2020年決算の金融業界の動向や現状、ランキング等を掲載

金融業界

FINANCE

2020年決算の金融業界の動向や現状、ランキングなどを分析・研究しています。金融業界の過去の市場規模の推移をはじめ、セグメントごとの推移、主力分野の銀行や生命保険、最近の伸びている分野の動向や現状を解説していきます。就職や転職、マーケティングの参考資料としてご活用下さい。

業界規模

65.8兆円

(3位/170業界)

成長率

+2.2%

(113位/170業界)

利益率

+7.6%

(17位/170業界)

平均年収

713万円

(36位/170業界)

目次

金融業界の現状と動向(2020年版)

グラフは金融業界の業界規模(対象企業の192計)の推移をグラフで表したものです。

金融業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2019年-2020年の金融業界の業界規模(主要対象企業192社の経常収益の合計)は65兆8,885億円となっています。

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  • 10年
  • 11年
  • 12年
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  • 18年
  • 19年

金融業界の過去11年間の業界規模の推移

2020年決算の金融業界は+0.4% 横ばいで推移

金融業界の過去の推移を見ますと、2018年から2019年はほぼ横ばいで推移しています。

金融業界のセグメント動向(2020年決算)

2020年決算の金融業界の動向と現状を見ていきましょう。金融業界はとても大きな業界で、一言ですべてを語ることはできません。こうした大きな業界の動向を知るためには、セグメント(内訳)をじっくり見ていく必要があります。セグメントを見ることで、金融業界全体の動向や現状を正しく把握することができます。

金融業界は主に「銀行」、「証券」、「生命保険」、「損害保険」、「消費者金融」、「クレジットカード」、「リース」の7つのセグメントに分類されます。

金融業界のセグメントごとの業績を分析しますと、「証券」が前年比+4.7%、「クレジットカード」が+4.2%、「リース」が+4.0%で、「生命保険」は-4.7%でした。一方、金融業界全体では+0.4%の増加となっています。

金融業界は7つのセグメントに分けられますが、規模的には「銀行」と「生命保険」がとても大きく、これら2つのセグメントが金融業界に大きな影響を及ぼします。2020年は、「証券」や「クレジット」、「リース」が伸びたにも関わらず、規模が大きい「銀行」や「生保」の業績が振るわなかったため、金融業界全体の伸びはいまいちでした。

金融主力の「銀行」と「生保」は苦戦が続く

金融業界の中心である「銀行」と「生保」は近年、業績が振るいません。銀行は前年比+1.3%、生保は-4.7%でした。

「銀行」と「生命保険」の業界規模の推移

「銀行」の内訳を見ますと、「メガバンク」では前年比+1.5%、「地方銀行」は+0.4%の増加でした。メガバンクに比べ、地方銀行の落ち込みが目立っています。

近年の銀行は「マイナス政策金利」の長期化により、「低水準の貸出金利」が常となっています。いわゆる銀行の「稼ぐ力」が長く低迷する中で、地方では人口減少と高齢化が加速。そこに、新型コロナが追い打ちをかけました。銀行業界の現状はとても厳しいと言えます。

生命保険業界も、「標準生命表」の改定に伴う死亡保険料の値下げ、低金利による外貨建て保険の低迷が続いているなか、新型コロナが追い打ちをかけました。以前からネット販売に押されていた対面販売は、新型コロナの影響により自粛を余儀なくされました。

金融の「銀行」、「生命保険」ともにコロナによる影響はありますが、いずれもコロナ前から苦戦が続いていたところがポイントです。なぜうまくいかなかったか、その本質を分析し、改善することが重要です。

証券、クレジットカード、リースが好調

金融業界で2020年に伸びた分野は、「証券」、「クレジットカード」、「リース」でした。

「証券」と「クレジットカード」と「リース」の業界規模の推移

証券」は株式市場の動向に左右される傾向がありますが、20019年の株式市場は米国、日本ともに好調で、投資家の流入も多く見られました。これに伴い、個人向け、機関向け、対面、ネットともに好調を記録しています。また、各社のアセットマネジメント(資産運用)部門も好調に推移しました。

クレジットカード」も好調に推移しました。2019年のクレジットカード取扱高は64.9兆円で、過去最高を記録しています。景気の回復に加え、インターネット通販の拡大が追い風となっています。「リース」も好調で、資金調達面での恩恵を受けています。

2020年決算の金融業界は、分野によって業績に偏りが見られました。しかしながら、これらデータは2020年前半のもので、後半のコロナの影響を加味していません。業績に陰りが出ている金融分野もありますので、今後も動向を注視する必要があります。

金融業界シェア&ランキング(2020年版)

金融業界内における経常収益及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで金融市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

金融業界 経常収益&シェアランキング(2019年-2020年)

  企業名 経常収益 シェア
1 三菱UFJFG 72,990 11.1
2 三井住友FG 53,143 8.1
3 第一生命HD 48,854 7.4
4 みずほFG 39,867 6.1
5 東京海上HD 35,983 5.5
6 MS&ADインシュアランスG 35,737 5.4
7 かんぽ生命保険 32,455 4.9
8 SOMPOホールディングス 28,254 4.3
9 オリックス 22,803 3.5
10 野村HD 19,524 3.0
※シェアとは金融業界の規模(対象企業の192社合計)に対する各企業の経常収益が占める割合です。シェアを比較することで金融市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ金融業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

金融業界 その他のランキング

金融業界の関連業界

金融業界の関連業界を一覧で掲載しています。関連業界の動向もあわせて見ることで、その業界をより深く知ることができます。関連業界の現状や動向、ランキング、シェアもぜひチェックしてみてください。
金融業界 対象企業一覧
三菱UFJFG、三井住友FG、第一生命HD、みずほFG、東京海上HD、MS&ADインシュアランスG、かんぽ生命保険、SOMPOホールディングス、オリックス、野村HD、ゆうちょ銀行、ソニーフィナンシャルHD、T&Dホールディングス、三井住友トラスト・HD、三井住友ファイナンス&リース、東京センチュリーリース、三菱UFJリース、りそなHD、芙蓉総合リース、大和証券グループ本社、みずほリース、JA三井リース、日立キャピタル、イオンフィナンシャルサービス、三菱UFJ証券HD、NTTファイナンス、新生銀行、SBIホールディングス、リコーリース、クレディセゾンなどの計192社
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