を掲げました。現在の後発薬の割合は56%ほど(2015年9月現在)で、後発薬のさらなる普及が見込まれます。後発薬の割合が増えると特許切れ新薬の販売が減ることになり、特許切れ新薬を多く抱えている製薬メーカーは苦戦を強いられます。

さらに、2016年には年間の販売額が極めて大きい医薬品の価格を下げる「特例拡大再算定」が導入され、こちらも製薬業界にとっては逆風となっています。

今後、高齢化が進む日本において社会保障費抑制はさらに進むとみられ、薬価のさらなる引き下げも避けられない事態となるでしょう。製薬業界にとって厳しい状況が続いています。

製薬業界シェア&ランキング

製薬業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで製薬市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

製薬業界 売上高&シェアランキング(2017-18年)

  企業名 売上高 シェア
1 武田薬品工業 17,705 16.3
2 アステラス製薬 13,003 12.0
3 第一三共 9,601 8.8
4 大塚HD ※1 7,747 7.1
5 エーザイ 6,000 5.5
6 中外製薬 5,341 4.9
7 大日本住友製薬 4,668 4.3
8 興和 4,343 4.0
9 田辺三菱製薬 4,338 4.0
10 協和発酵キリン 3,507 3.2
※1 大塚HDは医療関連事業の売上高です。シェアとは製薬業界の規模(対象企業の76社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで製薬市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ製薬メーカーの詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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製薬業界 対象企業一覧
武田薬品工業、アステラス製薬、第一三共、大塚HD、エーザイ、中外製薬、大日本住友製薬、興和、田辺三菱製薬、協和発酵キリン、塩野義製薬、大正製薬HD、小野薬品工業、参天製薬、ロート製薬、沢井製薬、日医工、久光製薬、ツムラ、キョーリン製薬HD、持田製薬、日本新薬、科研製薬、東和薬品、キッセイ薬品工業、シミックHD、ゼリア新薬工業、鳥居薬品、EPSホールディングス、あすか製薬などの計76社
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