2021年の新聞業界の特徴や動向、ランキングなどについて解説します。

新聞業界

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新聞業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで新聞業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

1.5兆円

伸び率

-6.4%

利益率

+2.0%

目次

新聞業界の現状と動向(2021年版)

グラフは新聞業界の業界規模(対象企業の25計)の推移をグラフで表したものです。

新聞業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の新聞業界の業界規模(主要対象企業25社の売上高の合計)は1兆5,788億円となっています。

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  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

新聞業界の過去6年間の業界規模の推移

2020年の新聞発行部数は3,500万部 3年連続で200万部超の減少

新聞業界の過去の推移をみますと、2015年から2020年にかけて減少傾向にあります。

日本新聞協会によると、2020年の日刊紙の発行部数は3,509万部となり、前年から271万部の減少となりました。新聞の発行部数は減少傾向で、2008年頃から年間約100万部の減少がみられます。2018年以降、3年連続で200万部超の減少を記録しており、減少幅の拡大も止まりません。

こうした動向の中、新聞各社は紙面からデジタルへと大きくシフトしています。デジタルシフトがうまくいっているのは日本経済新聞社で、電子版の有料会員数は81万人、本誌・電子版購読数は266万人でした(2021年6月現在)。電子版は20代の伸びが顕著で、女性の利用も増えています。

厳しい状況が続いている新聞業界ですが、その影響は地方紙も同様の動きが見られます。群馬県で唯一の地方紙である上毛新聞は、2016年から2017年の発行部数は30.1万部と維持していましたが、2019年には30万部を割り込みました。山梨を中心に発行する山梨日日新聞、鳥取県を中心に展開する日本海新聞なども同じく部数を維持していましたが、同様に4~6%の落ち込みを記録しています。

大手新聞社が苦戦する一方で、一部の地方紙は、地域に根差したローカルなニュースで需要の堅調さをみせていましたが、業績低迷に伴う人員の削減、購読者の高齢化などを背景に減少に歯止めがかかりません。

2020年の新聞広告費は18.6%減 デジタル版の収益確保が急務

経済産業省の調べによると、2020年の新聞広告費は、前年比18.6%減の2,258億円で8年連続の前年割れを記録。減少幅も前年に比べて拡大しました。今後の新聞の発行部数の減少は加速するとみられ、購読料と広告から得られる収入源もさらに減る見通しです。

今後も紙媒体からの収益が見込めないため、デジタル版での収益確保が重要になりますが、広告収入は紙媒体よりも少ないのが現状です。そのためデジタル版の利用者を拡大することが急務となります。

大手新聞社の中でもデジタル化、有料化に成功したのが日本経済新聞社です。同社は他社に先駆けて有料版の『日経電子版』を展開。スマホやPC、タブレットでいつでも見られる環境をいち早く構築しました。

ネットで無料の情報が手に入る現在において、有料版への誘導はハードルが高くなります。無料では手に入らない有益な情報をいかに読者に提供できるか、厳しい環境の中、待ったなしの改革が急がれます

新聞業界シェア&ランキング(2021年版)

新聞業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで新聞市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

新聞業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 日本経済新聞社 3,308 21.0
2 読売グループ本社 3,067 19.4
3 朝日新聞社 2,937 18.6
4 毎日新聞グループHD 1,537 9.7
5 中日新聞社 1,076 6.8
6 産業経済新聞社 878 5.6
7 北海道新聞社 407 2.6
8 神戸新聞社 396 2.5
9 西日本新聞社 349 2.2
10 中国新聞社 244 1.5
※読売グループ本社は読売新聞基幹6社の売上高です。シェアとは新聞業界の規模(対象企業の25社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで新聞市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ新聞会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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