クレジットカード業界の動向、現状、ランキング情報等の研究レポート。

クレジットカード業界

CREDIT CARD

クレジットカード業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向、現状、ランキング、シェアなどを研究しています。過去のクレジットカード業界の市場規模や取扱高の推移とグラフ、業績が伸びている要因や近年のキャッシュレス化の流れなどもあわせて解説しています。マーケティングやビジネス、投資などの市場分析、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

1.6兆円

伸び率

+4.0%

利益率

+12.9%

平均年収

621万円

目次

クレジットカード業界の現状と動向(2021年版)

グラフはクレジットカード業界の業界規模(対象企業の9計)の推移をグラフで表したものです。

クレジットカード業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年のクレジットカード業界の業界規模(主要対象企業9社の売上高の合計)は1兆6,238億円となっています。

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クレジットカード業界の過去11年間の業界規模の推移

2019年のカード取扱高60兆円越え ネット通販がけん引

クレジットカード業界の過去の推移を見ますと、2007年から11年までは減少傾向にありましたが、12年に増加に転じて以降、19年まで右肩上がりを見せています。

クレジットカード取扱高の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)

経済産業省の調べでは、2020年のクレジットカード取扱高は前年比2.7%減の63兆1,984億円でした。過去最高の取扱高を記録した昨年から一転、2020年は減少を記録しました。ネット通販の売上は好調でしたが、実店舗での減少が響いています。

2020年はコロナの影響により、減少に転じましたがクレジットカード業界は順調に増加しています。百貨店や小売り店での利用のみならず、アマゾンや楽天といったインターネット通販の普及に伴いクレジット決済の利用も拡大、業界の牽引役となっています。また、近年台頭しているメルカリなどのフリマアプリも一役買っています。

その他、電気や水道といった公共料金、ふるさと納税および法人税や相続税、源泉所得税などの一部の納税も可能になるなど、ここ数年でクレジットカードの利用範囲は拡大しています。さらに最近ではカードの利用率のみならず、普及率も伸びています。クレジットカード発行枚数は2万8千万枚(2019年3月現在)に達し、一人当たり2.7枚を保有している計算になります。

一方、カード会社の収益源である加盟店手数料においては日本は国際的に高い水準にあります。大手流通業者からや政府からの中小店舗の引き下げ要請など、全体的に下げ圧力が働いています。今後、こうした下げ圧力はさらに強くなるものと見られ、収益性低下に伴う対策が必要となります。

「キャッシュレス化」推進が追い風 決算手段の多様化で競争激化

国内のキャッシュレス決済においてはクレジットカードが主役ですが、未だに現金での支払い率が高いのが現状で、日本のキャッシュレス化は諸外国(普及率40~60%)に比べて遅れを取っています。

こうした状況により、政府は「キャッシュレス化」を推進。キャッシュレス決済の普及拡大を図り、2025年までにキャッシュレス決算比率を現在の20%から40%に高める目標を掲げています。こうした動きはクレジットカード業界には追い風となっており、クレジットカードの利用率も高まりを見せています。

逆説的ではありますが、キャッシュレス化が遅れている日本は成長市場と目され、異業種の参入が相次いでいます。ソフトバンクGPの「paypay」や楽天の「楽天pay」、ラインの「LINE pay」などの『QRコード決済』、交通系の「suica」や「pasumo」、その他、「iD」や「nanaco」といった電子マネーなど、新たな決算手段が普及しています。

QRコード決済や電子マネーにおいてはスマートフォンでの決済が可能なため、使い勝手の良さが消費者に受け浸透し始めています。また、クレジットカード会社に比べ、QRコード決済や電子マネーの手数料は低く抑えられており、手数料がネックである中小の店舗の間では、クレジットカードに比べて普及しやすい傾向にあります。

2019年10月からの消費増税と共に始まった「キャッシュレス・ポイント還元事業(キャッシュレス・消費者還元事業)」を背景に、クレジットカードを含むキャッシュレス決済の利用率は伸びています。新型コロナウイルスによる消費低迷が懸念されるなか、同キャンペーンは終了を迎えましたが(20年6月終了)、同年9月より「マイナポイント」の支援策が新たにスタートしています。

クレジットカード業界は、国内でもカードのタッチレス決済化を進めていますが、多様化する決算手段との競争が激化する中で、どう差別化を図っていくのか、今後の動向が注目されています。

クレジットカード業界シェア&ランキング(2021年版)

クレジットカード業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでクレジットカード市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

クレジットカード業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 イオンフィナンシャルサービス 4,873 30.0
2 クレディセゾン 2,826 17.4
3 トヨタファイナンス 2,388 14.7
4 オリエントコーポレーション 2,305 14.2
5 ジャックス 1,606 9.9
6 アプラスフィナンシャル 785 4.8
7 ホンダファイナンス 547 3.4
8 日産フィナンシャルサービス 524 3.2
9 ポケットカード 384 2.4
※シェアとはクレジットカード業界の規模(対象企業の9社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでクレジットカード市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれクレジットカード会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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イオンフィナンシャルサービス、クレディセゾン、トヨタファイナンス、オリエントコーポレーション、ジャックス、アプラスフィナンシャル、ホンダファイナンス、日産フィナンシャルサービス、ポケットカードの計9社
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