ネット証券業界の動向や現状、シェアなど

インターネット証券の取引

ネット証券業界の動向や現状、ランキングなどを掲載しています。ネット証券の過去の業界規模の推移をはじめ、大手3社の売上高グラフ、2021年と22年の動向、最近のトレンドなどを解説しています。

ネット証券業界(2021-2022年)

ネット証券業界の推移と基本情報

業界規模

0.6兆円

成長率

19.3

利益率

26.3

平均年収

935万円

  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

ネット証券業界の過去の業界規模の推移を見ますと、全体的に増加傾向にあります。特に、2020年と2021年には業績が拡大しています。

ネット証券業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年は記録的な株高が追い風に 22年は年初から下落に

以下のグラフはネット証券大手3社の営業収益のグラフを示したものです。

ネット証券大手3社の営業収益の推移(出所:各社有価証券報告書、グラフは業界動向サーチが作成)

ネット証券大手3社の営業収益の推移を見ますと、SBI HDが大幅に増加しており、楽天証券とマネックスも緩やかに増加しています。3社ともに増加傾向にありますが、2020年と21年の増加幅が特に大きいことが分かります。

2021年のネット証券業界は、昨年から続く世界的な株高の流れを受け、業績は拡大しました。外出自粛により、自宅で株や為替の取引をする個人投資家が急増、ネット証券業界にとっては大きな追い風となりました。

一方で、2022年の株式市況は年初から一転して大幅安に。中央銀行の急激な金融引き締めにより、昨年まで上昇していた株価は急落しました。ネット証券業界において、株安は取引手数料の減少となるので逆風となります。空前の株高だった昨年から状況が一変しています。

ネット証券は、自由な取引時間や低価格な手数料などが人気で近年シェアを拡大しています。ビジネスマンや個人投資家などの現役世代のほとんどがネット証券に移行してます。

近年のネット証券業界の流れとしては、スマホのアプリで株の売買が行える新興のネット企業も進出し始めています。ソフトバンクが出資を行う「ワンタップバイ」やLINEが出資する「フォリオ」、大和証券グループ出資の「スマートプラス」などが挙げられます。いずれもスタートアップの段階であり、どこまで認知度が高まるかがカギとなります。

ネット証券業界 営業収益トップ5(2021-2022年)

順位 企業名 営業収益(億円)
1 SBIホールディングス 3,938
2 楽天証券 899
3 マネックスグループ 887
4 GMOフィナンシャルHD 459
5 松井証券 306

※SBIホールディングスは金融サービス事業の売上高。2021-2022年のネット証券の営業収益ランキングを見ると、首位はSBI HD、2位が楽天証券、3位がマネックスグループとなっています。SBI HDはネット専業証券最大手で、手数料の安さと外国株の種類の豊富さに強みがあります。2位の楽天証券もネット専業証券で、手数料の安さと使い勝手の良さに定評がります。

2021-2022年は、大手ネット証券5社中4社が大幅増収となりました。好調な1年であったことが分かります。

預かり資産の増加とセキュリティーの強化が今後の課題に

ドルなどの資産

ネット証券業界の口座数は、野村HDや大和証券グループ本社などの大手と肩を並べるほどと言われています。ただし、ネット証券は大手証券会社に比べ、富裕層の顧客が少ないため、現状として預かり資産が少ないのが課題です。

また、国内では少子高齢化や人口減少によって今後は投資人口が減る懸念があります。ネット証券存続のため、今後のビジネスモデルの転換が必要になっています。

こうした動向を受け、SBI証券は地方に活路を求めて約30の地銀と提携し、顧客基盤の拡大を図るとともに、若年層向に向けたTポイントでの投資サービスを開始しました。また、楽天証券でも複数の企業との業務提携で、対面で顧客の資産形成サポートの体制を整えるなど、地銀や他企業との提携でビジネスの拡大を強化しています。

また、ネット証券では、システム障害やセキュリティーの向上が課題となります。アクセスの集中によって繋がりにくくなるシステム障害対策や不正アクセスによるセキュリティーの強化は、利用者の信頼を築くうえで欠かせない要素です。新規顧客の獲得が「攻め」と考えれば、システムの強化は「守り」です。「守り」をしっかりと強化しつつ、いかに「攻める」かが今後のポイントとなります。

ネット証券業界 ランキング&シェア

ネット証券業界の営業収益ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することでネット証券市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

ネット証券業界 営業収益&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 SBIホールディングス 3,938
2 楽天証券 899
3 マネックスグループ 887
4 GMOフィナンシャルHD 459
5 松井証券 306

※SBI HDは金融サービス事業の売上高です。シェアとはネット証券業界全体に対する各企業の営業収益が占める割合です。シェアを比較することでネット証券市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれネット証券業界の詳細ランキングページにジャンプします。

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ネット証券業界 対象企業一覧

SBIホールディングス、マネックスグループ、楽天証券、GMOフィナンシャルHD、松井証券の計5社

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