データセンター業界の動向や現状、ランキングなどを分析しています。

データセンター業界

DATA CENTER

データセンター業界の動向や現状、ランキングなどを研究しています。国内のブロードバンドのトラフィック量の推移をはじめ、近年のデータセンターの需要動向、業界の今後の展望とデータセンター各社の直近の取り組みなどをご紹介しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

伸び率

+1.0%

利益率

+9.3%

平均年収

628万円

目次

データセンター業界の現状と動向(2021年版)

2020年はデータ通信量が大幅に増加 データセンターの需要高まる

データセンターとは、サーバ機やデータ通信機器などの装置を設置する場所を提供し、それに付帯するサービスを提供する施設のことです。一般的にデータセンターは、インターネット利用量(ブロードバンドのトラフィック数)が増えるほど需要が高まる傾向にあります。

総務省の「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・計算」によると、2021年5月のブロードバンド総ダウンロード数は、前年同月比25.6%増の23,899Gbpsでした。

日本のブロードバンドの総トラフィックの推移(出所:総務省、グラフは業界動向サーチが作成)

上のグラフは日本のブロードバンドの総トラフィック数の推移です。グラフによると、2013年から上昇傾向にあり、2020年から2021年にかけて大幅に増加しているのが分かります。

2013年から2020年までは、インタネットやスマホの普及に加えて、ECやクラウド、SaaS(クラウド上で動くソフトウェア)の使用拡大などを背景に順調に増加してきました。2020年から2021年にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークの普及拡大や外出自粛に伴う自宅時間の増加などが挙げられます。

テレワークの普及により、今後もクラウドやネット通信の需要は大きく伸びることが予想されます。コロナによりデジタルシフトが加速したとも言えるでしょう。データ通信量が増えれば、それに伴うサーバー機器や通信機器の設置場所は増えるため、データセンターの需要も必然的に高まります。

2024年までの平均成長率は9.1%の見込み クラウドへのシフトも

近年のインターネットの普及に加え、テレワーク、クラウド、SaaSやPaaS、IaaSの拡大など、データセンター需要は増加の一途をたどっています。

IDC Japanの予測によると、2019年から2024年のデータセンターの年間平均成長率は9.1%と、高い成長率を維持すると見込んでいます。また、データセンターのサービス形態も非クラウド系サービスからクラウド系サービスにシフトしてゆくとしています。

独立系データセンター運用大手のさくらインターネットは、従来型のデータセンターからクラウド型のデータセンターにシフトしています。東京や大阪拠点のデータセンターをクラウドサービスに最適化してゆきます。

さくらインターネットのクラウドに最適化されたデータセンター

さくらインターネットのクラウドに最適化されたデータセンター

独立系システム会社のAGSは、地盤の埼玉県に新フロアのデータセンターをオープンしました。新フロアでは最先端の空調「コールドアイルキャッピング」を採用。床下空調の冷気の損失低減やラックへの熱の回り込み防止、消費電力削減などデータセンターの効率化と良好な環境構築に注力しています。

ブロードバンドタワーは、東京23区内に4拠点、大阪に1拠点を展開。すべてのデータセンターが都市部に設置され、主要駅からのアクセスが容易な点が特長です。専任エンジニアによる24時間365日のサーバ・ネットワーク監視サービスも併せて展開しています。

クラウドやテレワーク、SaaS、IoT、AI、5Gなど今後、インターネットの通信量は大きく増加するでしょう。あらゆる産業がデジタル化を迎える時代もすぐそこまで到来しています。

今後、データセンターの需要が高まることは確実視されています。一方で、データセンターの利用形態も非クラウド型からクラウド型へとシフトしており、業界内でのイノベーションが進んでいます。デジタル社会を支える重要なインフラとして、データセンター業界のさらなる飛躍が期待されます。

データセンター業界シェア&ランキング(2021年版)

データセンター業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでデータセンター市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

データセンター業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 NTT 1,028 36.7
2 SCSK 582 20.8
3 エクイニクス・ジャパン 354 12.7
4 さくらインターネット 221 7.9
5 AGS 107 3.8
6 伊藤忠テクノソリューションズ 100 3.6
7 ブロードバンドタワー 99 3.5
8 日本システムウエア 75 2.7
9 京阪神ビルディング 71 2.5
10 アイネット 61 2.2
当ランキングはKDDIやソフトバンクなどデータセンター事業の売上高を公表していない企業は省いております。すべての企業を反映したランキングではありませんのでご注意ください。※はデータセンター関連部門の売上高で、NTTはNTTコミュニケーションズ、SCSKはITマネジメント事業、AGSは情報処理サービス事業、伊藤忠テクノソリューションズはITサービス事業、ブロードバンドタワーはコンピュータプラットフォーム事業、日本システムウエアはクラウド・インフラサービス事業、京阪神ビルディングはデータセンタービル事業、アイネットはデータセンター・クラウドサービス事業の売上高です。シェアとはデータセンター業界の規模(対象企業の12社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでデータセンター市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれデータセンター業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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データセンター業界 対象企業一覧
NTT、SCSK、エクイニクス・ジャパン、さくらインターネット、AGS、伊藤忠テクノソリューションズ、ブロードバンドタワー、日本システムウエア、京阪神ビルディング、アイネット、GMOグローバルサイン・HD、GMOペパボの計12社
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